地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

足尾駅に現存するキハ35 70

2017-02-14 12:26:00 | 保存・園内・特殊車両


 先日、碓氷峠鉄道文化むらにて保存されているキハ35 901の画像をアップした際、そういえば足尾駅にて保存されているキハ35 70の手持ち画像もあることを思い出しました。確か数年前、当時まだ小学生だった甥っ子を乗り鉄の旅に引き回し、足尾の鉱山トロッコを訪れたついでに撮影したものですが、2009年に塗り直したとのことですので、そこそこ良好な表面状態を保っており、思わず「懐かしい!」と叫びつつ激写したのを思い出します。



 ただ残念ながら、立ち入り自由な旧貨物積み込みホームと本線の間にはロープが張られ、側面気味に撮影することは叶わなかったのでした。ロープの位置で必死に体を反らしながら、やっとこさ2枚目の画像を撮ったものです (^^;)。
 ともあれ、間藤方に連結されているキハ30 35 (ツートン) ともども、今や非常に貴重なキハ30・35の現存車ですので、今後も引きつづき良好な保存状態が保たれるのを期待しています。また、ここは保存されている貨車もなかなか素晴らしく、タキ35000という基本を押さえているだけでなく、濃硫酸専用のタキ29300が特筆されるでしょう。足尾もかつては精錬がらみで入線していたとのことですが、保存されている実車は小坂鉱山で御用済みになったものを搬入しています。そういえば小坂は貨物輸送廃止前に一度訪れただけですので、レールパークを訪れて「あけぼの」に泊まってみたいなぁ……と。



 キハ30 35。背後の森との組み合わせが、1970年代の国鉄赤字ローカル線っぽい雰囲気を醸し出しているように思います。



 タキ29312。最近はこの社紋を見ると「古河気合筋肉」という言葉が浮かぶのは私だけではないでしょう (汗)。



 タキ35811。何だかんだでこの貨車が一番似合うのは工場地帯……と想う私は、幼少時の根岸駅界隈が趣味の原点のひとつです (^^;