阪急&京都市営。異国でもしっくりくる (?) 組み合わせ。
阪急&箱根登山。これはまさにミャンマーならでは、異次元の遭遇。
激増しまくる中国・宇通客車を横目に都営キュービック。
ウリナラ・エアロエースは既に主力の座を日本車から奪った状態?
---------------------------------------
去る1月中旬、ヤンゴン地域の路線バス運営に関する一大革命的変化が断行され、行政側の管理組織として設立されたYATA (Yangon Area Transportation Authority) の監督のもと、従来の輸送組合「マタタ」が全廃され、複数の運行会社に再編、そして200数十にのぼる路線数も一悶着の末に約70系統に整理されました。その結果、あらゆる路線バスが正面に「マタタ」やBRTといった表示ではなく「YBS」と大書したステッカーを貼り、系統番号もいっそう大きく見やすくなったほか (一部のバスではアラビア数字も……全部併記にして頂きたいものですが)、正面・側面にはYATAのロゴと具体的な主要停留所名が掲示されるようになりました (全てビルマ文字で小さく書かれているため、ヨソ者にはハードルが高すぎるのですが。汗)。また、従来は何処にあるのかさっぱり分からなかった停留所ポールが共通デザインで完全に整備され、通過する系統が全て表示されるようになりました (これもビルマ文字ですが)。というわけで、総じてバンコクやハノイに範をとったと思われるYBSの発足は、当面系統数の減少や乗り換えの増加などいろいろな問題もあるようですが、定着・改良されて行けば相当使い勝手も向上するのではないかと考えます。とりわけ今後は、英語併記のルートマップの市販と、バス車体・バス停における英語表記の拡大を激しく望みたいものです。まぁ「外国人はタクシーに乗るもんだ」という前提があるのかも知れませんが……(汗)。
そんなYBS、発足にあたり左ハンドルの中国・ウリナラ中古が大量に用意され、ミャンマー国旗に近似の色もまぶしくズラリと大量に居並ぶ光景が現地メディアにも掲載されたことから、「これは一気に日本車黄金時代は終わるな……」と危惧したものです。しかし実際にはバスの数が膨大であることから、新塗装左ハンドル中古の投入も完全に日本車を追いやるというほどではなく、一応今回の訪問時にはまだまだ日本車も見られました♪ とはいえ、ウリナラ・エアロエースの中古が足りない分は、中国、とりわけ河南省あたりから大量に譲り受けた車両が続々と営業運転に入りつつあり (今年に入ってから猛烈な勢いで増えているとか)、言わば日中韓三国大戦争がヤンゴンの地で繰り広げられている状態です。しかも、右ハンドルの日本勢は必敗を運命づけられているという……(-_-;)。
というわけで、ヤンゴン滞在の最後には、2013年の初訪問時にも千本ノック状態で激闘したスーレーパヤー前での撮りバスを少々楽しんで (?……正午近くでク○暑い!) みたのですが、YBSステッカーとともに最後の活躍モードに入った日本中古車の入り乱れっぷりを取り急ぎご覧頂ければ幸いです。今回セレクトした画像だけ見ますと、「日本車はまだまだ多い」という印象を抱かれるかも知れませんが、今や市内中心部でやって来るのは圧倒的に中韓勢で、これを撮るのにも結構待たされたのは否めない事実です。
あ、そういえば……2013年に撮った画像も全然アップしていないではないですか……(滝汗。見たい方いらっしゃいます?)。
あと、同じ左ハンドルでも、台湾の中古が入ってこないのは不思議かつ遺憾な話です……(ディーラーが不在なのか?)。
正面側撮りそびれたヨォォォォ~~!!(号泣)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます