教えた成功法則をさらに広げていく小学生

辰巳ジャンプで大切にしていることのひとつに「3%成功理論」というものがあります。これはアファメーションで有名な「望めば叶う」の著者であるルー・タイス氏の考えを私なりに応用して使っているものです。

望めば、叶う―自分を高め人を導く成功法則
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まずはこの本に書かれていることを紹介します。

目標を設定するかしないかで、ほんとうに最終的な達成感に違いが出てくるのだろうか。一言で言えば、答えは「その通り」である。わたしは何年も前から、みなさんの手伝いをして、正しい目標設定こそすべてを可能にする現実的な習慣であることを理解してもらってきた。こんな例がある。1953年のエール大学卒業生を対象とした調査だ。学生たちに、彼ら自身についていろいろ質問したのだが、そのなかに目標に関する項目が三つあった。
「あなたは目標を設定していますか?」
「その目標を書きとめてありますか?」
「目標を達成するための計画がありますか?」
全部の質問にイエスと答えたのは、学生の3%にすぎなかった。

20年後、追跡調査が実施された。その結果、目標設定に関する質問にイエスと答えた3%の学生は残りの学生に比べて幸せな結婚をし、選んだ職業でも成功し、家庭生活にも満足し、健康状態も良好だった。それだけではない。53年卒業生の総資産の97%は、この3%の手に集中していたのだ。これでおわかりになっただろうか。はっきりした目標を決めると、それまでは閉ざされていたチャンスが開かれ、これからお話しするような、一生を通じて役に立つプロセスが始まる。 


この文章に「3%成功理論」の根拠を得て、辰巳ジャンプでは子どもの指導に使っています。どんなことでもいいから「3%」に入る努力をしなさいということを年がら年中言い聞かせています。ただ「3%に入れ」と言っても具体的ではないので小学生の子どもたちには分かりにくいため、私から例をあげながら最後は子どもたちに、自分の行動を決めさせるように指導していきます。

例えば、日曜日の交流試合の前に教えたことが「トイレの法則」でした。この法則は現6年生がしっかりと心に刻み、心がけてきた成功法則です。

「トイレのサンダルが乱れていたら、きれいにそろえなさい。そういうことは子どもとか大人に関係なく、やらない人はまったくやらない。毎回毎回サンダルをそろえる人は、まさしく3%もいないだろう。だからそういう人は神様のような力を持つのです。6年生はチームとして7年ぶりの都大会を勝ち取ってきたけど、今教えた3%のこと、トイレのサンダルをそろえるということを意識して取り組んできました。
バレーボールだけじゃなくて、どんなスポーツでも強いチームは誰よりも早く体育館に行って準備をし、最後まで残って片付けをします。強いチームの先生も子どもたちも、誰もやらないことをすることで勝てるようなチームになることをわかっているんだね。もう分かったでしょ、辰巳ジャンプは強くなるために“3%の行動”をします。今日はまずトイレに行ったらサンダルをそろえるようにしてごらん。」

この言葉を受けて、素直に行動してくれるのが新チームのすごいところです。翌日、ある子の反省ノートを読んでみると次のように書いてありました。

「先生からトイレのサンダルをそろえることが大切だと教えてもらったのでやろうとしたら、サンダルがありませんでした。だから、ティッシュで手洗い場をきれいにふいてみました。そしたらなんだかすごく気持ち良い感じがしました。」

この行動に大きな拍手を送りましょう。私たちのチームの子どもたちは、こんなに応用力があるのです。

『お金や物よりも健康の方がすぐれている。その健康よりも心の強さが一番である。』という価値観を実感させたい。そのために、たくさんの知識を与え、その知識が行動につながるように具体的な目標を立てさせ、行動した体験から知識を統合化させ生きた智慧とし、適切に評価し、そして子どもに評価を返し、プチ成功感を積み上げて自尊感情を育て、自然に心を鍛えることこそ本当のメンタルトレーニングであると私は考えます。そして教育実践します。

アファメーション
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努力はいらない! 「夢」実現脳の作り方
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夢は宣言すると叶う
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てなわけで、子どもたちへのメッセージはやはりこれだな 「ZARD 負けないで」

ZARD 負けないで


これも辰巳ジャンプの応援歌の仲間に入れてくださいね!


「負けないで」

負けないで もう少し 最後まで走り抜けて
どんなに離れてても 心はそばにいるわ
おいかけて はるかな夢を

負けないで ほらそこに ゴールは近づいてる
どんなに離れてても 心はそばにいるわ
感じてね みつめるひとみ



危なくなってきた時に、この応援歌を歌おう!!!

