地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

化成品タキの情景 (2) 名古屋臨海・昭和町

2005-10-27 18:38:00 | 貨物列車 (臨海・専用線)


 まったりほのぼのとした (?) タキシーンの第2弾として、先週出張鉄で訪れた名古屋臨海鉄道・昭和町をとりあげてみましょう。
 昭和町線は一応、名古屋臨海の中枢である東港駅から西に分岐して路線長1km少々のミニ支線ということになっています。そこで、私はここを訪れるまで「距離的にも雰囲気的にも鶴見線の大川みたいな感じなのだろうか」と思っていたのですが……東港駅から、休止中の汐見線の脇を通り、さらに船見町交差点からトラックの洪水の中を北上して、昭和町駅に到着してみると、想像をはるかに超えるアヤシイ雰囲気とスケールにびっくり仰天! 東港からカーブを描いて西進する線路は、早くも東亞合成工場内でヤードを展開し、トラック通りの踏切は複線、さらに西側には草に埋もれた複雑な配線のヤードが広がっています。要するに、東港駅から分かれる最初のカーブ以外は、ほとんど「線」というよりも、やたらと細長いヤードの集合体といった雰囲気です。
 しばらく待っていると、午後1時20分過ぎ、東港駅からND552 (名古屋臨海版DD13) の単機が姿を現し、たくさんのタキ5450 (液化塩素用の黄色いタキ) が昼寝をしている横をかすめ、トラックの洪水の中を「そこのけ」と言わんばかりに横切って、草に覆われたヤードの中を走り去って行きました (↑の画像)。ヤードからさらに90度曲がった最奥部へと向かったようです。
 しばらく待っていると、カセイソーダ用タキ7750を2車連ねてND552が戻ってきました。バックのガスタンクとの組み合わせはまさに臨海テイスト! 通い慣れた川崎・千鳥町の雰囲気とは一味違った不思議な魅力に大満足しました (^^)。
 その後は、東亞合成工場内の黄色タキをガチャガチャ入れ換えるのかと思いきや……結局何もせずに東港へと戻ってしまいました (T_T)。というわけで、より複雑な作業を楽しもうと思ったら、改めて朝の201~202レを目当てに訪問しなければならないようです (^^;)。
 交通は、一番確実なのは地下鉄新瑞橋 (あらたまばし、と読むことを今回初めて知りました ^^;) から笠寺・大江・東名古屋港の各駅付近を通って汐見町方面に行くバス (だいたい30分間隔) に乗るか、名鉄柴田駅から歩く (徒歩20分くらい) ことでしょうか。