職場のパートナー「マロ」  安らかに眠る

8年もの長きにわたって私と共にイノッチ学級の子ども達を教育し続けてくれた教室ウサギの「マロ」が、今日の朝方、安らなに眠りにつきました。
その死に顔は、仏教でいうところの「半眼半口」で、だれが見ても眠っているとしか思えないほどの安らかさでした。大往生です。
今日の1時間目は緊急で「マロ」のお葬式となりました。

8年間の思い出を深々と話しました。
8年の間に250人もの子ども達の心を癒してきたウサギであること。
その中には不登校から立ち直った子や将来は動物の仕事に就こうと夢を持った子などもいるということ。
卒業文集の作文にマロのことを書いた子もたくさんいること。
いまだにマロに会いたいと言って訪ねていくる子がいること。
                         etc

そして最後のお別れの言葉として話しました。
「命ある者は必ず死を迎える。その死の瞬間に生きてきたことを振り返って後悔しない生き方ができたかどうかで死に顔が決まる。マロのあまりにも安らかなこの顔は是非とも目に焼き付けておくと良い。『満足な生活だったよ』と言っているかのような死に顔をしている。
人間の人生も同じで、最後の最後に『満足な人生だった』と言って死ねるように正直に生きていくことが大事。マロは最後にそれをみんなに教えて天国に旅立った。人間以上に先生らしいウサギだった。
マロに、心からありがとうと言いたい。」

素晴らしいパートナーでした。
死してなお、子ども達に「生き方の模範」を示してくれたウサギでした。

マロは今、辰巳の森の中で安らかな眠りにつきました。
                         合掌
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