そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

10万円配布は低廉なポピュリズムでしかなく、本気でやるなら消費税を半額にするべき

2021-11-19 | 消費増税

先般の総選挙で殆どの政党が、色の違いなどはあるものの国民に10万円ほどを配布する公約を掲げていた。国民は大喜びであろう。誰だって現金配布を歓迎する。不労所得を歓迎しない人物はまずいないだろう。それが各政党の陳腐な公約の後押しとなったのであろう。
しかしこれは、後先考えない人気取り政策、有権者を小ばかにした政策、いやしくも国家の経済を主導しなければならない政党や議員が打ち出し政策などではない。このような猫騙し政策が結果的に大手を振っている。
さらに今日政府が打ち出した、55.7兆円の経済対策の多くはばら撒きである。誰かに10万円を配るとか、Go‐To何とかの復活とか、コロナの痛手からの復活支援金とか、とにかく金のバラマキが目立つばかりである。これでは単なる一時的なカンフル剤にしかならない。そもそもその財源は、赤字国債の発行になるのであろうが、いくらこの国に借金のかぶせようとするのであろうか。財政再建はどこ吹く風である。
上の表を見れば一目瞭然であるが、消費増税で景気は後退する。現在の不況はコロナ禍が大きな原因であるが、オリンピック景気を見込んでその一年前に、消費税を10%にしたことが見逃せない。
日本のGDPの60%以上は国内需要である。このことは国民に幸福感と社会的安定感を与えてくれる。貧乏でも中流と思わせる魔力もある。
コロナ禍の現在、バラマキは未来を照らさない。このような見せかけの経済政策ではなく、消費税の減税、少なくとも5%程度に下げるべきである。同時に消費税増税で下げた企業税を元に戻すなり、所得税の累進課税をしっかり復活させることもしなければならない。
何はともああれ、現在するべき経済対策は消費税を5%にすることである。

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1 コメント

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戻し税としての消費税の隠れた仕組み (宗純)
2021-11-20 11:55:34
海外旅行をした経験のある人なら思い当たるのですが、消費税は国内消費限定なので輸出企業では払う税金ではなくて、貰う税金だった。
国内の一般市民とは逆に、輸出企業は高ければ高いほど大儲けできるのですよ。
今回4党選挙協力した立憲民主党の候補が、トヨタ労組とかその上部組織の連合が大反対していたが、これは密かに自民を勝たせたいとの思惑も大きいと思うが、
それ以上に野党が勝てば消費税減税が実現する可能性があるので、これを潰したかったのでしょう。
消費に税金をかければ国内消費が冷え込むが、輸出企業にとっては逆に国家から消費税が全額払い戻しされるのですが、笑いが止まらない
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