そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

戦争をもっとシンプルに悪であり、環境破壊であると考える

2022-08-14 | 戦争

現在の日本では、高齢者より若者の方が国防費を上げるべきと思っている人が増えているとのことである。戦争が遠のくと戦争のリアリティー、現実感が遠くなるためであろう。
若者たちは戦争を、ドラマやゲームの延長上にとらえているのであろう。いずれも架空のものであるが、勧善懲悪が明確である。善の側に立つことしか念頭にない。
明日の8月15日は戦争が終わった日と多くの国民は信じている。8月15日はポツダム宣言受諾を翌日に発表した日でしかない。日本独自の終戦記念日である。連合国各国は、東京湾のミズリー号で降伏文書に調印した日9月2日を、対日勝戦記念日(Victory over Japan Day)と呼んで、第二次世界大戦の終結した日である。 
戦争、とりわけ近代の戦争はすべてが『自衛』のために起きている。自衛の根拠がなければ捏造してまで、自衛を国家は演出する。国民には国を守れと愛国心を鼓舞する。プーチンの国内支持率が75%を切ることがないのを、多くの日本人は理解できない。80年前には日本の国民は政府の方針を、提灯行列をしてまで指示した。
このところ政治家は、「国民を命を守る」ため兵器(防衛整備品と言いかえる狡猾さ)の増強を主張する。国民の命は大切であろうが、そのためには他国民の命を奪うという現実が見えてくる。相手国だって同じこと思っている。現在は武力でしか国家間の有り様を考えない傾向にある。
戦争は人殺しである。戦争は略奪である。戦争は人権を蹂躙する行為である。戦争は膨大な環境破壊である。戦争はどんな結果になろうとも”憎悪”と”悲劇”が残る。
戦争は正義と正義の戦いであって、国家がなければ、国家が鼓舞しなければ起こらないことである。
正義の味方は悪代官と手下を切って捨て、正義を守るが、殺された代官にも手下にも親兄弟がいる。切って捨てれた手下の親兄弟は、正義の味方の介さん格さんや桃太郎侍を殺人者として憎むことになる。
戦争は費用対効果が圧倒的に低い。儲けるのは兵器業者だけである。戦争は都合の良い情報だけが粉飾されて国民に示される。
良い戦争もなければ、悪い平和もない。防衛費の増高に反対する。

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85年前の今日の盧溝橋事件はその後の日中戦争酷似するプーチンの戦争

2022-07-07 | 戦争

ロシアが侵略地のウクライナで、向こうが先に撃ってきたからと、戦闘の正当性、その後の軍事拡大の正当性を主張する。そんな馬鹿な理屈は成り立つわけがない。他人のうちに強制的に侵入して、住人が抵抗したから撃ち殺したという論理である。奢り切った暴論でしかない。
しかし、全く同じようなことを日本は過去行っている。日本が85年前の今日、7月7日盧溝橋で中国側が先に発砲したからと、自衛のため応戦しその後日本が中国に侵攻したのである。近衛文麿首相は、暴支膺懲 (ぼうしようちょう:暴れる支那を懲らしめる)と、軽い侵攻で素早く平定できると、戦線の拡大を決断した。
これを日本は支那事変と呼んでいる。戦争でないと言い張り、特別軍事行動であると言って憚らない、ウクライナ侵略をするプーチンと全く同じである。実体はその後の経過を見れば、日中戦争と呼ぶべきである。
その後は、12月の南京大虐殺事件へと続き、アメリカの忠告を無視し宣戦布告までしてしまう。終戦の術を持たぬ戦は本土空襲や原爆投下という悲惨な終結を待つことになる。

私は1978年に盧溝橋を訪れたことがある。古い石造りの橋で河原は広く、此処で実弾演習をしていたと了解した。その当時は一衣帯水の日中関係が良好で、お互いに望まない偶発事故だというような説明があった。
多くの地域で日本軍は、共産党軍・八路軍と良好な関係にあった。当時の兵士を呼んで話を聞いた事もあるが、彼らは上司からの指示でパーロ(八路)に武器を結構提供していたという。革命第一世代が消えてきたことが、現在の日中関係の悪化につながったといえる。それと国家資本主義が順調に経済を発展させた。
国民を鼓舞して戦争に踏み込んだ”暴日”は、出口戦略を何も持たなかった。プーチンのロシアも出口戦略を明確に持っていないと思われるが、ウクライナとて同じである。
このロシア・ウクライナ戦争には仲介者がいない。メルケルの引退を待っての侵攻のようにも見え、コメディアンが大統領になるのを見てのようにも思える。忠告者のいない長期政権のの悲劇である。
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戦争のへ理屈を兵器で消すことなどできない

