2009年8月に初めてジャカルタの地を訪れて以来、何のかの言って毎年夏休みに敢行しているジャカルタ撮り鉄遠征、早いもので初訪問から5周年となりました。その間、ジャカルタはもとよりインドネシアの鉄道シーンは、内需が強いためにリーマン・ショックの影響を余り受けなかったこの国の勢いをそのまま体現するかのように目まぐるしく変化し、毎年訪れるごとに全く異なる光景の展開に圧倒されて来たものですが、第6回目となる今回の訪問もまさに「炸裂する玉手箱からの爆風にやられた浦島太郎」状態 (笑)。いやはや、計5日間の撮り鉄・乗り鉄活動は、目撃するのを期待していた様々なネタに触れる最高に充実したものとなりました♪
とくに今回の訪問にあたりましては、いつもお世話になっております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』のパクアン急行様のお力添えによってブキッドゥリ車庫訪問が実現し、超!感動!の光景に触れましたほか、アジア鉄道本の名著中の名著として永く記憶されるであろう『インドネシア鉄道の旅』を刊行された落花生。様も、私の訪問に合わせ (?) 御勤務地のスラバヤからジャカルタにお越しになり、パクアン急行様の御同僚・御友人ならびにJ新聞の記者Tさんともども、楽しいひとときをご一緒させて頂きました。さらに、線路脇で会話をさせて頂いた現地鉄の皆様にもお世話になりました (翌日の都合のため夕食をご一緒できず残念!)。とにもかくにも、ジャカルタでお世話になった皆様には心よりお礼申し上げます!
なお、毎度のジャカルタ遠征の都度、最初に申し上げていることですが……原則として線路内は立入禁止です。しかし今のところ現実には、線路内で撮影していても、自分の立ち位置の安全に十分注意していさえいれば怒られませんし、運転士氏が点灯サービスをして下さることもしばしばです(たまにVサインをする運転士氏も。笑)。但し、これはあくまでも地元民の線路内歩行と同様に黙認されているに過ぎません。従いまして、もし当ブログや他のジャカルタ鉄道事情を紹介されているブログ様の画像を参考にして線路内に立ち入り、安全上大きな問題を起こされたり処罰されたりしましても、当ブログでは一切責任を負いませんのでご承知おき下さい。あくまで徹頭徹尾自己責任ということで宜しくお願い申し上げます。
また、無許可での駅構内撮影は、非常にうるさくなっております。セキュリティ要員諸氏は、自分の持ち場に撮り鉄が闖入してきますと、非常にやかましく排除しようとしますので、彼らを見かけたら早々に立ち去ることをお勧めします(持ち場から去れば追ってきません)。鉄道関係者(とくに駅管理責任者)が駅構内で撮影しようとする撮り鉄を見かけると、ヘルメットをかぶったセキュリティ諸氏ほど手荒な態度には出ませんが、ニッコリ笑顔で「ここはノーフォトでよろしくね♪」と婉曲に文句を言ってきますので、この場合も「何が悪い!」と反発して怒らせる前に、簡単に謝って立ち去るのが吉です。総じて、テロ事件がたまに起こっている国ではありますので、人の集まる場所でのセキュリティには年々過敏になっていることだけは頭に入れておかれると良いかと存じます。
連載開始にあたっての感謝&おことわりの口上は以上こんな感じで、次回は総論を備忘録的にまとめる予定ですが、とりあえず昨年活躍していた電車は今年もこんな感じで華麗に競演しまくってました♪ということで、並びシーンをアップしておきます。しかし一見すると、メトロ車における車体全面広告の増加を除けば、昨年と余り変わらないのでは?という雰囲気を感じられるかも知れません。ところがどっこい実態は……(滝汗・つづく)。