今日は用事で昼から名古屋に行きました。
本当はもう少し早く出かけて、栄のラシックで昼食を摂る予定だったのですが、遅くなってしまったので昼食は我慢して早い夕食を名古屋駅松坂屋7階の
北海道郷土料理『石狩』でいただきました。
メニューを見て目に入ったのが「北海珍味五種盛り」(800円)。「珍味」という言葉に弱い私はまずこれを注文。
●いか松前漬け
●鮭切り込み
●氷頭(ひず)
●鰊(にしん)と数の子酢漬け
●ほや塩辛
まず手をつけたのが「いか松前漬け」。これがなんとも美味! といっても強烈な個性を放つ味ではなく、醤油だかダシだかわかりませんが、これの味が控えめな主張ながら優しい味。いかが新鮮なのか、柔らかく噛み切れてなんともいい食感。
「鮭切り込み」。「切り込み」とは「生の鰊や鮭を細切りにし、塩と米麹で漬け込み熟成させたもの。製法は塩辛に近い。 なんばん(唐辛子)を加えることもある。」とのことで、これは珍味。
「氷頭(ひず)」。「氷頭とは鮭の鼻先の軟骨の部分のことを指す。氷のように透きとおっているためこのように呼ばれる。主に普通のなますと同じく、正月の祝い膳に用いられる。生の鮭の頭部を薄切りにし、塩をして酢で洗いさらに酢につけてしばらく置いた後、荒めに切って洗っておいた大根と合わせて、酢・砂糖・塩を合わせた調味料で和える。好みにより千切りにした柚子の皮をのせたり、イクラをのせてもよい。見た目透き通った軟骨のこりこりとした触感がこの料理の身上である。」とあります。
確かにこりこりしていて美味しいデス。
「鰊(にしん)と数の子酢漬け」。鰊の酢漬けはコハダのよう。これに数の子のプチプチがいい食感。
「ほや塩辛」。思ったよりもクセはなく、ちょっと水っぽい感じがありました。
それぞれ確かに「珍味」という感じで、注文した価値がありました。中でも一番美味しかったのは「いか松前漬け」でした。
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メインディッシュは
「石狩御膳」(1,500円)
●サラダ
●天ぷら
●煮物
●冷物
●刺身
●焼物
●ご飯
●茶碗蒸し
●味噌汁
●香物
という内容デス。
「サラダ」は蟹の足つき。個人的に蟹にそれほど思い入れはないので、まぁボチボチ。
「天ぷら」は獅子唐、ナス、ニンジン、カボチャに海老2本。抹茶塩でいただきました。サックリした食感はやはりプロの腕でしょうか。私が作ると油がベタベタになりますからなぁ。
「煮物」は飛龍頭。普通に美味しいです。青大豆のトッピングがいい彩りです。
「冷物」は蟹味噌豆腐。最初はゴマ豆腐かと思いましたが、どこかで食べたことがある味・・・と思ったら蟹味噌でした。これもまた珍味ですね。美味しかったデス。
「刺身」は甘エビ、サーモン、鮪(マグロ)、キュウリにツマ。それぞれ新鮮で美味しいです。
「焼物」は鰆(さわら)の醤油漬けを焼いたもの(と思います)。鰆はそのまま焼いても淡白ですが、これは美味しいです。あと玉子焼き。
「ご飯」はどういうわけかあまり美味しくありませんでした。他が美味しいだけに残念。
「茶碗蒸し」は中の鶏肉がちょっと淡白。個人的な好みですが、私は皮付きもも肉が好きなので。
「味噌汁」は普通の合わせ味噌。普通の味。
「香物」は沢庵、しば漬け、緑の漬け物。
こちらは「天ぷら」と「冷物」が特に美味しかったです。
たまたま入ったお店ですが、なかなか美味しく、オススメのお店です。