地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

夜の白河駅にて惰眠をむさぼるE531系

2018-04-21 12:57:00 | JR発足後の車両


 東北線の黒磯〜新白河間は、昨年秋の黒磯駅デッドセクション移設に伴い交流専用電車の黒磯入線が不可能となり、新白河駅での系統分断とE531系・磐越東線用キハ110による運行に移行しているところです。しかし個人的には正直なところ、常磐・水戸線の印象が極めて強いE531系がこの区間で運用されるという話はどうもピンと来ないものがあり、時刻表を眺めるにつけ、朝の運用が新白河で終わった1本は昼間以降一体どうするのか、まさか小山まで回送するのか……などと思っておりました。ところが何と、そのまま白河駅の留置線で翌朝まで惰眠をむさぼるという、何とも勿体ない使われ方をしているとは……。先日野暮用で白河を訪れた際、イキナリ予備知識なしでそんなシーンを眼にしてビックリ仰天でした (^^;)。



 それにしても、県境越えの閑散区間のために5連とは……。
 同じく朝のラッシュアワーに黒磯に向かう629M (宇都宮659発) が、小田急の快速急行かよ!と思うほどの激しい混雑であるのと比較しますと、何ともちぐはぐな印象です (しかもこの、205系4連の629Mに乗りますと、途中すれ違う宇都宮方面行きのE231/233系10連や205系8連の方がほぼ全員着席だったりして、何だかなぁ〜の極みです。総じて、氏家・矢板・西那須野=大田原への通勤・通学需要も大きく、宇都宮〜黒磯間の列車は、前が開くと相当混む印象)。
 いっぽう、新白河〜郡山は昨年秋以後、基本的に701系の天下となっているようですが、ラッシュアワーには6連で来ることもあり、輸送需要に適切に対応しているようにも思います。
 というわけで、宇都宮〜黒磯〜新白河用として交直流電車2連 (または烏山線と同じEV-E301系) を導入し、自由自在に編成を調節できるようにすればベストではないか?と思ったりもしますが、あ、そうすると、205系が無くなってしまうではないですか……(汗)。

 何はともあれ、E531系が東海道線にも乗り入れて来る光景にようやく慣れたと思ったら、今度は「品川まで来る電車」が白河の小峰城をバックに寝ている光景に激しいギャップを覚えたのでありました。ま、昔は451〜455系が臨時列車として東海道線まで乗り入れていたのと同じことでしょうか。