自己研修の2時間

NO79(中村祐造)
「物事には、絶対にやってはいけないこと、何としてもやらなければいけないことがある。たとえば、企業の中でも、機械の取り扱い、危険物の取り扱いについて、機械のスイッチを切ってから修理をしろ、ガソリンの横でタバコを吸うな、などの厳しい規則があり、普段から従業員に徹底させるよう訓練されているはずだ。ネットタッチはまさにこの“標準作業”に該当する。そして、こうした標準作業は、皮膚に叩き込んでおかないと、ちょっとした気の緩みなどから、ミスを招く恐れが非常に高いのである。飛行機や列車などで、考えられないような基本的ミスで大事故が起こるが、あれなども、上の者が皮膚まで叩き込む訓練を怠ったからではないかと思うのだ。」

週末です。
体の疲れもあったので、仕事はせずに、2時間ほど体を休めながら中村祐造氏が15年前に書いた『勝つための人づくり・組織づくり ~「豊かな社会」での指導原理~』という本を読破しました。

ミュンヘンで金メダルを取った日本男子バレーがその後、転げ落ちるように世界のバレー後進国に成り下がった原因が書かれていました。その最大のポイントは「自立心」ということでした。

今、教育の世界でも「自立した日本人の育成」が最大のテーマとなっていますが、私たち日本人はそんなに自立心がない民族なのでしょうか?このへん、もう少し深く考えてみたいと思いました。
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