私にとって、坂井泉水さんは神様なのです!
辰巳ジャンプが復活できたのも、坂井泉水さんのおかげです。

「ZARD最終ライブ」に参加できた喜び


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全脳思考チャートで勝利のストーリーを作成

猛烈夏休み練習の2日目。辰巳ジャンプの最大のストロングポイントは、子どもたちが練習を休まないことです。今日もほぼ全員が練習参加しています。この夏休み、子どもたちのモチベーションを最高レベルに上げるために、練習を始める前に40分間ほどミーティングをしています。


【8月8日の指導】『石川佳純選手のエピソードから分かること』

昨日は「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~という新聞記事を配り、ここから読み取れることを話し合いました。子どもたちから出た意見を箇条書きしておきます。

(1)卒業文集は何度も見るので、ずっと覚えていられるから、夢が実現する。
(2)卒業文集をなくす人はいないから、たくさんの友達も、そこに書いてある夢を応援し続けてくれる。
(3)石川選手は、いろんな人から応援されている。きっと試合の時にも応援してくれている人たちのためにも頑張れるのだろう。
(4)オリンピックに出ると書いて、何度も読んでいるから、苦しい練習もそれが当たり前になって耐えられる。
(5)目標が大きいから努力も大きくなる。目標に向かって階段をのぼるように進んでいくことが大事だと思う。

最後に私から、石川選手の人柄をあらわすエピソードを紹介して、「まわりの人たちのためにも頑張ることが大事」なのだということを教えました。



【8月9日の指導】『全脳思考チャートで勝利へのストーリーを作成』

この記事にリンクしてある画像が「全脳思考」で子どもたちの意見を引き出したメモです。
東京新聞杯予選を戦って、最後に120%ハッピーにさせたい相手は誰なのかから考えたところ、辰巳ジャンプのキャラクターである「たもちゃん」にまとめられました。たもちゃんは子どもたち、保護者、卒業生、監督である私、学校の先生等々、辰巳ジャンプにかかわるすべての人たちの象徴です。

たもちゃんは、支部決勝の最終日にこのようなセリフを語ります。
「ヨッシャー! 超うれしい! みんなありがとう! とうとう1位になった! これまでバレーボールを続けてきて良かったね! 私たちは宇宙一の幸せ者だ! だから次の都大会も全力でがんばろう!!!」

現状のたもちゃんはどうかというと、
「ダメだ。相手が強いし、ミスがこわいし、負けたらどうしよう・・・ 勝つなんて無理なんじゃないかな・・・」
というマイナス思考。こうならないように、勝利イメージからの逆算思考をしながら、いろいろと考えたところ、この夏休み練習の中で声に出していきたいキーワードをたくさん発見できました。

「あきらめない!」「大丈夫!」「強気!」「みんなで頑張る!」「絶対勝つ!」「全力投球!」「私たちが一番強い!」「ねばるぞ!」「あと一歩!」「もう一歩!」「苦しくても頑張ろう!」「汗だくで練習!」「どのチームよりも声!」

私たち辰巳ジャンプは、こういう言葉を練習中に使うことで、最強の心に鍛え上げ、自分たちの持っている力を120%発揮できるように努力をすることになりました。1人でも弱気になったら、すぐに他の子が声をかけて立て直し、グイグイ前進していきましょう。

この全脳思考で考えたことを実践することによって、チームの象徴である「たもちゃん」が手にする贈り物(ギフト)は『都大会に支部1位で出場』という結果ということになります。


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ところで、卒業生のマユ先輩がインターハイでは全国のベスト4になり、大会優秀選手にも選ばれました。
さらに東京都代表として、『マドンナカップ』というビーチバレーの全国大会にも出場しています。
こちらもみんなで応援していきましょう!!!
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さっそく書いてきた! 小学生のアファメーション作文

夏休みの猛烈練習スタート初日の今日、さっそくレフトアタッカーの子が「アファメーション作文」を書いてきました。辰巳ジャンプの精神的な支柱はこの子のメンタル面が最強になることこそ私が求めていることなので、期待以上の行動をしてくれたわけです。8月2日のブログ記事に「卒業文集に書いた夢は実現しやすい」~読売新聞・石川佳純選手の記事より~と紹介し、「アファメーション作文を書こう」と呼びかけたことに真っ先に反応して書いてきた決意文です。

辰巳ジャンプでは「宣言すれば夢は叶う」ということを子どもたちに教えています。そこで、せっかく子どもが書いてきた作文ですから、広く読者の皆さんに紹介します。読まれた方は、ぜひ辰巳ジャンプの子どもたちを応援してあげてください。

(なお、マインドマップで拡散思考しながら文章設計しているだけで、次に必要な“校正”をすることなく作文にしたものなので、内容が整理されていませんが、この子の強い思いは伝わると思いますので今回はそのまま掲載します。)

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「東京新聞杯」 H.H(6年)

私たち辰巳ジャンプは東京新聞杯関東大会予選で都大会に行き、優勝します。都大会に行けるのは最後の大会です。支部1位で必ず通過し、努力してつらい練習でもガマンします。ガマンはバレーボール界の合い言葉、常に意識すれば都大会でも勝てます。練習は本気で集中し、ボールや人の動きをよく見ます。モルテンのボールは伸びて、ミカサのボールは落ちます。そういうことも頭で考えて練習すれば、判断力がついたり、落下点に入れたりして、試合でもできるようになると思いました。

