今月発売の鉄道雑誌でも記事を掲載予定でおられノリノリな斎藤様からは、そういえばもう一つ、タイムリーで濃厚な画像を頂いておりました。鈴鹿サーキットで大規模なレースイベントが開催される度に恒例となっている、いわゆる「鈴鹿臨」です! これは伊勢鉄道が非電化のままであることからして、JRCに所属する一般用DCのうち土日につき運用に入っていない車両を総動員 (?) することで夙に知られた存在であり、したがってキハ28・58・65の引退後は長らくキハ40系列・キハ11・キハ75が主体となってきたところですが、周知の通り間もなくキハ25 1000番台が正式に運用入りし、JRCらしい勢いで一気にキハ40系列、ならびにキハ11の大部分を置き換えることが確定しています(キハ11も、JRCの良好な整備ゆえに未だに新車のように見える割には、いつの間にか登場から四半世紀とは……)。
ゆえに、キハ40系列の6連やキハ11の5連が名古屋と鈴鹿の間を爆走 (?) するというマニアックな光景が見られるのは今年が多分最後でしょうか……?
このため、斎藤様によりますと、そのことを予見したヲタで沿線は大賑わいであったとのことですが、今回頂いた画像からは必ずしもそんな雰囲気が伝わって来ないあたりは、斎藤様の場所取り奮戦のたまものか、あるいはそれだけ中京圏は首都圏と比べて平和であるということのあらわれなのでしょう。
それにしても、これだけ多くのDCが一気に廃車となるということで、今後どのように身を振るのかが注目の的になることでしょう。JRCが113系や117系、そしてクモハ123を跡形もなく廃車にした経緯からして、JRCは他の会社や外国に車両を払い下げるつもりはないのだろう……と思いきや、119系は一部がえち鉄に移ったことから、事例ごとに柔軟に対応する可能性もあるということで、JRCが直接の譲渡主体になるのか、それともブローカーを経由した現物渡しの機械扱いになるのか全く分かりませんが、少なくともこれらのDCが海を渡る可能性はゼロではないと期待したいものです……。