先月末の鉄コレ第20弾におけるシークレットはクモユ143となり、しかもネットを見るにつけ異常な人気が出ていることから、郵便車というジャンルが無くなっても依然として根強い人気があることを何となく伺い知ることが出来ますが、現在でも国によっては郵便客車が現役です。中国とか台湾とか……(台湾の場合は荷物と合造ですが、現在も鉄道郵便をやっているかどうか不明。)。インドネシアの場合には鉄道郵便客車は見たことはありませんが、鉄道急行郵便は荷物車を使ってやっているかも知れません。しかしいずれにせよ、郵便客車の色は他の客車と同じで、判別するには目敏く車体の表記や窓割りに注意する必要があります。
しかしミャンマーの場合は、さすが元英国植民地だけあって、鉄道郵便客車の伝統が依然として残っておりまして、客車の胴回りは明確に赤く塗られているほか (画像からしてオーディナリー・クラスとの合造車です)、客車に差出口があります (投函したところで無事消印が押されて送られるかどうかは分かりませんが)。しかも、この手の郵便客車が連結された列車は、往々にして混合列車であるのも大いに写欲をそそられるところです♪
このうち1枚目のピィ発チミダイン行鈍行は、外国人が見るネット上記載の時刻表にも載っていますが (トロ過ぎて利用する外国人は皆無?)、2枚目のマンダレー本線の列車は (DF1300牽引であることからして、恐らく往年のメイル・トレインの名残の名門列車)、ネット上の時刻表には載っておらず神出鬼没であるのが悩ましいところです。後ろに貨車が多数連結されており、直線区間で撮りたいのですが……。
とまぁこんな感じで、ボロボロな外観ではあるものの何とも古き良き客車列車の風情を残すミャンマー国鉄の混合列車の画像を久しぶりに引っ張り出して眺めていますと、「やっぱ良いよなぁ……ミャンマー国鉄」という気分が盛り上がってきます。折しも、前回訪問からあっという間に10ヶ月が経ち。そろそろ毎年3月の海外遠征をどうするのか、という頃合いとなりました。そして、新年も諸々のスケジュールに揉まれる中、あっという間に毎日が過ぎてしまい、気が付いたら航空券や宿の予約が埋まっているということになりかねなくなりました。そこで、いろいろ比較対照したうえで……ポチッとな♪ (爆) 結局3年連続で、クソ暑い暑期に何が楽しくて出掛けるのかよく分かりませんが、バンコク経由でヤンゴンに行くことにしました (汗)。キハ38やキハ40のミャンマービール・ラッピング姿を激写したいというのに加え、キハ181・チャイトー観光列車編成が役目を解かれて環状線冷房車増発に回されたという話、それに加えて三陸36形の臨港線旅客列車(さらにあわよくばキハ47のMR標準塗装姿など) が楽しみすぎだろ……ということです、はい。
さてと、他にまだアップしていない車両画像のレタッチを急ぎますか……。