最後の大会なので、悔いのない試合をして勝ちます。辰巳ジャンプなら勝てます。支部1位になるには、100%全力で本気を出して、ダラダラせずに、1人1人がテキパキ、しっかりと役目を果たせばいいと思います。都大会で優勝すれば都NO1で強いと思われるし、思われたからには負けられません。21-0で勝つためには、サーブをミスせず、90%以上の確率で入れ、サービスエースを21本連続で取ります。サービスエースの合格は30%ですが、30%を超え、40%になれば楽だと思います。みんなが30%以上の確率になったら最強だと思います。

都大会で優勝すれば有名になります。有名になれば練習試合を頼まれてそれも勝ちます。試合をする度出来ることが増えれば、もっと強くなれます。相手も「勝てない」と気持ちが弱気になります。

学ぶということは「マネる」ということで、レシーブの仕方や面作りなどを見て、「こうすればAパスが入る」と考えるといいと思います。

東京新聞杯は引退もかかっています。負けたら終わりだし、プレッシャーもすごくかかると思います。でも負けません。そのために練習をまじめに全力でやります。引退するのは関東大会に出場して優勝してからです。関東大会には絶対出ます。絶対=必ずです。都大会でも優勝します。関東大会でも負けないで、失セット0、2-0でストレート勝ちします。

予選では21-5でSチーム、Kチームに勝ちます。Sチームにはもう負けません。優勝するためには全勝、全部勝ちます。強いチームは辰巳ジャンプ、辰巳ジャンプは無敵です。悔いのない試合をするには、自分たち、辰巳のバレーをすることが大事です。辰巳のバレーは宇宙一です。辰巳はサーブで点を取ります。

東京新聞杯は6年生にとって最後の大会です。ラストチャンスだし、あと1回しかありません。チャンスを有効に使い、プレッシャーにも打ち勝ちます。打ち勝つためには本気、強気で練習、試合し、つらくても苦しくても耐えれば結果が付いてきます。チャンスは物にして、自分達でリズムを作って乗り、流れに乗ります。呼吸を合わせ、かけ声をかけて、1,2,3でステップします。リズムに乗り、先へ先へと先回りのレシーブをして、アタッカーを苦しめて勝ちます。最後なので負けられません!!全勝して連勝して圧勝します。1,2,3,4と声を出します。ただ声を出すのではなく、意味のある声を大きく出します。それに1人がやってても意味はないので、全員で出します。絶対負けたくない。無敵で無敗、失セット0で勝利します。

関東大会でも初出場、初優勝します。歴史を新しく作ります。2012年度チームならできます。強いプラス思考で練習、試合をします。予選は9月9日。予選1日目、Sチームに圧勝します。もちろんNチームやKチームにもです。関東大会出場すれば有名になって、TVや新聞で取り上げられ、メディアからもたくさんの人が見て、辰巳ジャンプを応援したくなって、バレーボールをやってみたいという人も増えて、部員UPしたり、バレーボールの競技者人口も増えると思います。関東大会で優勝してトロフィーと金メダル、賞状をもらいます。

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アドバイス的なことを付け加えますと、この文章をいったん整理してスッキリ読みやすくし、さらに自分たちのことだけでなく、自分たちを支えてくれている方々のことまで思いが及ぶようになると、本物のメンタル強化につながります。私が担任していた学級の受験組が全勝するのも、自分のことだけを考えながら受験するのではなく、支えてくれる方や応援してくれる仲間と一緒に戦うから120%の力を発揮することになり、合格してきたのです。
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U10大会に見た辰巳っ子の素晴らしさ

保護者の皆様全員が知っているわけではないと思いますので、U10大会でのエピソードを紹介します。

この4年生以下の大会。開会式で「チーム紹介」をします。キャプテンがチームのことを紹介するイベントです。朝の監督ミーティングの時に「今日は開会式で全チームがチーム紹介をします。」という話題になった時に、私は、
(しまった~!忘れていた!子どもたちにチーム紹介があることを伝え忘れた・・・どうしよう・・・)
と思っていました。

監督ミーティングが終わってすぐにキャプテンのところに行き、
「実は今日の開会式で、チーム紹介をすることになっているんだけど、できるかな?」
とたずねました。すると4年生のキャプテンは、
「はい、いちおう練習してきました。」
と言うではないですか。前日の練習の時には話題にもあがらなかったのに、4年生のキャプテンが自主的に考えてきた。
「ならば失敗しないように、今、練習してみて。」
とやらせてみると、
「おはようございます!私たちは江東区から来た辰巳ジャンプです!今日の試合では優勝目指して全力でプレーするのでよろしくお願いします!」
と言いました。よく考えてきました。一発で合格の内容でした。

自画自賛になりますが、辰巳ジャンプの子どもたちって、「誰もが応援したくなるチーム」を目指しているだけあって、子どもたちの心の中にも自分たちのことをしっかりアピールしていこうという気持ちが育っているのだと確信しました。

しかも、開会式本番では、4年生キャプテンが練習した言葉とはちがう言葉で、どのチームよりもキビキビとあいさつできたのです。

「私たちは今日の試合で最後まであきらめずに全力プレーをします!」

体育館中に響く大きな声でチーム紹介をすることができたので、会場にいた他チームの保護者の方々からも、「えらいね、しっかりあいさつできて、素晴らしいチームだね」というつぶやきが聞こえてきました。


