地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第六ジャカルタ炎鉄録 (7) JRE3並び

2015-01-03 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 今年の日本の鉄道界が一体どのようなことになるのか、既に分かっていることは多々あるとはいえ、実際にそれが起こるとその都度心理的に穏やかではなくなりそうです。しかし、そこで消えゆく車両も、最近は東南アジアに新天地を求めることが多々ありますし、むしろ当ブログのネタの非常に大きな部分が、年2回の東南アジア遠征ネタで占められるようになっているところでもあります (滝汗)。というわけで、昨年のジャカルタ遠征ネタをまだまだアップし終えておりませんので、新年の二発目はその中でも最も目出度いシーンをご覧にいれたく存じます (本当は大晦日までこの記事が新年一発目の予定だったのですが、呆気なく東急7600銀にその座を譲ってしまいました (^^;)。
 さて、周知の通り昨年は、ジャカルタに埼京線&横浜線205系が大量投入されたことにより、4+4=8両1編成しか稼働できない103系は代替で廃車か?と思われたものですが、昨年のまだ車両不足が解消されていなかった時期に再び検査を受けた103系は、KAI所属車でありながらKCJっぽい赤+黄帯をまとって出場し、ファンを大いに驚喜させること限りなしでした……。そこで、昨年8月のジャカルタ訪問時に。パクアン急行様のお力添えによりブキッドゥリ電車区を探訪した際には、新潟から到着したばかりの横浜線H7編成を楽しんだのみならず、205系と103系の感動的な並びを激写したのでした!



 しかも、感動のドラマはこれだけでは終わらず!! しばし待てば203系も入庫するとの情報を受けて、探訪した日本人ヲタ一同、今か今か……と待ち構えていたところ、ををを……本当に203系が姿を現し、103系の隣りに並んだというわけではないものの (既に都営6000の6連が入庫)、ほんの僅かな時間のみ、後追いで如何にも3並びなシーンが展開し、超激写!することが出来ました……♪♪ 
 考えてもみれば、103系と203系の両者が日本首都圏で現役であった当時、205系も含めた三者が新松戸駅に出入りしていたわけですが、残念ながら新松戸駅は立体交差構造であるため、三並びが実現することは物理的に有り得ませんでした。しかしジャカルタでは三形式のいずれも全く同じ線路を走ります。というわけで……日本国内の撮影会でもほとんど実現しなかったであろう(東京総合車両センターのイベント時ぐらいは有り得たかも知れませんが)並びが、いともあっさりと眼前に展開し、国鉄通勤型電車大好き人間としては思わず激しく垂涎せずにはいられないのでした……☆ 嗚呼……余りにも贅沢すぎる光景……!! 昨年8月の訪問は、個人的なジャカルタ訪問5周年を記念するものであったのですが、その中でも最高・究極の一瞬と呼ぶに相応しいシーンであったと言えましょう!!
 今年はまだ、8月恒例となったジャカルタ訪問を敢行するかどうか決めておらず、しかも圧倒的に205系天国となっている中で大きな変化の時期も過ぎ去りつつあることから、今年の4月頃までにスルポン・バンテン線のランカスビトゥン電化が実現しなければ (昨年8月前後に着工ですのでまずムリか?) 今年はパスでも良いかな?と思わなくもありません。しかし、205系の続々デビューによって再び予備車気味となった103系において、中間封じ込め先頭車のKKWラッピングが剥がされたという報せもパクアン急行様によってなされているところであり、あるいは今後東急・都営車の離脱が増えそうだということもあり、さてどうするか……他の国も開拓したいしなぁ……と悩む日々が続くことになりそうです。