地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

関西鉄の陣2014秋 (8) 近鉄5200系紺胴

2015-01-24 00:00:00 | 大手民鉄 (近鉄)


 近鉄では昨年2本の特別塗装を放ち、近鉄好きなファンを地味~楽しませたものですが、そのうちの1本として往年の特急塗装を施した5200系は、主に大阪線の山越え区間の観光資源をアピールする「近鉄エリアキャンペーン」の一環として登場し、だからこその青山峠に至る急勾配をガンガン走っていた名車と同じ特急ツートンと同じ塗装なのかも知れません。もっとも、窓廻りの色合いはもう少々白っぽいような気がするのは私だけでしょうか? (実車の走行シーンを見たこともないくせに……^^;)
 そんな近鉄5200系の復活ツートン塗装編成、私としましても、色合いの点はさておき是非一度撮っておきたい!と思ったものですが、最大の問題は……大阪線の快速急行・急行として走る機会が多く、上本町から宇治山田まで1往復しようものなら滅多に来ないということ……。というわけで、しばらく脳内では「所詮関東人には縁のない車両」と割り切って、撮影は諦めることにしました。



 ところが何と!去る11月の関西出張ついで鉄で大阪環状線のウグイス103系を激写したのち、良い気分で鶴橋に向かい、「久しぶりに奈良・大阪線を鶴橋近辺で撮ってみるかな」ということで何も考えずに某駅先端に向かったところ、さほど待たずして5200系ツートン参上!! しかし……大阪線列車を島式ホームで撮影したため、丁度良い7:3の編成写真にならないことこそ悲しけれ。また、並走する阪神1000系をガンガン追い上げて来たため、「ちょうど駅に飛び込むあたりで完全に横並びになってくれたら嬉しいなぁ~」と思いつつファインダーの中で追いかけたものの、5200系の方が全然速いため上手く行かず……。
 でもまぁ、さほど待たずに撮れただけでも御の字と思わなければならないでしょう。いずれ是非、山岳ゾーンをブッ飛ばして登って行くシーンなども激写してみたいものですが、そういうときに限って待てど暮らせど来ないのでしょうなぁ~(苦笑)。しかしその前に、側面の相当大振りなステッカーを何とかして頂きたいものです。否そもそも、近鉄は何処へ行っても標準色ばかりで見飽きる (←塗装であるだけでも有り難い!と思わなければいけないはずですが ^^;) ため、たとえば名張~中川間の2連単行に入る編成は全てこの色にして頂く (小田急1000形の箱根登山バージョンみたいな趣旨) とか……やっぱダメでしょうか。

第六ジャカルタ炎鉄録 (9) さよなら純正8039F!

2015-01-22 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 先日東急クハ8039の現役最後の姿をアップした際に、今年8月の訪問で偶々当たったのは8040側ばかりであった旨を記しましたが、実際8040先頭シーンはなかなか感動的なものがありました。たまたまブキッドゥリ運用を担当していたため、タンゲラン線の運用にも入り、消滅間際のドゥリ線路市場とのコラボを記録するという幸運にも恵まれましたが、何と言っても激しく悶絶したのは……ド順光の斜光線の中でブキッドゥリからの出庫シーンを撮ったこと!! 何と……ブキッドゥリに通じるヘロ線からソロリソロリと姿を現してマンガライ駅に進入するまでの間、偶然かも知れませんが何と30分近くも信号の前で停止した状態となりました。



 そうとなれば、超!究極!の8039F個人撮影会が勃発!! あらゆる角度・画角から8039Fの神々しい表情を激写しまくり、これほどの幸運に恵まれたことを感謝せずにはいられないのでした……。今思えば、これが方向転換により8039先頭であれば、まさに言うことなしのさよなら撮影会でありました。また別の日には、マンガライからポイントをガタガタ渡ってタナアバン方面へ向かう光景も撮影出来て良かったなぁ……(つい数ヶ月前の話なのに遠い目)。
 ともあれ、既に8039Fは純正ではなくなり、元クハ8007との混成部隊となっているわけですが、今後南武線の205系も一気にジャカルタ入りする可能性が極めて高い(というか決定済み?)中、KAI・KCJの側には東急車を意地でも保守整備して使おうという意志が最早感じられないのも否めません。実際8000系自体も製造から40年以上経っているわけで、いつ現8039F全体が廃車となってしまってもおかしくないでしょう。
 というわけで、後ろから脳天に襲いかかる強烈な日射しも何処吹く風!という無心の境地で激写しまくったひとときを、厳冬の寒さの中で思い起こすにつけ、嗚呼……これは個人的にみて昨年最高の撮り鉄タイムのひとつであった、と思います。

