
先日東急クハ8039の現役最後の姿をアップした際に、今年8月の訪問で偶々当たったのは8040側ばかりであった旨を記しましたが、実際8040先頭シーンはなかなか感動的なものがありました。たまたまブキッドゥリ運用を担当していたため、タンゲラン線の運用にも入り、消滅間際のドゥリ線路市場とのコラボを記録するという幸運にも恵まれましたが、何と言っても激しく悶絶したのは……ド順光の斜光線の中でブキッドゥリからの出庫シーンを撮ったこと!! 何と……ブキッドゥリに通じるヘロ線からソロリソロリと姿を現してマンガライ駅に進入するまでの間、偶然かも知れませんが何と30分近くも信号の前で停止した状態となりました。

そうとなれば、超!究極!の8039F個人撮影会が勃発!! あらゆる角度・画角から8039Fの神々しい表情を激写しまくり、これほどの幸運に恵まれたことを感謝せずにはいられないのでした……。今思えば、これが方向転換により8039先頭であれば、まさに言うことなしのさよなら撮影会でありました。また別の日には、マンガライからポイントをガタガタ渡ってタナアバン方面へ向かう光景も撮影出来て良かったなぁ……(つい数ヶ月前の話なのに遠い目)。
ともあれ、既に8039Fは純正ではなくなり、元クハ8007との混成部隊となっているわけですが、今後南武線の205系も一気にジャカルタ入りする可能性が極めて高い(というか決定済み?)中、KAI・KCJの側には東急車を意地でも保守整備して使おうという意志が最早感じられないのも否めません。実際8000系自体も製造から40年以上経っているわけで、いつ現8039F全体が廃車となってしまってもおかしくないでしょう。
というわけで、後ろから脳天に襲いかかる強烈な日射しも何処吹く風!という無心の境地で激写しまくったひとときを、厳冬の寒さの中で思い起こすにつけ、嗚呼……これは個人的にみて昨年最高の撮り鉄タイムのひとつであった、と思います。