地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ヤンゴンで大増殖する宇通製バス・赤

2017-10-08 00:00:00 | アジア諸国の路線バス


 ヤンゴンの路線バスがYBSへと改組されたのを機に、氾濫するかのように走り始めた中国・宇通製バス。3月の時点で、ヤンゴン中心部のバスはそれなりに置き換わっており、その後も膨大な量の予備軍が待機している画像をネットで眺めたりしていましたので、訪問から半年を過ぎた今頃には郊外を含む主要路線の大部分が宇通になってしまっているのでしょうか?!
 そんな宇通車の一部は前にアップしました通り、YBSのミャンマー新国旗に合わせた標準塗装となっています。しかしさすがに、膨大な数の車両の塗り替えは間に合わないと見え、河南省(とりわけ鄭州市)時代と同じ赤や葡萄茶色でヤンゴン・デビューを果たした車両も大量に走っています。



 え?何故河南省や鄭州市だと分かるのかって……? そりゃ〜車体の後部にデカデカと「豫」で始まるナンバーが大書されていますし(漢字一文字で直轄市・省・自治区を略称する際、河南省は「豫」)、側面に掲げられた路線番号と停留所一覧も鄭州市のそれだったりしますので (笑)。
 そこで見方を変えますと、「ゴッソリ車両を入れ替えて余剰車をヤンゴンにプレゼントせよ」という中共中央の指示が、中共鄭州市委員会あたりにでも下されたのかも知れません (上級の正しい命令には絶対に従わなければなりません w)。
 ちなみに1枚目の画像は、まさに導入直後と見えて非常にピカピカな状態で、YATA (ヤンゴン地域交通局?) のステッカーを全く貼っていない状態ですので、これはこれで貴重なシーンです。ともあれ、これら赤や葡萄茶色の車両は、今後YBS色に変わる可能性が無きにしもあらずですので、中国製バスマニアの方はどうぞお早めに (そんな人は日本にいるのか?……ちなみに私は、計画経済時代のボロバスやボロトロリーバスにつきましては、若い頃のバックパッカー旅で散々苦労しながら乗りまくったこともあり、超絶に思い出深く好きですが、もっと写真を撮っておけば良かった……)。むしろ今後の個人的焦点は、これら中国中古路線バスが地方の中長距離路線に入ったとき、果たして神奈中色や横浜市営色など、ミャンマーでも人気のある塗装を纏うことになるのだろーか、ということです (そうなったら、かな〜り激写したいかもです。笑)。

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