新ヤンゴン熱鉄記 (29) 東方紅21牽引近郊客レ

2015-01-21 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 先月、中国国鉄では大規模なダイヤ改正が実施され、その最大の目玉として蘭新第二複線(敢えて高速鉄道と呼ばない → 最高速度を抑える代わりに貨物列車も運行可能な設計として、新疆で民族対立が激化したときに人民解放軍を一気に送るものと思われ)が完成し、北京とウルムチとの間でCRHが走り始めたほか、東南アジア大陸部諸国を標準軌の新線で連結し「海のシルクロード」なるものを切り開くための戦略路線の一環として、雲南省の昆明から中越国境の河口まで高規格の新線が完成・営業運転に入った旨が大々的に報じられていました。この東南アジアへの戦略路線は、他に雲南省瑞麗からミャンマーのインド洋に面したところに至る路線など、まぁいろいろあるわけですが、中国離れを進めるミャンマーはこの計画を蹴っ飛ばしたようです。そして、島の問題で中国と激しく対立するベトナムも、そんな軍事にも転用できる高規格鉄道が自国の国境に迫っただけでも不愉快極まりないでしょうに、さらにベトナム国内までそんな線路が延びてくるのを歓迎しないでしょう。現に、南寧から友誼関・ドンダンを経てハノイのザーラム駅に至る標準軌線も、貨客ともども最小限の運行にとどめられて凋落の一途……。まぁ中共は当面、ラオスを経てバンコクに至るルートに全力を注ぐのでしょうなぁ。タイもラオスも当面親中ですから。



 いっぽう、マレーシアとシンガポールは、日本の新幹線に興味津々といわれ、日中両国による東南アジア新線建設市場の奪い合い(そして各国とも日中を天秤にかけて様子見)というあけすけなバトルが今後激化して行くのでしょう。そんな情勢を、鉄道産業関係者ではない私も暢気に様子見……(^^;
 しかしこの結果、余りにも明らかになったのは……かつてフランスが建設した、メーターゲージの昆河(昆明~ハノイ)線は、最早息を吹き返すことはないだろうということ。最近までは、昆明以南では貨物のみ細々と営業し、昆明近郊の王家営~石嘴間で1日1~2往復の超どうでも良い(ほとんど地元民にとってのテーマパーク的存在に過ぎない?)旅客列車が走っているのみに過ぎないことが明らかになっておりましたが、そもそもこうして「新・昆河線」が出来上がっている以上、昆明側に現存する東方紅がこのまま朽ち果てれば代替新造はなされず、そのまま路線廃止となることも十分考えられます。まぁ、そもそも中共が、フランス帝国主義の遺産に恋々とするはずもないわけで、アジア大陸の諸国をあくまで中共の影響圏に巻き込もうとする「新シルクロード構想」のもと、呆気なく放棄され忘れ去られて行くことも考えられます(まぁ昆明北駅には多少の博物館的機能が残り続けるでしょうが)。
 というわけで、今やそんな昆河線風情を偲ぼうと思えば、ハノイかヤンゴンを訪れるのが最もお手軽になったと言えましょう。中国から多少の戦略的意図をこめて譲渡された東方紅21型の残党がそれなりに現存し、とりわけヤンゴンでは毎日それなりの本数の東方紅21+RBT客車編成が運行されていますので……。しかし、このRBTオンリー編成は、本来であれば日本中古RBEとミャンマー製RBTの混結による運用であったところ、RBTを牽かせて疲弊したRBEの離脱によって東方紅21=DD1100の牽引に変わったという経緯がありますので、CNRにも関心があるヲタを除いた一般の日本人ヲタがヤンゴンを訪れるとすれば、この罐はただのムカツク罐ということになってしまうのでしょうか。
 ちなみに個人的には、この編成は来れば必ず撮るワクワク編成ですが、昨年春時点で少なくとも2本の編成にド派手なラッピングが貼られており、今後はラッピングが増える趨勢にあると思われますので、撮りたくない編成に変わってしまう可能性もあり……(苦笑)。いっぽう、撮らないまでも「何やら牧歌的で軽便鉄道的な風情なので乗ってみたい」と思われる向きもあるかも知れません。しかし……正直オススメしません。RBTの乗り心地が超絶に悪いですので……。

