テレビ東京『ワールドビジネスサテライト(WBS)』で日本酒に関する興味深いニュースが。
スパークリング日本酒がいまブームで、今後の日本酒売上に期待がかかるという内容。
世界一の日本酒を決める『サケ コンペティション 2018』での
各部門での主な受賞銘柄は画像の通り。
1,772銘柄の中からブラインドテストで評価されたそうです。
その中で、純米吟醸部門の1位が『作 恵乃智』。
これはワタシの地元・三重県鈴鹿市の酒蔵、
清水清三郎商店のものでちょっとビックリ。
この銘柄はワタシも一度飲んだことがあります。
2016年の伊勢志摩サミットで供される日本酒ということで
WBSが誤報した銘柄(笑)。
過去のエントリー:
● 2016.05.28 伊勢志摩サミットで供されたのとはちょっと違う(笑)、『作(ざく)恵乃智(めぐみのとも)』
● 2016.05.24 テレビ東京『ワールドビジネスサテライト』で伊勢志摩サミットの乾杯酒が!
スパークリング部門で1位になったのが
『南部美人 いわさけスパークリング』((株)南部美人/岩手県)。
『南部美人』はワタシも何度か呑んだことがありますが、
スパークリングはまだありません。
『南部美人』の社長がWBSのインタビューに応えていましたが、
「透明」で「瓶内二次発酵」、「シャンパン並のガス圧」を
実現するのは難しいとのこと。
海外展開する上で、シャンパンに似せた日本酒ということで
売り込んでいるようです。
ちなみに過去10年余りで日本酒の海外出荷は2倍になっているようです。
その中でもスパークリング日本酒は受け容れられやすいとのこと。
一方、こちらは2016年の国内の日本酒の年代別消費量。
若者の消費量は高齢者の1/5ぐらいしかありませんが、
スパークリング日本酒は若者層(特に女性)に受け容れられやすく、
今後の底上げに期待が持てるというコメントがありました。
また、インバウンド需要にも対応すべきだとのことでした。
ワタシ的には、ほとんどの日本酒酒蔵が小規模零細企業で
かつ高度な職人集団によるものだと思っているので、
中途半端な大衆向け日本酒を作るよりも、
金持ち向けの純米大吟醸とか、結婚式の乾杯用とかの
高価格帯でしっかり利益を出すべきだと思っています。
とにかく、今後の日本酒酒蔵の努力に期待!