去る4日の通信ケーブル切断に伴う高崎線の長時間運休は、先月末に高崎線を全区間利用した者としては他人事ではないのですが (自分が利用した日の話ではなくて良かった……)、鼠にかじられたとしたら何ともトホホな話です。
それはさておき、そんな高崎線から撤退して久しくなりつつある211系は、離脱後東北各地を中心にあちこち疎開し、ドアボタン設置や風雪対応工事などを行って、去る8月下旬から少しずつ高崎発着群馬ローカル運用に入り始めているところです。そして……置き換え開始から約2ヶ月を経て高崎駅に降り立ってみますと、実際に増えていますね……。
とくに、夕方信越線 (とゆーか、安中線や横川線と改称した方が良いような) 沿線から高崎に戻る際に乗った列車が211系の4連でした……。朝方高崎に着いた際にはまだまだ115系や107系を多数見かけたことから、「よっしゃ、211の導入スピードが遅い。帰りは空いている列車でMT54だ。ムフフ♪」と思ったものですが、あに図らんや……乗った211系が高崎に着いてみると、停車中の列車も、到着直前にすれ違った列車も、悉く211系とは……。そのうちの1本は、かねてから両毛線で運用されている総武線からの転属組5連でしたが (2枚目。スカートが雪山対応のいかつい新品ではなく、編成構成も2M3Tですので、両毛線専用という位置づけでしょう)、E231/233を除いて立て続けに211系を4~5本見続けたことで、「まさか昼間のうちに集中差し替えがあったのではないか……??」とすら思えたのでした。実際、1枚目の画像を撮影した際には、地元群馬の高校生鉄ヲタ諸君数名が、スカートも床下も全く汚れていない姿をビシバシ激写していたものでした……。115系が集う夕方6時台の圧倒的光景の見納めをしみじみと味わおうと思っていただけに、「分かってはいたけれど何だかなぁ……」という気分です。
これから来年3月のダイヤ改正に向けて、ますます211系の投入は加速して行き、来る年末年始は115・107系の最後の楽しみどきとなるでしょう。18きっぷで訪ねる場合、高崎から先はどの方向に進むか予め決めず、115系や107系が来たらそれに乗る、というのがベストなのかも知れません。
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