NO56(家庭環境)
「この頃(小学生時代)に木村の才能の基礎が形成されたといってもいい。何より、バレーをすることが当たり前であった環境が幸いした。もし、両親のどちらかに「バレーばかりしていないで勉強をしなさい」と言われていたら、17歳で全日本に抜擢されるような才能は培われなかった。」(『甦る全日本女子バレー』吉井妙子著より抜粋)
OQTをチームで観戦に行った翌日の話です。
2年生の教室では、東京体育館に行って、目の前で観戦できたことを自慢気に話す辰巳っ子たちの姿があったそうです。
「ぼくね!きのうバレーの試合を見に“アテネ”まで行ってきたんだよ!!!」
「そうそう!私もいっしょにアテネ行ったんだ!!!」
どうやら2年生には大きな東京体育館に入っただけでもアテネオリンピックに行ったのだと思いこめたようです。
この子達が将来、私たちをオリンピックに連れて行ってくれるような選手になるといいなぁと思いながら、才能の芽を信じて育んでいくわけですね。