地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

アルピコ色で初夏をゆく松本電鉄3000系

2017-06-08 12:00:00 | 地方民鉄 (甲信)


 現在はアルピコ交通の一カンンパニーとなった松本電鉄は、松本駅から上高地や乗鞍といった山岳観光地に敢えて直通バスを走らせず、敢えて新島々での乗換とすることによって、松本近郊輸送のみならず観光輸送の一端を担っていますが、現在のヌシである元井の頭の3000系は最初からバスと同じアルピコ色を纏っていることにより、バスと一体・連続した輸送であることをアピールしているように見えます。最近増えている外国人観光客の皆様は、そんな「松本駅構内の短時間乗換~電車~新島々でのバリアフリー乗換」と、「松本駅での列車からバスターミナルへの乗換~バスで目的地へ一直線」のどちらを便利に思うのでしょうか。
 それはさておき、そんなアルピコ3000系、登場当初は「エェェ……アルピコのバスと全く同じとは」と落胆したものの、新村駅での5000系イベントのついでに実車を初めて見たところ「意外と似合っている」と思うようになりました。さらに、鉄コレ21弾で仕込まれたアルピコ色3000系は、余りにも模型映えする仕上がりに思わず新鮮な衝撃を受けウットリ。これが第21弾の中でも神戸電鉄に次いで高い人気を誇った (?) のは記憶に新しいところです。



 そして先日久しぶりに松本を訪れた際にも、「アルピコ3000可愛いよ~♪」とつぶやきつつ (キモッ!) 撮影を楽しんだのでありました。北アルプスの高嶺も良く見え、いや~良かった良かった♪
 しかし、まさにそのとき、新村のクラの奥では、とんでもない隠し球が準備中であったとは……。来る7月、JREを中心として信州DNキャンペーンが大々的に開催されるのに合わせて、アルピコ交通でもこの機運を盛り上げるべく、モハ10形リバイバル塗装車が登場!! 去る3日から走り始めているとのこと……。何故もう2週間早く走らせてくれないんだぁぁ! (苦笑) とはいえ、運用が公開されるようですので、また機会を見計らって撮れば良いか (笑)。
 そして……この勢いでもう一発か二発、5000系時代の旧塗装と、浅間温泉に向かう路面電車の塗装 (バスでは一時復活させていたそうで) をやって頂ければ言うことなしです。とくに浅間温泉は、県歌「信濃の国」に出て来る「筑摩の湯」として古来名湯と謳われながら、住宅街の奥にあって眺めが良くないロケーションのため、最近はイマイチ盛り上がっていないような印象があります (先日初めて泊まってそんな印象……)。というわけで、電車に乗る観光客に存在感をアピールする意味でも、是非青と緑のツートンを塗って頂きたいものです! そうすれば、10形復活塗装ともども鉄コレにもなり (^^;)、知名度は全国レベルにもなることでしょう。
 いっぽう、東急5000系譲渡車の鉄コレ、何時出るのでしょうか……(待ちくたびれたぁ~~)。