
昨日東急は、今のところホームドアが未設置な東横・田都・大井町線の各駅について、2020年までにホームドアを完備する旨を正式発表しましたが、まぁ有り体に言ってホームドアこそが人身事故による遅延を減らす切り札であることを考えれば、利用する側としては諸手を挙げて歓迎せずにはいられません。しかし同時に注目すべきは、つきみ野駅で試されていたスダレ式のホームドア普及を諦め (やはり機構的に繊細であるが故に、使い勝手としてはイマイチだったのかも)、結局従来型のホームドアにするらしい……ということで、5000系の6ドア車45両を全て廃車にするという宣言でしょうか。まぁ5000の6ドア車自体は、大手町からゆっくり座って帰ろうと思いホームで待っているところにこれが目の前に停まりますと、思わずムッとすること限りありませんので、別にさっさと消えて頂いても構いません。下回りは代替新造4ドア車に流用するようですし。むしろ、サハばかり連ねた甲種が見られそうだという点でワクワクしております (爆)。

とはいえ一方、個人的に大いに気になるのは……他でもない東急従来車の動向です。車齢が新しい東武50050やメトロ08、あるいは更新から間もないメトロ8000は、当然のようにホームドア対応に改造されることでしょう。しかし、田都&大井町の8500系、あるいは大井町9000系や田都2000系は、果たして対応改造が施されるのでしょうか?! 9000・2000につきましては、同世代の小田急1000形が下回りの全面更新に入った (最近第一陣の1066Fが運用入りしたとか) のと同じく、ホームドア対応のついでに全面リニューアルされるかも知れませんが、それすらも最近の東急を見ていると少々アヤシく、ことによると別の新形式を代替新造するように思えてなりません。というわけで、況んや8500をや!という気がしてならないのであります。ここまで更新されず大量に生き残ってきた以上、新型車を大量発注してコストを下げた方が経営判断上悪くない選択と思われるわけで……。
したがって、現在の田都は未だ8500がそれなりに闊歩する世界ではありますが、今後設備投資計画の発表次第で、ヲタも結構振り回されることになるのかも知れません。私は既に相当撮り貯めましたので、特に焦っているわけではありませんが……。むしろ、日々乗ることをその都度味わいまくるよう、今まで以上に心がけようと思っております。