関西鉄の陣2014秋 (7) ウグイス103系8連

2015-01-19 00:00:00 | 国鉄型車両


 昨年11月の関西出張撮り鉄、今度は京阪を撮影した1週間後にまた出張となりまして、例によって (?)昼間は時間を空けましたので、天気が良いことに乗じて久しぶりに大阪環状線でカメラを構えてみました。朝ラッシュアワーの新大阪に降り立ち、321系に一駅のみ揺られて巨大な大阪駅に着きますと……を~、いるわいるわの201系! プィ~ンという電機子チョッパ音とともに奏でられる石油ショック後の省エネサウンドは、ジャカルタ・タンゲラン線を爆走する203系で愉しんで以来3ヶ月ぶりでしたので、やはりたまに聴くと精神衛生上良いものですね♪



 しかしこのときのお目当ては時間的に言って、奈良のウグイス103系8連が環状線を約1周半する頃合いでしたので、誰もが知っている (?) の撮影地の某駅へ。以前来たときに比べると、ホーム先端へは立入が出来ないようになってしまいましたが、居合わせた103系狙いの数名が絶妙にカメラの放列を敷き、ド順光の中をやって来たウグイス103系を激写!連写! (^O^) 以前、季節を異にして撮ったこともありますが、いや~やはり何度撮っても良いものです☆
 このカットを撮影したあとは、次の外回り電車に乗って別のところへ移動~。オレンジの201系や103系は1カットも撮らずに終了としました (滝汗)。勿論、323系の登場予告によって先が見えた環状線オレンジ軍団も撮り貯めたいと思ったことは言うまでもありませんが、あろうことか……このウグイスを撮るまでのしばしの間、221・225系が来る時はカブらず、201系が来る時はカブり、103系は内回り……。この日余りにも環状線での運が悪いことにイヤ気がさしたのでした (爆)。

関西鉄の陣2014秋 (6) 京阪2600系

2015-01-17 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 昨年末は上大岡と樟葉で京阪鉄コレをめぐるヲタのむさ苦しい人いきれが現出し、一般ピープルの皆様の耳目を大いに驚かせるところとなりましたが、本日はいよいよ第二ラウンド、京阪主要駅での通常販売となりますね……。こーゆーときに何故か前日関西出張となった私も、もし疲労で寝過ごさなければ、やはり700形が2パック=4連でしかないのはサビシイのぅ……ということで、どこかの駅で並ぶことになりそうです (^^;)。
 それにしても、今回の京阪鉄コレ1両1500円という御値段から、円安とC国工賃激騰を痛感するところですが、先日富技から発表された鉄コレ動力&パーツ再値上げの予告からして、今までのように「何でもかんでも長大編成にして楽しみたいのぅ」という物欲は抑えなければならないのかも知れません。場所も食いますし、仕事に追われてインレタ貼りを含むN化作業をするヒマも少なし (嗚呼ヘボリーマンの悲哀 ^^;)。



 そんなぼやき節はさておき、そんな京阪鉄コレの一般販売を記念しまして、昨年11月の関西出張撮り鉄の続きとして (つーか、まだまだ他の鉄道の画像がたんまりとあるのですが……滝汗)、2600系の画像を貼ることに致します。
 周知の通り2600系は、昇圧を見据えて1981年に新造された30番台を除けば、卵形ボディの嚆矢であるスーパーカー2000系のチューンアップ車両であるわけで、車体が造られてから約半世紀を過ぎていることから13000系に置き換えられつつあり、宇治線の4連運用がごっそり消滅したのはその一大画期であったのを思い出します。ところが、まず支線から置き換えが始まったということで (恐らく、スッカスカな日中の宇治線にM車の比率が高い直流モーター車を走らせるというエネルギーの無駄は、電力事情に問題が生じているだけに何とか省きたいという思惑があったのだろうと推測します)、本線7連で未だに正面二段窓車が生き残っていることこそいとをかしけれ! あ、もちろん、一枚窓に改造されたマスクでも、ゴツい幌がついていますので超惚れ惚れであることには変わりません (笑)。そして車内に一歩入れば、門真や守口あたりの松下城下町が日の出の勢いとして発展し、京阪も破竹の勢いで輸送力増強に邁進していた昭和30年代の古き良きかほりが……。10000系が結局交野線専用車となっているのとは異なり、京阪は13000系の増備にそれなりに意欲を持っていると思われることからして、非30番台の2600系の命運はもう長くないのかも知れませんが、今後も引退までは、訪れる度に古豪の走りっぷりを愉しみたいと思っております。