こういうメンタルなことは、日頃から育てていないと即座にはできないことです。
4年生であっても「誰もが応援したくなる辰巳ジャンプ」を意識して行動することができている。それを確かめることができたU10大会の開会式でした。こういう素直な心根のチームは必ず大きな結果を残すようになります。「全力少女」をキャッチフレーズに進んでいる辰巳ジャンプ4年生チームに大きな拍手!
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子どもたちの生き方を支える名言集(2)

シリーズ第2回目は、この本に書かれている自分を変える方法についてお伝えします。

キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法
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幻冬舎


(1)脱いだ靴は、そろえる。
辰巳ジャンプの子どもたちは、体育館のトイレにあるサンダルが乱れていたら、整理整頓することが習慣になっています。

(2)水の流れる場所をキレイにする。
水道をきれいに使いなさいという指導もチーム内にあります。

(3)「やらなきゃいけないこと」をすべて書き出す。
私たちのチームは、練習ノートを書いてくることが「練習参加証」になっています。子どもたちはそのノートに、自分がやらなきゃいけないことをたくさん書いています。これを確認しながら練習や試合をしています。

(4)メモ帳を持ち歩く。
公式戦や練習試合では、必ず相手チームの分析や良い点をノートに書いて、自分のバレーボールの役に立てています。書いたメモの中に、成長への宝物が発掘されます。

(5)口ぐせを変える。
マイナスな言葉が口ぐせになっているとバレーボールはうまくなりません。「プラス思考」「ポジティブシンキング」が辰巳ジャンプの子どもたちの合い言葉になっています。「できない」という言葉は禁句。「できない」ではなく「やってみる」を口ぐせにする努力をしています。

(6)迷った時には勇気がいる方を選ぶ。
私が大学生時代に先輩から教わった言葉に「迷ったらアクセル」があります。どうしようと迷った時にはブレーキをかけるのではなく、一歩前に進むことを教えています。だからこのブログのタイトルが「一歩いっぽ・・・前に前に」となっているのです。

(7)1日10回「ありがとう」を言おう。
小学生バレーボール界全体の合い言葉が「ありがとう」です。バレーボールの練習や試合をするために、親や指導者、大会の役員の方々など、多くの人たちの支援があってこそ活動できます。そのことに感謝の気持ちを持って活動していれば、上達も早いはずです。

(8)絵を好きに描いてみる。
辰巳ジャンプの子どもたちが書いている練習ノートには、たくさんの「絵」が描かれています。優勝したイメージ、スパイクを決めたイメージ、ナイスレシーブのイメージ、世界一のチームになるイメージなど。これもまた自分を変えていくイメージ作りになるわけです。

(9)自分からあいさつをする。
 ・どのチームよりも早く、大きな声であいさつをすること。
 ・体育館に入る瞬間に自分の脳にスイッチを入れるイメージであいさつをすること。
 ・気持ちのこもったあいさつをすること。
 ・誰もが応援したくなるような振る舞いをすること。
 このようなことを指導し、心がけるようにさせています。

(10)自分の気持ちを言葉で伝える努力をする。
自分が今何をしたいのか、してほしいのかを言葉にして伝える努力をコート内でするように徹底しています。だまってバレーボールをしていたら、コートから出されるのが辰巳ジャンプです。


本の中から10項目を抜粋して、チームの活動に合わせて紹介しました。読みやすい本ですから一読することをお薦めします。大人でも自分の行動をポジティブに変えることに役立つはずです。
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心の東京革命・・・トップアスリートからのメッセージ!!

「心の東京革命」とは、東京都が推進しているプロジェクトのひとつです。

「心の東京ルール~7つの呼びかけ~」
☆ 毎日きちんとあいさつさせよう
☆ 他人の子どもでも叱ろう
☆ 子どもに手伝いをさせよう
☆ ねだる子どもにがまんをさせよう
☆ 先人や目上の人を敬う心を育てよう
☆ 体験の中で子どもをきたえよう
☆ 子どもにその日のことを話させよう

この呼びかけを辰巳ジャンプに当てはめて考えると、すべてが当てはまります。

(1)あいさつをきちんとさせている
(2)チームの大人は他人の子どもでもしっかり毎日叱っている
(3)指導者の接待やコート準備など、子どもたちにたくさんのことを手伝わせている
(4)“がまん”は小学生バレーボールの合い言葉である
(5)偉大な人の言葉をたくさん教えている
(6)バレーボールの体験を積み、さらにその意味合いまで教えている
(7)各家庭の話題としてバレーボールのことを話している

まさにお手本のような活動をしていると自負しています。(自慢しすぎかな・・・)


