約1ヶ月前に、かねてからの願望であったJRC「リニア・鉄道館」を初めて訪問して参りました。全く以て怠け癖で、画像の整理がおざなりになってしまいましたが、これはまずい……ということで、少しずつアップして参ります。
周知の通りリニア・鉄道館は、あおなみ線の終点に広がる港湾地帯として用地確保が容易な金城ふ頭の地に、佐久間レールパークや美濃太田で保存・放置されていた車両と東海道新幹線・リニアの記念碑的車両を集約したものです。もっとも、リニア開発の初期の作品は鉄道総研で現存することから、JRCのコレクションは基本的にJRC発足後に自社開発した車両ということになりましょう。
入場券を購入していよいよ展示コーナーに進みますと、最初に現れる空間に、C62・300X (955系)・MLX01-1といった車両が並び、それぞれ戦後間もなく・1990年代における粘着式鉄道・1990年代におけるリニアの技術的結晶としての意味を持たされています。そして奥にある巨大ディスプレイが歴代特急・新幹線車両の映像を流しており、その関係で空間全体が暗い……(@o@)。
そこで、C62はどうしても手持ち撮りしづらいため撮影を省略し (^^;)、中央に鎮座する300Xの撮影に集中してみました (リニアも撮りましたが)。300Xといえば1996年に、443km/hという記録を樹立したものですが、先頭形状は700系やN700系と比べて単純な部類に入ると思いますので、滋賀県内の直線という線形を活かして、とにかくガムシャラに加速しまくった結果だったのでしょう。そしてこの際、空気抵抗を減らす必要性を痛感したことから、翌年製造された700系に活かされた……ということなのでしょうか (700系は当初N300系という開発名称だったようですが、顔が大分変わったため新形式に?……ドシロートでスミマセン ^^;)。
何はともあれ、非常に暗い中でもEOS 5D MarkⅣの高感度撮影能力に大いに助けられつつ、「をを〜っ、300Xの本物!」と唸りまくったことは言うまでもありません。そしてこの後、より一層の感動が待ち受けていたのでした……。