この夏、子供たちは頑張りました

夏休みが始まる前に、「この5年生の夏にどれだけ練習したかで、6年生の試合結果が決まるから、できるだけ休まずに頑張ってほしい」と話しました。ご家庭の協力もあり、お盆の時季に入れた合宿並みの集中練習を、子供たちはほぼ休まずに参加しました。その甲斐あって、予定通りに上達してくれました。

苦しい練習をしていても、なにかひとつでもできることが増えることがあれば楽しさに変わります。それがあるからみんな練習を休まずに頑張るのでしょう。なかには、当日の朝まで新潟に法事で行っていたのに、午後1時からの練習に新幹線でかけつけるという熱意を見せてくれたご家庭もありました。ここまで頑張って練習参加しているこの子は、この夏、サーブの技術をグンと伸ばし、練習試合ては、チームで1番のサーブ成績を出すようになりました。

先日の練習試合ては、予想通りに全敗しました。それはそうです。バレーボール経験2〜4ヶ月の子が半分のチームでしたから、他のチームに勝つのはまだ早い。そこで、「今日の目標は、他チームのうまい子のプレーを見て参考にし、真似をして自分の技術に役立てること。」という課題を与えました。じつはこのことを指示する前に、新人アタッカーの子は、すでに朝一番の全員でのサーブ練習の時に、他チームのフローターサーブがうまい子の打ち方を見て、自分の打ち方を変えていました。これがこの子のすごい素質だと思う最大の要素です。とても研究熱心で、言われなくても人の良さを吸収していくことができる。

また、こうした学びの努力がチームメイトにも影響し、セッターさんも自分のサーブの打ち方を少しだけ工夫することで、見ちがえるくらいの強いサーブを打つことができるようになりました。

さらにはこの夏、ライトアタッカーさんが粘り強く努力をした結果、だいぶ強くスパイクを打てるようになりましたので、攻撃力は間違いなくアップしました。

この夏の成果は、秋にはまだあらわれないと思いますが、来年には大きな結果として出るはずです。保護者の皆様、楽しみにしていてください。
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