この「心の東京革命」の取り組みの中で、トップアスリートからのメッセージを特集している新聞が発刊されましたので紹介します。

【宮澤ミッシェル(サッカー)】
目と目を見て「あいさつ」をした瞬間に、心がつながる

【米田 功(体操)】
「夢」や「目標」を口に出して周りの人に言ってみよう。これが達成の第一歩。

【小椋久美子(バドミントン)】
お父さんやお母さんのおかげで、学校に通えたり、ご飯が食べられたりする。感謝して「ありがとう」が言えるようになろう。

【三浦淳寛(サッカー)】
相手のことを思いやった会話をたくさんすることで、仲間意識、信頼関係ができる

【千葉真子(陸上)】
あいさつをすることで、いろいろな出会いが自然と増え、チャンスが増える

【小倉隆史(サッカー)】
あいさつや礼儀などを厳しく育てられたから今の自分がある

【荻原健司(スキーノルディック複合)】
外国の人と友達になるには、勇気を出して相手の国の言葉であいさつをすることが大切

【斎藤信治(バレーボール)】
あいさつは、やらされるのではなく、自分からするようになろう

【廣道 純(車椅子陸上)】
やる前から「できない」と考えたら全てできない。「できる」と信じてやることが大事。

【黒木知宏(プロ野球)】
あいさつをできるのにしないのはすごく恥ずかしいこと。自分のカラを打ち破るように大きな声であいさつをしよう。

【中村真衣(水泳)】
4つの約束をしよう
①好き嫌いをしないでたくさん食べよう!
②いろんなことにチャレンジしよう!
③笑顔を忘れない!
④あいさつは大きな声で元気よく!

【福西崇史(サッカー)】
スポーツや勉強は、一生懸命続けることで夢に近づける。失敗してもやり続けることで、成功が生まれる。

【高尾和行(ビーチバレー)】
人生日々笑って歩くと書いて、「人生日々笑歩(じんせいひびしょうぶ)」

【上山容弘(トランポリン)】
まわりの方々の尽力で競技ができるので、「感謝の気持ち」を大切にしている。


トップアスリートや偉人の言葉をたくさん紹介することで、そのなかからひとつでもいいから、子どもたちが自分の人生の支えにしてくれたら嬉しい。そんな気持ちから情報を流しています。

ちなみに私の座右の銘の中からふたつ紹介すると、「日々新たにして日に日に新たなり」と「英知を磨くは何のため、君よそれを忘るるな」です。特に「何のため」というキーワードは、私の教員生活を支え続けてきた言葉です。
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「サインはV」のDVD購入!

サインはV

思い切って「サインはV」のDVDを購入しました。大人買い!!! 全巻はまだそろっていませんが、8巻までは買ってしまいました。辰巳ジャンプの6年生はこれを見ながらその気になって、根性の猛練習を続け、夏の辛い練習に耐えていこうと思います。

思い出せば昭和40年代って、こういう夢のあるドラマが多かったなぁと思います。そのエッセンスは今でも通用すると思っている私です。なぜなら、「アタックNo1」を子どもたちに見せると熱中して視聴します。「サインはV」の影響力はもっと大きいと思います。

このドラマでは「稲妻落とし」というサーブが出てきますが、うちのサーブの3番手までは、「稲妻落とし」とも言えるサーブを打てるようになってきました!最近の練習で私も思わず「こんなサーブ、絶対に取れないよな!すごすぎる!」と評価しています。今のところ4~5本に1本の割合でこういうサーブが出ますが、これを夏の間に70~80%の確率で打てるようにしたい。そうなればうちは本当に面白い試合をするチームになります。


さて、この「サインはV」の主題歌を辰巳ジャンプの第2応援歌にしよう思います。みんな覚えて下さいね。



【歌詞】辰巳ジャンプ第2応援歌 「サインはV」

V・I・C・T・O・R・Y  辰巳はV
明けはむした空へ ジャンプ! ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
打ちよせる雲に アタック! アタック!アタック!アタック!
風に向かい 砂を走り 若い夢を
トス パス トス パス トス パス
光おいかけて ジャンプ! ジャンプ!ジャンプ!ジャンプ!
幸せの旗 胸に抱くまで
V・I・C・T・O・R・Y  辰巳はV
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辰巳ジャンプの子どもたちへの参考のため



ミュンヘンオリンピックで金メダルを勝ち取った全日本男子チームのことが分かる動画です。



日本バレーボールの歴史
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モチベーションを上げるための話(授業ともいえる)

最近、子どもたちのモチベーションを上げるために、練習前に長めの話をするように心がけています。その理由は、辰巳ジャンプは練習時間が短く、最小の時間内に最大の成果を上げていかないと勝てるチームにならないからです。最大の成果を上げるためには、中身の濃い練習をしなくてはなりません。では中身の濃い練習をするためにはどうするか?それは「やらされている練習から、子ども自ら考え、自ら挑戦する練習にしていくことで可能となると考えています。そのために「モチベーション(動機づけ)」を大切にしています。こうした話をしようと思ったきっかけは、7月6日に柔道の全日本ジュニアヘッドコーチである大迫明伸さんの講演を聞いたことにあります。

大迫さんは全日本ジュニアのヘッドコーチに就任してすぐの合宿で、今の選手たちのメンタル面にショックを受けたそうです。日本一に輝いた選手でさえも人間としての基本ができていない。「挨拶」「返事」「集団のルール」ということができない。練習に遅刻する、アドバイスをしても返事さえできない、挨拶ができない。このような選手たちが世界に通用するとは到底思えなかったそうです。そこで、脳科学の要素を練習に取り入れた。メンバーのうち15%がやる気のないメンタル状態だったら、練習の空気がよどむ。なので、今日の練習はどういう意味があるのか、どんな姿勢で望むことが必要なのかをしっかり理解させ、練習に挑む空気をピンと張り詰めたものにしてから練習を始めたといいます。

では「挨拶」がなぜ大事なのか?

