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今日、上田交通の鉄道部門 (別所線) が分社化されて、上田電鉄が発足しました。今はやりの経営合理化目的の分社化ということで、必ずしも景気の良い話ではありませんが、考えても見れば「電鉄」の方が「鉄」にとっては親しみやすいですし、何よりもかつての上田丸子電鉄から「丸子」の二文字が抜けただけの社名に戻るということで、これからも別所温泉に憩う観光客と塩田平に暮らす住民の良き足として健闘して欲しいものです。
というわけで、いきなりですが今から19年前の1500V昇圧を控えていた頃の画像を……。しかもちょいと一ひねりしまして、一番のスター・モハ5250 (丸窓電車) ではなく、モハ5370 (左・車体は元小田急) とモハ5260 (元長電) といった名脇役たちが中塩田で交換するシーンです。中塩田は今や1面1線になってしまいましたが、古典的な駅舎はそのままで、当時を思い出させてくれます。
それにしても、ポジで撮っておいて良かった……(当時のネガはさっさと劣化してしまいましたが、ポジは今でも十分美しい色です ^^)。
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そしてこちらは現在の上田電鉄を担う7200系。昇圧当時、古典的な電車が一掃されて全部カエルになってしまうことにブツブツ文句を言っていたのも遠い昔のことになってしまいました (^^;)。あの当時、まさか7200が別所温泉への急勾配を登ってくるなどとは誰が想像出来たでしょうか……(^^;;;)。
しかしやはり、こうしてみるとやはり年輪を重ねたいぶし銀の魅力が備わっていますね。是非これからも頑張って欲しいものです。
……う~む、そういえば、丸窓ラッピング電車は忙し過ぎて未だ撮りに行っていません (T_T)。