2022-06-24 | 戦争

何の番組か知らないが、道行く人に突如マイク向けて軍歌何か知ってますかと聞いていた。ようやく知っている人が見つかったと番組は、「異国の丘」を歌った中年の人物の姿を放映していた。
吉田正の、「異国の丘」は軍歌などではない。ディレクターも知らないのである。終戦後シベリア抑留された吉田が、仲間たちを励ますため作曲した歌である。この分では、戦後最も日本が受けた不当なシベリア抑留さえも、多くの人が知らないのだろう。
『戦争を知っている世代が政治の中枢にいるうちは心配ない。平和について議論する必要もない。だが戦争を知らない世代が政治の中枢になった時はとても危ない 。』と言ったのは田中角栄である。まさしく現在がそうした状況になっているといえる。
戦争は自然現象ではない。人が作った国家が引き起こす不条理な、人が人を殺人行為である。攻め入る理由は相手国が悪いというのである。相手国も同じことを主張するであろう。
戦争は悪事、悪い行為であることを為政者も認識している。だから悪者にする理由を探し、自国の正義を国民に訴え愛国心を喚起するのである。相手国も同じであることに気がついていないか、伏せたままである。美男子の正義の死者が、悪人をバッタバッタと殺すことで一件落着する架空話ではないのである。
戦争を知らない世代は、煽られた危機感で軍事拡大の政党を支持する。まるで時代劇の正義の味方が、悪を滅ぼす図式に重ね、勧善懲悪の愛国心を鼓舞される。
戦争理由が人のへ理屈であれば、兵器がそれを消し去ることなどありえない。


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戦争の犠牲者はいつも弱者である

2022-06-13 | 戦争

力学で動く社会は必ず弱者を犠牲にする。それが最も顕著になるのが戦争である。住居を追われ母親とともに異国で生活をする子どもたちは新たな環境に慣れるわけではない。心を傷つけロシア軍に追われ爆撃の悪夢に怯え、笑顔をなくす子どもたち。国外に逃げたウクライナ国民は700万人を越えた。ロシア支援の馬鹿ジャーナリストは、ありえない数字だと主張する。
生きている子どもはまだましである。判明しているだけで262人が死亡しているが、楽観的数字である。ロシア兵にレイプされ人身売買される少女たち。戦争の傷は際限なく子どもたちに広がり深く深刻である。(NNNドキュメンント22)
子どもが描いたプーチンとロシアへの精いっぱいの怒りの絵

ノーベル平和賞作家、スベトーラーナ・アレクシェーヴィチ氏はNNKのインタビューに自らの体験から、ロシアの侵略を怯える記憶の中から語っている。
傍受された電話交信のやり取りに次のようなものがあった。「まま僕、ハリキュウ攻撃して瓦礫にしてしまった。」「何言っているの、ハリキュウは彼方のお婆さんの故郷だよ。プーチンがそんな馬鹿なこと命じるわけないでしょ。あなた嘘ついているの。」というのである。
ロシアはまともな情報を持っていない。ロシアは昏睡状態の中にある。
このロシアの侵略は21世紀のもっと恐ろしい記憶として語られることになすだろう。プーチンは大ロシア主義に取りつかれている。自国民の優位性を誇ることはファシズムの兆候である。
プーチンはワイマールコンプレックスの中にある。即ち、第一次次世界大戦で戦勝国がドイツに課した膨大な賠償金は、復讐を熱望する国民によってナチズムを支持するようになったが、これにプーチンを重ねることができるというのである。
人々は自由を求めるが、自由はやってくるものではない。得られた自由の使い道を知らない。
権力を握ったプーチンは、ダークな人たちと手を結んだ。周辺の哲学者や経済学者や宗教者やエリートたちをプーチン支持者で固めるようになった。私たち民主派を攻撃し始めた。
戦争をした人たちも傷ついている。ロシア兵は戦争の理由を知らない。このことは、彼女の、「戦争は女の顔をしていない」(岩波書店)は証言文学という新たな、一般人から見た戦争の恐ろしさの中で語られている。22年前の彼女のNHKドキュメントに、アフガニスタン帰還兵の精神を病む兵士の哀れな末路が登場する。
戦争は権力者と豊かな資本家のものでしかなく、犠牲になるのは敗戦国も勝利国も、最も弱い一般庶民である。