スポーツは自分一人で競技するのではない。必ず相手がいて、勝敗という結果が出る。こちらの働きかけによって、相手がどのように対応してくるのかを“読む”必要がある。実は挨拶や返事も同じである。自分がした挨拶によって、相手がどんな気持ちになるのか、相手がどんな反応をするのかということを心得て(読んで)挨拶をするのである。自分がした挨拶によって、相手の気分良くなったら自分の勝ち。なにも反応が引き出せなかったら自分の負け。こういう小さな一歩からスポーツの勝敗が決まっていくのだ。これが大迫さんの意見でした。(大迫さんの講演内容は、公開しているメモマインドマップにまとめてあります。文章化はしないので、くわしく知りたい方は私に声をかけてください。)

私も同感しています。


今日の練習前には、こんな話をしました。

(1)創造力・想像力をつけるためには「知識」をできるだけ多く頭に入れていくことが大事だ。だから読書をする必要がある。

(2)頭を良くする方法がある。調べたり考えたりしたこと(インプット)を「人に分かりやすく伝える(アウトプット)」ことで、100%の知識になる。

(3)試合の中で、相手が怖がるくらいの「気迫」を表現したい。気迫で相手に勝っていこう。

(4)1972年のミュンヘンオリンピックで金メダルをとった全日本男子チームには、外国の選手から見たら怖くてバレーボールができなくなるような気迫の表情を見せる選手がたくさんいた。そんな気迫を辰巳ジャンプも持ちたい。


また、子どもたちには紹介しませんでしたが、ある子のノートにはこのようなことを書きました。

「『面白い』ということと『楽しい』ということは似ているけれども大ちがいです。楽しいということは苦しい練習を乗り越えて、自分の思うようにバレーボールができるようになったら感じられること。そのために気迫を持って、自分に厳しく練習をすることが大事です。」



今の辰巳ジャンプの子どもたちは本当に素直+頭が良くて、私がひとつ教えると、その何倍も考えて工夫して、練習に生かしてくれます。


みんなみんな優秀な子になるんだよ!

自分の頭で考えて、自分にとって大事なことは何なのかを判断して、分かりやすく表現できる人間になるんだよ!

そしてチーム(世界)のみんなを幸せにしていけるリーダーになるんだよ!

これが私の願い(祈り)でもあります。
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マインドマップでチームミーティングして都大会決勝戦に進出した事例

今回紹介する事例は私の直接の教え子のことではありません。

この4月に高校生になった子たちの中に、中学校で柔道部に入部し、活躍していた男子がいました。その子の小学校4年生時代の担任だったY先生から伝え聞いた事例です。

4年前(2008年4月)、紹介する子が小学校6年生だった頃、私はマインドマップを小学校教育に活用する本格的な研究を、おそらく日本で初めて始めました。その当時、全国的に調べてみても、単元で導入した事例はたくさんありましたが、年間を通して本腰を入れて取り組んでいる情報はなかったと認識しています。

教育実践を進めるにあたり、自分の学級だけでなく、学年で足並みをそろえることも必要なので、総合的な学習の時間の中で6時間かけて学年全員にかき方と考え方を教えました。これから紹介する事例は、その時に受講した隣の学級の子どもの話題になります。


名前を仮にS君としておきます。

S君は中学入学後、柔道部に入りました。都内では強豪の柔道部です。

昨年、中学3年生としてチームの中心メンバーになったS君、強い部にしようとリーダーとして一生懸命努力をしたそうです。ところがどうもチームがうまくまとまらなかった。「どうしたらチームワーク良く、大きな目標に向かって団結して進んでいけるのだろう???」と悩みに悩んだS君。すると、ふと小学校の時に私から習った「マインドマップ」を思い出したそうです。「そうだ!グループマインドマップで話し合ってみたら、みんなの意見を出しやすいかもしれない!」と気づき、さっそくS君がファシリテーターとなってミーティングをしたそうです。

彼の言葉によると、

「井上先生が授業で司会に徹して話し合いをしていたのを、見よう見まねでやってみました。そしたら部員のみんなが本音をどんどん出してくれて。何を考えていたのかお互いに分かり合えたんです。これで目標に向かってスッキリ練習できるようになりました。その結果、なんと東京都大会で準優勝できたんです。Y先生、このことを井上先生に伝えてください。」

ということです。


本当に嬉しい報告です。

私がほんの少しだけ、マインドマップを使った「考え方」「話し合い方」というスキルを脳裏に刻んでおいたことが、3年後、S君の人生に大きな力となったのです。これこそ教師の醍醐味。教えておいて良かったと120%ハッピーな気分になりました。

高校生となったS君、都内の強豪高校柔道部に進み、インターハイを目指して猛練習に励んでいるそうです。
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かがやく先輩からのメッセージ【後半15人+1名】

