映画『日々是好日』を観てきました。
故・樹木希林さんが出ているからとか、
黒木華がタイプだとか、多部未華子が好みだから、
などという理由ではなく、モチーフが茶道だったから。
公式サイト:映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)公式サイト 2018年10月13日公開。
2人の大学生が茶道を習い始めるところがスタートですが、
門外漢目線で茶道というものを見ているところが楽しい。
茶道では左足から踏み出して畳一畳を7歩で歩くとか、
茶道具の置き場所は畳●目分だとか、
袱紗(ふくさ/ハンカチのようなもの)の扱い方には
厳密な手順があったりするようですが、
「(これらに)どういう意味があるんですか?」との質問に
「意味なんてわからなくていいの。お茶はまず『形』から。
先に『形』を作っておいて、その入れ物に後から
『心』が入るものなのよ。」との答え。
なかなか奥が深い。でもやっぱり、現代人のワタシとしては
一つ一つの所作の理由を知りたいところ(笑)。
紆余曲折がありながらも、主人公の典子(黒木華)は
茶道を続けるのですが、後半では『一期一会』が大きなテーマに。
ストーリーの流れで展開が読めてしまったのですが、
それでも泣かされました。
ワタシ自身、茶道を習ったことはありませんし、
これからも習わないだろうとは思います。
なぜなら、安土桃山時代に千利休が大成した『茶道』が
今もさほど変わらず引き継がれているからです。
『茶道』の所作はその当時の服装(和服)、空間(和室)、
エネルギー(炭火)などをベースに作られており、
現代社会とは合わなくなっていると思うからです。
もし、千利休が現代に生きているとしたら、
茶道を安土桃山時代と同じスタイルで成り立たせるとは
全く思えないからです。
では、現代においても通用する茶道の本質とは何か?
この映画では自然に対して五感を研ぎ澄ませること、
自然を受け入れること、と『一期一会』
であるように感じました。
昨晩深夜(というか今日の未明)に台所でコトコト煮込み料理。
具材は豚バラブロック肉とジャガイモ、ニンジン、
ブナシメジ、キクラゲ、糸こんにゃく。
味付けは味の素『ほんだし』のみ。
豚バラブロック肉のみフライパンで表面に焦げ目をつけ、
あとは鍋に全具材を投入して30分ほど煮込み、火を消して放置。
昼に小鍋に一人前を取り分け、ゆで卵と小松菜も追加して温め直し。
味付けはミツカン『こなべっち 寄せ鍋』。
食べてみたら、野菜類は味が沁みていてイイ感じでしたが、
肝心の豚バラ肉は旨味が抜け出した感じでイマイチでした(笑)。
夕食は同じ大鍋からまた一人前をフライパンに取り分け、
ミツカン『かんたん酢』をドバッとかけて煮ました。
水分をある程度飛ばして完成。
食べてみると、激ウマではありませんが、
不味くて食べられないというレベルでもなく、
酢を使っているので健康にはイイかも(笑)。