政治はいつも戦争の理由を理由を探している。政治は愛国心を煽りいつも相手が悪いと言い続ける。軍事予算を欠かさないために敵国を罵倒する、敵国がなければ作り上げる。戦争は最も金が動く公共事業である。
戦争理由を政治に語らせてはならない。戦争は人殺しであるからである。
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ロシア擁護派の侵略者の正当性など認めるわけにはいかない

2022-06-03 | 戦争

ロシア・ウクライナ戦争でロシア擁護者・プーチン正義派から、理に合わないウクライナ攻撃がタレ流されている。
その一つに、ウクライナは一般市民を盾にして戦っているのは、人道的に認められないというのである。他国の土地に正規の軍隊が侵略してきて、迎え撃つのは非戦闘員の市民たちであり、戦う所は自国の真ん中である。ゲリラ戦になるのは当たり前のことである。侵略してきたロシア軍が非戦闘員を攻撃しなければ済むことである。侵略者の論理は自国に帰って言えというものである。
他国の地に正規の職業軍人が国の命で、つまりお仕事として人を殺しにやってくる行為と、自国の地で銃を持って迎え撃つ人々の戦いを同列に扱うことは許されないことである。
その他には、ゼレンスキーは成人男子に強制的に銃を持たせた。中には囚人も老人もいるというのである。圧倒的な兵力を持つロシア兵こそ、国の命で他国の地に入り込み、殺人や破壊や収奪や強姦まで行っている。一般民家に侵入して、金品はポケットに入れるし酒は飲むは、子供用玩具や家庭用具や電子機器は、ベラルーシに下がってロシアのの自宅に宅急便で送っている。貯蔵されていた小麦数百トンを略奪、ロシアに送っている。
ウクライナで銃を持つ人たちに同情や共感は生じるものの、侵略者を擁護する論法などあてってはならない。侵略者と国の防衛に懸命な人たちを同列で論じるプーチン正義派の主張には、相当な無理がある。
ロシア擁護の典型的な画像は、マリウポリの製鉄所の地下にロシア軍が入った映像である。300人も死体があったとのことであるが、そのことは報じることなくあちこちにナチの鍵十字が描かれた部屋を映し出していた。よく見ると真新しいマジックで無造作に書かれている。その部分鍵十字の書かれた所だけ新鮮なのである。
ロシアは戦死者の数を、3月上旬に600名ほどだったかを明らかにして以来いまだに報道していない。イギリスのシンクタンクでは、ロシア兵の死者は1万5千人を越えているというのであるが、ロシア側からの否定報道もない。
圧倒的な兵力の差がありながら、ロシアは首都すら陥落できずに、プーチンは戦争勝利ラインを東部二州の陥落を上げているが、一時的な占拠はあってもロシアは必ず敗北する。
ロシアの侵略理由を正当化させようと、プーチン正義派は主張するが、戦争する理由などあってはならない。侵略する理由などどがあってはならないことである。
ロシア擁護派の唯一正しいのは、アメリカはもっと悪いことしてきたというのである。CIAはプーチンよりよほど狡猾で周到である。資金も情報も潤沢である。ウクライナ大統領選挙の度にCIAが暗躍する。アメリカ悪人説は正しいが、侵略理由にしてはならない。

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イラン革命防衛隊の幹部が殺害されたがイスラエルはアウシュビッツなどから何を学んだ