「小学生で登校拒否、中学生で脱走、しかし大学院生で延暦寺の修業を最後までやり通せた時、中学を脱走した自分へのリベンジができた。」(茶人:千 宗屋)

「今、やりたいことがなくても『いいじゃん』と言ってあげたい。」(写真家:長島有里枝)

「将棋もサッカーも好きだった。悩んで選んだのは『一番好き』なこと。」(将棋棋士:広瀬章人)

「研究という長いトンネルの先には楽しいことが待っている。」(研究者:染谷隆夫)

「『もう、やめたい』と思っても、次の日には、道場に向かっていた。」(柔道選手:福見友子)

「『10億円くれる』と言われても少年時代に戻りたくない。それくらい、大人の今が楽しい。人生はどんどん面白くなる。」(クリエイティブディレクター:箭内道彦)

「好きなことが見つからなかった。きっと、好きになる努力も大切。」(書家:紫舟)

「落語の才能があるかどうかより、『好きだ』という気持ちが勝っちゃった。」(落語家:三遊亭遊雀)

「読んでくれる子どもがいるから、苦しいことも乗り越えられる。」(小説家:はやみねかおる)

「『奇跡はピンチにこそ起きる』辛くなると思い出す言葉です。だめだと思っても、やり続けていれば必ずゴールにたどり着ける。」(言語研究者:西本希呼)

「できないなら、できる方法を考える。障害者の『障害』は『個性』。」(パラリンピックアスリート:大日方邦子)

「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ」(パラリンピック生みの親:グットマン博士)

「脳は能力のすべてを発揮する場所です。脳が発達していなければ、どんな夢にもたどり着けません。」(脳科学者:川島隆太)

「強くなるために、嫌いな野菜も食べた。目標があると人は変われる。」(レスリング選手:吉田沙保里)

「誰にも負けないことを一つだけ身につけたくて、練習を続けてきた。」(プロサッカー選手:遠藤保仁)

「みんな、生まれた時からプロじゃない。『できない』から全ては始まる。」(プロ野球選手:城島健司)




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このドリルで指導することができるようになると、子どもたちが作文を書くのが楽になります。マインドマップのかき方については、学校や団体として私を講師に呼んで下されば、2時間ほどでお伝えさせていただきます。
マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
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小学館
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かがやく先輩からのメッセージ【前半15人】

独立行政法人「国立青少年教育振興機構」から『かがやく先輩からのメッセージ』という非売本が学校に届きました。この独立行政法人は、青少年オリンピックセンターを運営している法人で、「子どもゆめ基金」という組織を立ち上げ、子どもたちの様々な活動を支援しています。

この『かがやく先輩からのメッセージ』という本は、本屋では手に入らないので、中に書かれている名言をこのブログで紹介させていただきます。

「水泳をやめたいとは思わなかった いつも目標があったから」(プロスイマー:北島康介)

「私は天才じゃない 毎日練習したから勝てた」(プロ卓球選手:福原 愛)

「本当は相撲に興味がなかった でも、絶対に強くなりたかった」(大相撲力士:魁皇博之)

「僕はユニークな存在でありたい みんな違って、みんないい」(作家:乙武洋匡)

「将来の夢は『牛若丸』だった 狂言で人を笑わせていきたい」(狂言師:茂山逸平)

「できないことだらけの少女時代 子豚に憧れて、パティシエに」(パティシエ:柿沢安耶)

「『できない』ことはチャンス 試合の結果は練習で決まる」(体操コーチ:冨田洋之)

「できないなら、できるまで練習 『やればできる』と思っていた」(ソフトボール選手:上野由岐子)

「研究の壁を乗り越えられたのは 『とりあえずシュート』の精神」(マイクロマシン工学者:竹内昌治)

「厳しい練習を乗り越えてきたこと それが私のいちばんの自信」(バレリーナ:吉田 都)

「『これが好き!』と伝えると 仲間がどんどん増えていく」(お魚ライフコーディネーター:さかなクン)

「負けて泣いていても強くなれない 苦しい時ほど、冷静に我慢」(囲碁棋士:井山裕太)

「青い地球はとても美しかった 今、生きていることは奇跡的なこと」(Jaxa宇宙飛行士:山崎直子)

「好きな子を振り向かせたくて頑張った 夢がないなら、夢を探すことを夢にする」(EXILEボーカリスト:ATSUSHI)

「いつも私だけ、何かが違っていた 皆、カラフルな自分を持っている」(タレント:ベッキー)


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「世界一」を考えたマインドマップがすでに「世界一」

辰巳ジャンプは「世界一のチーム」になるためにどうしたら良いかを子どもたちが考えています。
先週、このような宿題を出しておきました。

「マインドマップを使って、チームにとっての世界一と、自分にとっての世界一を考えてきなさい。」

子どもたちは一生懸命考えてきました。それがマインドマップに表れています。





2008年に「ゲームプラニングのマインドマップ」をかかせた翌日、奇跡的な試合をしてくれた先輩がいました。そのエピソードは「第1回マインドマップコンテスト・ドラマのある部門大賞」に輝き、トニー・ブザン本人の前で表彰されました。これもマインドマップを活用して小学生バレーボーラーが成果を上げた「世界一」の出来事だったと思います。

