そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

基地を呼んだら名護市の給食が無料になるというが、辺野古を止めると全国の給食を無料にできる

2022-01-24 | 辺野古

昨日の名護市長選挙は、普天間基地の移設反対を訴えた岸本洋平が破れ、基地には触れなかった現職の渡具知武豊が接戦と言えない差で勝利した。基地建設を進める自公の支援を受けていながら、基地には触れずに給食無料などを訴えた、作戦勝ちである。
名護市民で口賛成の人物はいないでろう(と信じているが)が、地域振興という名の金で心ならずも基地については目をつむっているのであろう。
しかし、「基地を呼んだら名護市の給食が無料になるであるが、辺野古基地を止めると全国の給食を無料にできる」のである。政治は国防を優先させる。
世界情勢が代わったというのが、安倍晋三立ちの言い分である。その世界情勢は、極東最大のアメリカ軍の基地が建設されることを、どう見ているというのであるか。この国々も世界情勢が代わったというのを理由に、さらる軍事拡大をする。軍拡競争は常に、相手国を悪者に仕立て上げる。
今年は沖縄の本土復帰50年になる。知事選挙もある。この50年日本は沖縄に何を強いてきたか。そしてその前の100年日本は沖縄・琉球に何をしてきたかである。琉球併合の1972年から、琉球は日本本土の犠牲になってきた。特に太平洋戦争では唯一地上戦をし、非戦闘員の国民が10万人が犠牲になっている。
基地に反対しない、お金を貰えればという感情は、いくら反対しても吉は大きくなるばかりの現実の前の選択であろう。悲しい現実を名護市長選に見た気がする。
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