2022-06-02 | 戦争
プーチンがウクライナ侵略の理由に核開発や生物化学兵器の開発などを掲げていたが多くを引き下げたが、残っているのがウクライナのナチズム化である。ネオナチは世界的に卑語である。そのナチ・ヒトラーによって、何の理由もなく600万人も殺害されたユダヤ人は、イスラエルという国家を中東に建国した。ユダヤ人はホロコーストを教訓に平和国家、人権国家を建国したわけではない。
ガザ地区への無差別攻撃や侵略を繰り返し、周辺のイスラム国家と武力衝突を繰り返している。
イランの革命防衛隊のハッサン・サイアド・ホダイ大佐が先月テヘラン市内の自宅前で、オートバイ2台に分乗した人物から銃弾5発を受けて射殺された。
詳細は不明であるが手口などから、イランと最も激しく対峙するイスラエルの犯行であることはほぼ間違いがないであろう。
また公然の秘密であるが核を保有している。それでいて、イランの核開発には強く反応する。イスラエルが自国の生活を謳歌しながら、ガザ地区への無慈悲な攻撃や様々な締め付けを見ていると、ヒトラーつまりナチズムはひょっとしたら正しかったのではないかと思ってしまう。
イスラエルと中東諸国との戦争や武力衝突は何度かあったが、勝率は280対1である。今やイスラエルは最先端の武器を所有する、世界有数の軍事国家である。イスラエルはヒトラーから何を学んだのか。

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銃社会は国家間の諍いそのものである

2022-05-28 | 戦争

またまたアメリカで小学校での銃乱射事件が起きた。民主党が銃規制に取り組もうとしても、NRA(全米ライフル協会)から多額の献金を受けている共和党が反対する。この構図が変わらず繰り返されている。
「銃は悪くない。人が殺すのだ。」と、常套文言で反論する。今回の事件を受けて前大統領のトランプが、「この事故を防げるのは、銃を持った善人である。」とのべ、教師に銃を持たせろと言うのである。
アメリカでは毎年約1万人の国民が銃で殺されている。単純計算でも毎日27名もの人が殺されていることになる。
日本のように銃そのものが、規制どころか所持が禁止されていれば、銃による事件など数年に一度程度しか起きない。日本のようになれとは言わないが、せめて販売や所有を規制ぐらいはするべきである。銃所有者が特定されていれば、所有する側にも規制がかかるだろう。銃を所持していることでの、暴力的下心を排除できる。

この論理はそっくり国家間の軍事競争にも当てはまる。相手国が兵器増強をするので、自国もそれに増した兵器(銃)を持たなければならないという論理である。暴力的均衡が安全保障のため国家に必要というのである。
紛争統治国間での現実的な感情としては解らなくもないが、何処かでどちらかが断ち切らなければこのドグマから抜け出すことなどできない。人は愚かな、相手が悪い論を引き下げることがない。
アメリカ銃社会は、国の防衛思想、安全保障と政治的な武器生産団体のロビー活動そのままである。
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力の論理を披瀝して知ったかぶりで戦争を語ってはならない

2022-05-27 | 戦争
ロシアの悪行は許せない。ロシアのウクライナ侵略の理由を並べ続ける人たちもいるが、戦争する理由など存在してはならない。いかなる理由であっても、それが戦争の正当化や、侵略の正当性や、殺人につながるならその理由を暴力的に排除するべきではない。正しい戦争というものはないからである。
ましてや自らが幾度にもわたり、侵略行為を重ね傀儡政権をでっちあげて、自国の権益を死守し拡大してきた国家が、ロシアの蛮行を非難できるのだろうか。ブリッケン国務長官がロシアを平然と、『戦争犯罪人』と名指ししたのは、ご立派である。ブリッケンの指摘そのものは正しい。
同じ指摘を自国にできるかというものである。上記の三名のアメリカ大統領は、23年で9カ国を侵略しおよそ1100万人の民間人を殺害している。ブリッケンはこの三名に対して、『戦争犯罪人』と指摘するべきである。
今回のロシア・ウクライナ戦争で一番潤うのが、アメリカの軍事産業である。もう何兆円になるかわからないが、国営企業と化しているような軍事産業にすっぽり丸投げである。さらに、武器援助はするが血🅆流すのは、お前たちだと言わんばかりである。戦況は長引くばかりである。ようやく前線に武器が届くようになり、最新兵器の操作技術の伝授も何とかなっているようである。
ロシア化をしたところでも、やがてロシアは敗退するであろう。プーチンが政権にいれば、それを認めないであろうから、更に戦況は長引く。
アメリカは軍事産業に強く深くテコ入れすることで、他の産業は停滞し財政悪化が侵攻する。軍事産業は新たな戦地を求める。
世界はこの戦争で、平和であることがいかにあらゆる産業や人々や国にとって優れた手法であるかを学ぶべきである。力の論理を披瀝することで、知ったかぶりで戦争を語ってはならない。
アメリカは戦争犯罪人と、プーチンを名指ししたことを忘れず、そのことを肝に銘じておくべきである。
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内部崩壊が始まっているかプーチンの戦争

