地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄3000系 (旧国車体) を作る (8/完)

2014-08-29 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 魅惑の三者三様旧国ボディ前パン並び♪



 昭和30年代、こんな離合が日々展開していたのでしょうか……。



 モハ3004完成写真。この1両はとりわけ難産でした……(滝汗)。



 クハ3504完成写真。車体が歪んでいるのは私のヘボさのあらわれ (爆)。

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 世の中の良い子のみんな (爆) が夏休みの宿題に追われまくりな八月の末、急に涼しさが訪れて秋の気配をビンビンに感じる今日この頃ですが、大きなお友達の皆様におかれましては季節の変わり目で体調を崩されたりしてはおりませんでしょうか?
 という私の場合は……9月からいろいろ鬱陶しい仕事の予定が増えるのを前にして、夏休みの宿題ならぬ数ヶ月越しの課題を何とか今のうちにやっつけておかなければ、下手をすると年明け以降に持ち越しとなってしまいかねないと思いまして、夜更かしをしてシコシコと指先を動かし続けました (笑)。その結果……新たな個人的史上最凶のケツ作の金字塔として、相鉄3000系(旧国ボディ)の製作計画をコンプリート致しました。バンザーイ!! (^O^) まぁ、実車は9両あったのに対し、今回の製作は自宅の畳上即席レイアウトに対応した6両ですから、コンプリートでも何でもないのですが……(^^;
 それはさておき、最後まで未完成であったのは、揃いも揃って曲者なモハ3004とクハ3504。前者は半流ノーシルヘッダー張り上げ屋根クモハ60の戦災廃車を譲り受けてパンタを前パンにしたものであり、相鉄3000系の中では断トツの白眉というべき車両です。しかしそれだけに、切り接ぎ、シルヘッダーや正面幌枠の切除、雨樋切除&再設置、ガラベンとパンタとランボードの位置関係の微調整などなど……思い出したくないほど細かすぎる作業の連続でヘトヘトになりました。「完成すれば絶対にカッコ良いだろうなぁ……♪」という思いつきで安易に手を出すと、技術力不足で大いに難儀しヤケドするという典型的な展開です (滝汗)。完成した今でもいろいろと、指先の不器用さのために穴があったら入りたいバグが多数あるのですが、嗚呼もう思い出したくない……というわけで、完成写真だけ載せて誤魔化します (爆)。いっぽうのクハ3504も、ロクサンのくせに丸妻屋根に二列ガラベンという変態車両の極みであり、やはり思い出したくないほどの苦労の連続でしたが、これまた放心状態で完成写真をアップし、キモい薄ら笑いを浮かべさせて頂くことに致します……。
 とまぁこんな感じでここ数ヶ月、しばしば仕事の超多忙のために放置が続きながらも、何とか初心を貫徹したことだけは、ヘタレな自分を褒めてやりたいと思います。そして、パンタを一応グレーに塗って (当時、検査明け直後は黒かグレーのいずれえであったのか知る由もありませんが、一応現在の相鉄に準じることにします。→僅かなカラー写真では、汚れてパンタや屋根が黒ずんでいる車両が多いという印象)、既に完成していた3001・3005も完全フィニッシュ! 机上で3並びにしたり離合させたりしながら、こんな50年以上前の相鉄に乗りたかったな……と改めて思います。
 最近は、折角GMのキットをヒーコラ言いつつ組んでも、呆気なく鉄コレなどが出てしまって要らなくなるという事態がしばしばですが、とりあえずモニ2000という最高にマニアックな車両が鉄コレになっても、旧国時代の3000系が完成品として出回るという可能性は限りなくゼロに近いでしょう。それだけに、今回製作したブツは末永く愛蔵し (とゆーか、既に製作したGM板キットは1両も手放していませんし、今後もそのつもりはありませんが)、「いじる苦しみシコタマ」もとい「創る楽しみいっぱい」精神を今後も内心で称揚して行きたいと考えております。