北方領土問題はすでに終わっている。終結させたのは安倍晋三である。
このことはすでに、本ブログで何年も前から繰り返し述べている。安倍晋三の無学で無教養で状況判断の出来ない、温室育ちの男にとって、政敵を何十名も殺害し、反体制ジャーナリストを何十人も殺害させて政権の座に就いたプーチンにとって、赤子の手をひねるより簡単ことである。
領土問題はすでに終わっているが報道されないと、今月の北方領土の日に書いたが、今日ようやくNHKの北海道地方放送で、10日にプーチンは領土交渉はしないと述べたことを報道した。2年前に改正した憲法に従い、「他国と新たな割譲となる領土交渉をしない」と述べたのである。
繰り返すが、北方領土問題は終結したといって良い。何をいまさら、ダラダラと固有の領土とか、父祖の築いた土地などということないのである。日本に安倍晋三という総理がいた不幸を国民は知るべきである。これだけではないが。
そもそも、北方領土問題は日本の主張とは全く別に、アメリカダレス国務長官の恫喝によって、「北方領土の四島」などというお題目が掲げられたのである。1956年の交渉では、歯舞色丹は千島国ではなく北海道の根室国の一部であった。佐渡島が新潟県であるのと同じである。利尻島や奥尻島が北海道の一部であるのと同じであり、交渉の対象にすらならないものである。
千島国は樺太とロシアと平和裏に交渉によって日本領土になったものである。日露戦争の勝利の対価として得た南樺太とは異なる。先住民の存在が眼中にない日本人もロシア人も樺太を所有するのも問題であるが、当時の社会情勢を考えると仕方ない面はある。ロシアには大東島(ボロジノ諸島)の放棄がこの裏にあるが、国家や国境が不安定な時代でもあった。今更先住民を詮索することはできないが、少なくとも歯舞色丹を含めた千島全頭を、3000億円のノシをつけてロシアに引き渡したのは安倍晋三であると断言できる。