2022-05-25 | 戦争

ジュネーブに駐在する軍縮担当のロシア外交官が、ウクライナ侵略に抗議し辞任した。ジュネーブで国連軍縮会議関連の顧問だったロシアの外交官ボリス・ボンダレフ氏である。プーチンが政権の座に就いて、ずっと外交官として政権を支えていた。
ボンダレフ氏は、「私の外交官としての20年のキャリアのなかで、外交政策が変わるのを何度も見てきたが、今年2月24日ほど祖国を恥じたことはない。」また、「 この血まみれで、分別がなく、まったく不必要な屈辱をこれ以上共有できない。」 と強く政権を批判している。
驚くべきは、「この戦争を始めた人たちは、永遠に権力の座にとどまり豪華で味気ない宮殿に住み、ロシア海軍全体の金額に匹敵するヨットに乗って、無限の権力と完全な免罪符を楽しむことだ。」と、巨大なプーチン宮殿など私腹を肥やし私欲を満たす権力者を非難していた。彼らの豪華ヨットは海軍を上回る金額は、内部を知る官僚の言葉だけに信ぴょう性も高い。
ロシアのウクライナの侵略後に辞任したロシアの外交官は数人いるが、抗議の声明まで出すのは初めてであり、ボンダレフ氏は最も地位が高い人物である。

今年2月、退役軍人でつくる「全ロシア将校の会」が、ウクライナ侵攻をやめるようプーチン大統領に直訴したことは大きな反響を呼んだ。これまでプーチンを支持してきた「全ロシア将校の会」の会長、レオニード・イワショフ退役大将がプーチンの大統領の辞任までも訴えていた。声明は、もし「対ウクライナ戦争が起きれば、ロシアの国家的存立に疑問符がつき、ロシアとウクライナは永遠に絶対的な敵となってしまう。両国で、千人単位、万単位の若者が死ぬ」と、言うものである。
警告が現実となった3か月後、そのイワショフ退役大将が、ロシアの書店協会のインタビューに答え、改めてプーチン大統領に「知恵と経験あるものの意見に耳を傾ける」よう訴えている。
ロシア軍の勝利を信じる人がいるが、現実には多分1万5千人ほどの兵士が死亡している。マリウポリでは2万人以上のウクライナ人が死亡していると伝えられている。ロシアはようやく東部の二州で戦果を挙げたに過ぎない。戦力を消耗が激しく、今後これを維持できるか保障もない。高齢者や障碍者まで兵士に応募の幅を広げなくならないようでは、心もとない。逆にウクライナ側は、西側諸国の膨大な支援をうけ、マイナス材料もない。
モスプーチンに僅かでもまともな判断能力が残されているなら、白旗を掲げる今が潮時である。
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紛争や戦争より平和の方が安上がりで誰もが望んでいるはずであるが何故逆走する

