あるテレビ番組で、日本の酪農家がスウェーデンだったかを訪れる番組を見た。そこは郡としてエネルギーを外から持ち込んでいない、ゼロエミッションの地域だった。多種多様な発電施設があり驚いたが、それ以上に印象に残ったことがあった。
酪農家がどうしてここでは、こんなことができるのだと質問されると、知事だったかの責任者だった人が、驚きのことを言ったのである。日本ほどエネルギー資源に富んだ国はない。我々より緯度が低く四面を海に囲まれた、降水量の豊富な火山国でないかと言われたのである。
私たちは資源小国ということを聞かされ続けてきた。よく考えてみると、それは石油だったり天然ガスのことで、化石燃料のことである。原子力も加えて、それは企業が大々的に発電できることを意味している。
このことは以前に触れたが日本の特性そのものである。
日本は、緯度が低く日照時間は長く角度も高い。太陽光発電にもってこいの国である。
日本は、大陸プレートが交差する火山国である。地熱発電にこれほど有利な国は他にない。
日本は、山国で落差が大きくしかも降水量が多い。水力発電にはもってこいの国である。
日本は、海洋国である。波力発電や潮力発電さらには、洋上風力発電にも有利である。
日本の面積の7割は山林である。風力発電も木材を用いた火力発電にも有利である。
日本は、緯度が低く日照時間は長く角度も高い。太陽光発電にもってこいの国である。
日本は、大陸プレートが交差する火山国である。地熱発電にこれほど有利な国は他にない。
日本は、山国で落差が大きくしかも降水量が多い。水力発電にはもってこいの国である。
日本は、海洋国である。波力発電や潮力発電さらには、洋上風力発電にも有利である。
日本の面積の7割は山林である。風力発電も木材を用いた火力発電にも有利である。
これらはすべてが、再生可能エネルギーなのである。日本は再生資源エネルギー天国である。先進地域のヨーロッパ垂涎の国なのである。上の表は資源エネルギー庁のものであるが、日本が先進国でいかに怠慢であるかがわかる。
福島原発のように巨大企業が、大都市東京に電気を送れば送電コストに加えて、電力が30%も失われる。食料と同様に地産地消が本来の姿である。
今総選挙の終盤であるが、脱石油を訴える政党はない。日本の再生エネルギーの開発を具体的に提案する政党もない。
今月31日からCOP26がイギリスで始まる。ゲテーレスは、現状を最悪の状態と警告している。大企業が取り組まることしか政策として認めない国の結果といえる。日本は、石油と天然ガスの購入に15兆円も費やしている。国内資源の開発を放棄しながら。