ヤンゴン連載の前回でも記しました通り、札沼線DCのうち急行天北崩れ組のキハ40がヤンゴン環状線陣営に加わるかも……というわけで、一足先に昨年4月末~5月頃から運用入りしたキハ48 300をアップしてみましょう。この2両は片運転台であるだけでなく独特のJRH塗装ということで、基本的には他の車両と混結されることなく、常にこの2両がチームを組んで、コンピュータ大学運用に日々運用されて来ました。同じ片運転台車でも東のキハ58や四国のキハ47が常に相棒を変えていたのとは大きな違いかと存じます。
しかしまぁ、昨年の訪問時にこの2両は未だヤンゴンのDC整備工場で整備中であり、「西船junctionどっと混む」様でデビュー直後の超!ピカピカな姿での運用シーン動画を拝見するにつけ、「うぐぐ……次回訪問まであと9~10ヶ月が待てない!」という気分のパブロフの犬状態に (笑)。そこで去る3月の訪問では、キハ181環状線「エアコンヤター」もさることながら、北のキハ48も最大のターゲットの一つとなったことは言うまでもありません。
そこで、ヤンゴン到着の初日早々、線路市場のダニンゴン駅にて張り込んでいたところ……来た来た! まさにアジア的混沌、いや豊饒と言って良い線路市場とJRH塗装の組み合わせは、氷雪の札沼線時代にはまず絶対に有り得ねぇー!という光景であるだけに、血湧き肉躍るコーフンの名場面ですね☆ しっかし……貫通路にドカッと腰掛けて涼んでいるオヤジうぜぇ~~!! (まぁ、それもまた東南アジアの古き良き鉄道風景ではあるわけですが……)
そこでまた後日ダニンゴン駅に出直し。しかし……停車位置が手前過ぎて駅ホームの屋根が大きくかかってしまい、絵としてはイマイチ (-_-;)。しかもコンピュータ大学からの2本目で来たため、これに乗らなければしばらくヤンゴンに戻る列車がなく、発車シーンを悠長に撮るというわけには行きません。というわけで、これに乗って約1時間20分にわたり「南国の北海道DC」を満喫しました(初日はキハ48が1本目で来たため、2本目のちほく[後述]で帰った次第)。
とはいえ、些か遺憾ながら、これに乗っている間はずっとヒヤヒヤの連続でした……(滝汗)。何故なら、動いている間はひたすら、数秒に1回の割合で「ブスッ!!」という凄絶なエアー抜け音が発生し、加速も全くだらしのないものに終始していたためです (私は文系人間ですので詳しいことは分かりませんが、エンジンの気密性が宜しくなく、圧力が上がっていないのではないかと……)。恐らくこのキハ48は、他のインセイン所属DCと異なり、連日コンピュータ大学運用に充当され続けた結果、意外にも早々に整備不良状態が積み重なってしまったのかも……。既にそんな問題にも適切に手が加えられ、今日もいつものようにコンピュータ大学運用に入っていることを願うものです。