2022-05-24 | 戦争

この数日で東アジアは一気に右傾化してしまった。それは23日のバイデンと岸田の会談に始まる。バイデンが、「台湾で紛争が起きた場合、アメリカは台湾の防衛に軍事的関与する。」と述べたのである。これまでは、曖昧な表現をアメリカ大統領は続けていた。記者会見では、以前から決まっている方針だというのである。バイデンの失言としながら自民党の右寄りの議員たちは大歓迎である。
これを受けて、数字こそ示さなかったが岸田総理も防衛予算の増額の必要性を口にした。
そして、クワッド首脳会議である。「力によのべているnる現状変更を認めない」という言葉に集約されているが、ロシアによるウクライナ侵略を念頭に置いたものであるが、明らかに中国への牽制である。力による対抗をするというのである。
中国はこれに対抗するため、インド洋の島嶼諸国(モーリシャス、フィジー、ティモール、バヌアツ、キリバスなど)と安全保障条約の締結に動いている。力による対抗は新たな力関係を生む。
韓国の新大統領尹錫悦大統領も、北との融和の時代は終わったと述べている。北朝鮮の無謀で国民を飢えさしてまで行う、見合いる発射や核開発に大きな問題はあるである。しかし、内容に問題にあるとはいえ、核開発を北朝鮮は放棄の姿勢を見せていた時期がある。彼らも本音では経済援助を望んでいる。
国家指導者の威厳が優先される国家を、話し合いすらロクにしないで追い詰めてきた周辺国に反省の弁はなく、更なる軍事的対立と経済制裁しかやらない。
特に日本の安倍晋三は、世界を俯瞰すると言いながら、中国はもとより韓国とも対話することもなく、危機を煽るばかりで現在がある。
力による対立は威勢がよく国民の支持を受け易い。相手が先に手を出したというのが双方の言い分である。
為政者は危機を煽って、愛国主義や国益を訴える。こうしていつまでも紛争や戦争が消えてなくなることはない。内閣支持率が一気に高まったのは、こうしたことが背景にあると思われる。
力の対立、そしてその均衡が平和であるというのは大きな誤りでしかない。ロシアがいい例である。ウクライナを武力制圧するより、経済や文化や人の交流など人的な交流や信頼関係、すなわち平和であることの方が余程安上がりで、国民の心も落ち着く。そのことをロシアもウクライナも知ったはずである。プーチンは決着がつくまで認めないであろうが。
日本国憲法が古いというのは、戦争への認識の浅薄さでしかない。戦争より平和の方が簡単である。多くの人が望んでいるからである。戦争や紛争、たとえそれが自衛を唱えようと殺人行為であることに変わりはない。
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戦争する理由などあってはならない、人をkロス理由など存在してはならない

2022-04-30 | 戦争

プーチンのロシアがウクライナに攻め入ったのは明らかに国連憲章違反に当たる。第24条〔平和と安全の維持〕 に反するばかりでなく、ロシアの主張する紛争当事者に当たらず第33条〔平和的解決の義務〕 に違反している。加えて国際司法裁判所もロシアの違法性を指摘、直ちに軍事行動を止めるよう命じている。
プーチンは、武力侵攻する理由にウクライナが核開発や生物化学兵器の開発と、ウクライナ国内の自国民の虐殺を掲げている。これ等の事実関係が明らかでないが、たとえ事実であったとしても、それはロシアが攻撃されたものでもなく、武力侵攻は自衛権の行使に当たるものではない。
こうした国連憲章に違反し安保理の決定にも反した武力侵攻は、ロシアが初めて行ったものではない。喫緊の例ではアメリカのブッシュが行った、アフガニスタンとイラクへの武力侵攻、暴力的政治介入である。ブッシュはアフガニスタンにはかつてアメリカが支持したアルカイダが、ブッシュの武力侵攻を積極的に認めたのは、イギリスと日本の小泉純一郎だけである。そのイギリスもアメリカであっても、イラクには核開発の情報はフェイクだったことを認めている。その後の中東の混乱はすべてアメリカのアフガン、イラク侵攻に起因するものといえる。アメリカはヴェトナムにも中南米各国に対しても、国連憲章に抵触する武力介入も政治的介入をやっている。
翻って、ウクライナに侵攻したプーチンの御託もアメリカとなんら違わず、フェイクに彩られている。プーチンは侵略一年前に、ウクライナとベラルーシはロシアとは同じ民族で、血の繋がりがあると述べている。プーチンはそれを自らの手で破壊したことに気がついていないのである。
ロシア侵略の正当性の擁護に、アメリカの軍事侵攻よりましだという人たちがいる。それは理由にならない。戦争する理由はすべて、あってはならないことである。人を殺す理由など存在しないからである。
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「敵地攻撃能力」それは新たな戦争への序論である

