地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

タイ国鉄旧型客車の復活旧塗装車

2017-06-10 00:00:00 | タイの鉄道


 先日ついに姿を現したJR西日本の35系4000番台、すなわち「最新鋭」旧型客車は実に素晴らしい……。今のところ、ネットで陸送シーンや甲種輸送シーンを散見するのみで、肝心の車内アコモの全貌は未だに明らかではなく、今後のお楽しみといったところですが、とにかく鉄道会社と車両メーカーが本気を出せば、最新のテクノロジーで最高に快適な (完璧な空調と最新台車を装備しているという点で)、しかし気分は昭和にどっぷり浸れるような車両も難なく新造しうるということでしょう。既に12・14系も老朽化が進んでいますので、他のSL運転路線用としてもJR西と新潟トランシスが設計流用の許諾を与えることが期待されますが、そこらへんはそこまで容易い話ではないのでしょうか。



 というわけで、早くも模型化を今か今かと待ち構えたくなってしまいますが (笑)、より一層の心の声として、山口線に限らず、こんな車両に乗って普通に旅したい……と渇望せずにはいられません。しかしそれは当面望み薄であることを考えるにつけ、やはり大井川鐵道や高崎の旧客に乗るか、日本の旧客と近似のノリを持つ台湾・タイあたりの客レを楽しむしかないことになります。
 そこでとりあえず、タイの1950年代日本製旧客のうち、昨年3月にトンブリー駅でたまたま撮影出来たタイ国鉄旧塗装車 (胴回りがブルーではなく、あたかも上田交通色を彷彿とさせるような極めて暗い濃紺ですので、相当前の時代の塗装??) の画像を貼っておきます。通常は、カンチャナブリーとナムトクの間で団体ツアー客用指定席車として供用されているようですが、何故か (検査のため?) トンブリーに戻っていました。
 それにしても、このたび室蘭からタイに輸出されるというキハ183の身の振り方ですが、出来ればナムトク線 (クウェー川鉄橋・タムクラセー桟道橋) への観光列車として使ってくれないかなぁ~と思うのは私だけでしょうか?