しかし今回、子どもたちがかいてきたマインドマップは、2008年のマインドマップを超えています。はたしてこの画像のように、とことんまで「世界一」を突き詰めていった小学生がいたでしょうか?私はいないと思います。なんとなく世界一になりたいと思う小学生はいたとしても、これだけの分量の具体的な「世界一思考」を広げていった小学生はいないのではないでしょうか。そういう意味で、すでに辰巳ジャンプの子どもたちの「バレーボール思考力」は世界一だと言っておきます。

このマインドマップにかかれたことは、完璧な「アファメーション」になっています。
子どもたちの言葉に次々と表れているのは、「世界中の誰もが、このチームは世界一だと言うようなチームを目指す」「世界一のチームワークで試合に勝っていく」ということです。

夢は大きければ大きいほど良い!

「世界一」という言葉の響きは、私たちを必ず強くしてくれるはずです。

私たちの前進は、必ず世界の人たちの心に届きます。いつどこの国の方が練習や試合を見に来ても、「さすが世界一のチームだ」と感じさせられるように努力していきましょう。


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マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス)
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「私たちは世界一になる!」・・・夢は大きすぎるくらいがちょうど良い!

辰巳ジャンプ、昨日の練習試合を始める前に、チームの目標をあらためて考え直しました。そこで子どもたちの中から出てきたのが、「私たちは世界一になる!」という言葉でした。

実際には小学生の世界大会などありませんから試合の結果で世界一になることはできません。普通なら「それはできないことだよ」と目標修正するところでしょう。しかし、これほど大きな目標が子どもたちの中から出てきたことに、非常に重要な意味があると私は思うのです。絶対に否定したくありません。

「世界一」
という言葉には、耳にしただけで心を揺さぶられる響きがあります。「世界一になる」と思うだけで、自分自身をどこまでも高めていこうとするモチベーションが生まれます。どんなに努力しても、どんなに頑張っても、まだまだ足りない。果ての果てまでとことん努力し続けないといけない。小さなことでは決してくじけない、もっともっと大きな自分を創るんだという、とんでもない意欲につながる。追いかけても追いかけてもまだまだ夢が尽きることがない。夢が尽きなければ、いつでも、いつまででも力を出し続けられる。そんな大きなパワーを生み出す泉になる目標です。

辰巳ジャンプの子どもたちは、マインドマップを使って「世界一になるとはどんなことなのか?」という宿題を考えてきてください。これから毎回の練習や試合で「世界一とはなんなのか」を考え続けながら頑張っていきましょう。


時を同じくして、TBS日曜ドラマで「南極大陸」がスタートしました。
戦後日本が世界一に向けて立ち上がるきっかけになった南極越冬隊の夢をドラマ化したものです。
木村拓哉さん演じる主人公の倉持岳志がスピーチした言葉を紹介します。

「今ぼくは、南極に行ける喜びでいっぱいです。でもそれ以上に、これだけたくさんの方々から、応援していただけていることが、言葉に表せなくらい、嬉しく思っています。この南極観測は、単なる学術調査ではないと思っています。その証拠に、この宗谷には、たくさんの宝物が積まれています。それは皆さんの、日本人の誇りです。そして日本の未来を担う、子どもたちの夢です。ぼくは、この1年間、たくさんの方々に助けられ、支えられて、今ここに立たせてもらっています。本当に感謝しつくせないほどの、皆さんの思いを、ぼくたちは必ず、南極の地へと持っていきます。そして、まだ見ぬ大陸に、日本の旗を立ててきます。」

日本人の思いを受け止めて、日本の未来のために、困難な、苦しい旅に出た人たちがいた。
敗戦国日本を夢で変えていこうとする人たちがたくさんいた。

辰巳ジャンプのこれからの厳しい1年間を前にして、学ぶ点のたくさんあるドラマがスタートしたことも不思議な時の一致です。

倉持岳志のスピーチを辰巳ジャンプ風に変えれば、こうなるでしょうか。

「今、わたしたちは、全国大会に行ける喜びでいっぱいです。でもそれ以上に、これだけたくさんの方々から、応援していただけていることが、言葉に表せなくらい、嬉しく思っています。この大会は、単なるバレーボールの大会ではないと思っています。その証拠に、辰巳ジャンプには、たくさんの宝物があります。それは辰巳ジャンプは世界一のチームだという誇りです。そして辰巳ジャンプを応援してくださっているすべての皆さんの夢です。わたしたちは、この1年間、たくさんの方々に助けられ、支えられて、今大会にいどんでいます。本当に感謝しつくせないほどの、皆さんの思いを、わたしたちは必ず、試合で出していきます。そして、辰巳ジャンプは世界一すごいという感動の旗を、見る人全員の心の中に立てていきます。」


さあ、けっこう重要な文章を書きましたよ。辰巳ジャンプの子どもたちはしっかり読んで、自分なりの考えを耕してくださいね。
主人公は君たちですからねっ


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