2022-04-22 | 戦争

「敵地攻撃能力」それは悪魔の囁き、新たな戦争への序論である。
報道は連日戦時下にあるウクライナの悲惨な状況、不条理に侵略するロシア軍の映像、廃墟の町を垂れ流す。
安倍晋三はここぞとばかり、自らの盟友、同じ未来を共有するプーチンの蛮行には黙したままで、敵地の非戦闘地区の攻撃を公然と発言する。安倍晋三は戦争を全く知らない。相手だって同じことを主張するだろう。敵地攻撃に成功したって、自国もボロボロになる。相手は攻めてくると思っていない、一方的な論理しか持ち合わせない阿部晋三らしい軽薄な思い付き思想である。
敵地攻撃とは先制攻撃そのものである。敵地攻撃能力は極めて危険な好戦的思想である。戦争の何たるかを考えず、単純な勧善懲悪の愛国思想に他ならない。敵地にも無垢の人間がいることなど考えることのない思い上がりもいいところである。
憲法に対峙する自衛隊の存在を僅かに支える、「専守防衛」思想をも放棄するものである。
21世紀にはかつての戦争のようにお金儲けにならない。一発数十億円ものミサイル発射したところで、たとえ賠償金で埋め合わせなどできるわけもない。
安倍晋三のように一方的な思いで、人を殺すことなどなんとも思ていない、平和で暮らすことがいかに人間的であるかを知らないから、こんな馬鹿げた発想しかなくなる。
そもそも敵地って何処か分からないものである。
敵地攻撃が評判悪いということで、自民党お得意の言葉の置き換えを考えているらしい。(敵地)反撃能力に変えるらしい。馬鹿げた話である。こんな程度の政治家が、敵地攻撃を考えるだけそら恐ろしい。
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自分勝手な理屈でしかない戦争理由でしかない

2022-04-15 | 戦争

「ウクライナのヘリコプターがロシア領内に侵入し市街地を攻撃した。」とロシア側が発表した。」と述べている。更に、「こうしたテロ行為は許されない。司令塔への攻撃もある。」というのである。
戦果はいつも自国の側ないあって、非は敵国側にあるというのは、戦時下のお決まりであるが、この言い方はいくら何でも虚偽のロシアの言い過ぎである。
ヘリコプターがロシア領内に入って攻撃した、その多分数億倍の爆弾の投下とミサイル攻撃、戦車による侵攻と銃弾の雨を降らし、都市機能の破壊とインフラ設備や建物を瓦礫と化す行為は、テロ行為でないのか。あるいはテロ行為の数億倍の非人道行為でないのか。上図はいかほどの爆弾が落ちたのであろうか、巨大な穴が開いている。
ロシアの侵略に相も変わらず理解を示し、西側の発表の全てを否定する。ロシアは軍事施設しか攻撃していないというのであるが、なんで他国の地を蹂躙する権限がロシアにあるのであろうか?
ロシアは独立を希望する地や民族の地域で、ほぼ強制的にあるいは恫喝しロシア国民のパスポートを配布する。配布した数だけロシア人がここにいると、プーチンは発言することになる。この人たちの救済のために、ウクライナを侵略する。
侵略者はいつも都合のいい理屈を用意する。それが人を殺す理由になるのか?それが侵略する理由になるのか?
ロシアの司令塔となる艦船のモスクワが撃沈された。何処でどこをどう撃たれたのかは良く判っていないが、相当なダメージになる。プーチンはとぼけているが、東地区への侵略に支障があるだろう。
戦争は人殺しでしかない。人権の否定であり略奪である。現代の戦争はかつてのように儲からない。国家が潤うようなことは何一つない。なのにどうして、虚偽報道の騙し合いまでして、戦争などするのであろうか。
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戦争は不経済で金にならないが、平和はその逆である

