地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄紳士録 (4) 雷鳥色14760

2014-08-03 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 最近の富山地鉄の車両陣は、東急・西武・京阪と外来の車両ばかりが注目を集めているところですが、やはり富山地鉄オリジナルにしてローレル賞に輝いた14760形の安定的な存在感は不可欠といえましょう (あ、ちなみに……私は鉄道友の会の会員ではありません。完全に一匹狼のヲタです ^^;)。一部編成が南瓜色に変更されて以来変化らしい変化がないため、沿線で撮り鉄している際には、14760形が来ることを当たり前の空気のようにすら思ってしまうほどですが、パワフルで重量感ある機能美に秀でたボディ、そしてギッシリ詰まった感のある床下機器の組み合わせこそ、豪雪と急勾配に挑む富山地鉄のプライドを象徴しているように思います。



 しかしまぁ気が付いてみれば、昨年7・11月と今年1月に富山を集中的に訪れた際には、とにかく東急ヲタのはしくれとしての欲が前面に出てしまい、17480形の追っかけに終始するばかりで、14760形のカットが余り貯まらないという……(^^;)。それでも雷鳥色は多少撮ったものの、南瓜色に至ってはそもそも偶然遭遇機会が少なかったため、全然マシなカットを撮ってない……(汗)。前パンを振りかざして爆走する姿は頼もしく、田の字窓に転クロがズラリと並ぶ車内は昭和50年代的車両を象徴し (117系とかキハ66・67とか、クルマ社会突入をにらんで鉄道ローカル快速輸送の質的改善が強く意識されていたはずです)、シャープでデンジャラスな走行音は東急8000系列や西武2000系、あるいは京急800形に通じるものがある……(ような気がするのは私だけ? ^^;)。そんな14760形を、次回富山を訪れた際にはもっと腰を据えて、多様な風景をバックに記録して行きたいものです。