そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「別人格?」何を言うか、官僚はお頭の長男を意識し忖度して12回も会食を重ねた

2021-02-14 | 石破茂

東北新社社員の菅義偉首相の長男らが総務省の幹部を接待したと週刊文春が報じた。この問題を受けて、菅義偉首相は衆院予算委員会で、「私とは別人格だ。プライバシーの問題だ。ここで取り上げるものではない。」と気色ばんで答えた。
菅の長男が総務省の幹部と重ねた会食は、ここ数年で12回にも及んでいた。総務省と言えばかつて菅長男のお父さんが大臣をやっていた部署である。その後はその上級にある官房長官を長年務め、気に食わない発言をしたNHKの課長を飛ばしてやったなどと、総務省に隠然たる影響を誇示していた人物である。
官僚も幹部となれば、その放送関係の菅の長男のお誘いとあれば、ことわるわけにはいかないだろう。手もみしながら会食を重ねていたことは、容易に想像がつく。利害関係のある業者との会食は、官僚は倫理規定で禁止されている。幹部官僚が知らないわけがない。それを12回も重ねることになったのは、彼らが恐れをなしたいたに他ならない。
おまけに贈答品やタクシー券までもらっている。会食をした幹部職員は贈答品やタクシー券の返却を検討しているというのであるが、お笑いである。バレたかと言った感じか。
菅の長男が勤務する放送事業会社「東北新社」の子会社は、総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受けている。直近の会食では菅の長男と子会社社長が同席している。昨年12月は衛星放送の更新時期で、放送行政などを所管する幹部が直前に接待を受けたことになる。
これが、現職総理で官房長官であった長男が関与した贈収賄事件でなければ、この国は汚れた政治と官僚によって動かされているといって良いだろう。しかし残念ながら安倍晋三が、不都合な公文書を廃棄したり隠ぺいする、そして何も罪に問われない。甘利明は詐病でトンずらしたし、西川公也は引退後バレてしまったが何のお咎めもない。安倍晋三以来築き上げてきた政権与党自民党の土壌といえる。菅の長男のやったようなことは、たまたま盗撮されて明らかになっただけで多分無数にあるだろう。
今日本はそんな国になっているのだ。オリンピックなどやってらえるか!

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