2022-04-13 | 戦争

キーウィ周辺のブチャで多くの民間人が殺害されたことで、ロシア側は「フェイクニュースだ、ウクライナ政府のでっち上げだ」と、言い続けている。被害側の国家が大げさに騒ぐのは当たり前のことである。その反対に攻める側は、誇大な成果を誇るものである。戦争は事実に根差した情報が真っ先に犠牲になるのはそのためである。
上の写真は、記者に公開されたブチャ(?)の現場の隅の死者の黒いビニール袋であるが、その中の一つでタバコを吸う男うを捉えたものである。
これぐらいの微細なことは大勢を見た場合大きな問題ではない。リアリティの深いブチャの市民の証言の方がよほど重い。ロシア軍によって殺害された事実の方が重い。1000名が200名でも構うことない。多少の誇張は織り込んで被害者の言い分を尊重するべきである。
そこはウクライナの地であってロシアの地でないからである。ロシア軍がロシアの国外で行っている蛮行、侵略行為、殺戮行為、略奪行為であるからである。悲劇は一方的にウクライナの地で起きている。
不条理はロシアの側にある。加害者と被害者という概念で見るなら、紛争の最中に、加害者の意見は聞くに値しない。被害者側の言い分を聞くべきである。先ずは止めよというのは、加害者側にであって、被害者側ではない。
今回のロシアの行為と同じことを日本は、84年前に中国に行っている。お公家さん首相近衛文麿が「暴支膺懲」と、ほんのわずかで支那(中国)を懲らしめてとっちめてやると、軽い気持ちで日中戦争をしたが、4か月後の南京で日本軍は大殺戮を行うことになる。中国は30万人殺害されたと、記念碑などあらゆるところでこの数字を使っている。どう見ても30万人虐殺は無理があるが、これを根拠に南京虐殺なんてなかった、でっち上げだフェイクだという右翼が多い。しかし加害者側が言うことではない。双方で検証は必要であろうが、事実無根との反論は無実へと走らせる。そうした右翼は毎夜にいとまがない。
戦争当事者を同等に扱うのは平等ではない。プーチンにも言い分があると、ロシア擁護を掲げる人たちが少なからずいる。戦争はスポーツではない。
ロシアの侵略理由が、ネオナチが1万8千人ものロシア人を殺害したなら、そのことを明かにすればよい。ゼレスキーがネオナチならそれを証明すればよい。ユダヤ系のゼレンスキーがネオナチとは信じ難いし、核開発も生物兵器も証明できなかった、ロシアに利はないだろう。
NATOが挑発しているとプーチンは主張するが、現実に起きていることは、今回のロシアのクリミア侵略を見て、スウェーデンやフィンランドはNATO加盟を検討し始めている。
NATOから彼らを遠ざけるのではなく、逆の現象になっている。戦争で屈服させるには金がかかるし不安定で不信を喚起する。平和であることの方が、金もかからないし精神衛生上も優れている。環境破壊にもならないし、資源保護にも温暖化対策にもなる。
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ロシア・ウクライナ戦争から、戦争は儲からない公共事業であることを学ばなければならない

2022-04-05 | 戦争

ブチャの路上の並ぶ非戦闘員の市民の累々と並ぶ死体は、ロシアが撤退の後ウクライナのネオナチが持ってきて並べたものであると、ロシア国防省は述べている。内外のウクライナ悪人説派の人達もこれに追随している。ロシアのネベンジャ国連大使も、真実を明らかにしたいと常任委員会の開催を要請するとまで言っている。本気かよ。
上の図はニューヨークタイムズから失敬したものであるが、3月30日のロシア撤退前の衛星写真である。路上の死体を捉えている。下の図は左がブチャに着いた車からの写真で、右のロシア軍撤退前の衛星写真と死体の場所が一致している。
その他にも、巨大な穴を掘り埋葬場所にしているようであるが、引き上げる直前にはかなり巨大化している。放り込む死体の数が増えたのであろう。410人の死亡が確認されているようであるが、更に300人ほど追加されるとゼレンスキーは述べている。
国内では事実の捏造や真実の隠ぺいに、慣れっこになっている政権のやりそうなことである。民主主義とは、国民が事実を知ること、知る権利を持っていることである。それはウクライナにもアメリカにも言えることである。
彼らが事実を捏造するのは、戦争が悪と思っている理性が多少とも残っているからに他ならない。

今回のウクライナ・ロシア戦争が残す教訓は、かつてのように戦争で勝利した国が栄え国を挙げてお祝いすることがないということである。日本を例にとると、日清日露の戦争は多額の賠償金を得て国は潤い、愛国心を醸成してくれた。戦争は儲かり、武力による国威の発揚が新たな戦争や侵略に繋がってくれる。国民も支持した。
ロシアが内陸に向けて放った長距離ミサイルは、一発40億円するそうである。ウクライナの支援で西側の軍事産業は大いに潤っていることであろう。戦争は金になる産業がある。
戦争で儲けるのは軍需産業だけである。旧社会主義国の多くは、国家が直接所軍事産業を所有しているかそれに近い。西側諸国は政権内に恣意的人物を送り込み、軍事予算獲得のため危機を煽り続けている。
我々は、戦争が儲からないばかりか、環境破壊や温暖化を促進し、国家予算を圧迫し、人間を殺し不幸な人々を量産しいがみ合う国家事業であることを、今回のロシア・ウクライナ戦争から学ばなければならない。

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