そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

放射能汚染がれきを持ち込ませないその1

2011-09-25 | 政治と金

福島には放射能に汚染された破棄物が相当数ある。しかもこれからも増え続けることははっきりしている。被災地はこの処理に困っている。どっかに見て行ってくれということである。

これに先立ち、政府は4月ごろから「がれき」処分の協力を、日本各地の自治体に戸別に打診している。被災地を支援しようとする人たちの、善意の協力意志にに乗ったのです。

それはそれでいいことであるが、福島原発が爆発したことも、放射能漏れも渋々認めたり、事実をほとぼりが冷めたかなと思われる頃に、こっそりと出した来た政府が、「がれき特別措置法」を8月末に施行したのである。

この法律は「日本中の自治体が、がれき処分に協力するように」と規定している。ガイドラインでは放射能汚染基準は、セシュウム1キロ当たり8000ベクレル以下としている。

8000ベクレル以下は、汚染していないと言っているのである。しかも、搬出したがれきに8000ベクレル以上の汚染が発覚すると、10万ベクレルまで良いと言いだしたのである。

しかもこれまでの経過では、出す方が汚染を確認しているのではない。受入れ側が検査して、汚染事実を摘発しているのである。

8000ベクレル以下は、一般廃棄物として処理してよいことになっている。その処分地は今後住宅などのしないように、と言っているだけである。人の営みからのみ規定している。

我々の町のような、過疎地で酪農地帯のことなど、法は考慮していない。河川が汚染されたり、家畜が被爆したりして生産物が汚染されることは、何も考えていない。少数派のことなど考慮している場合ではないにかもしれない。

次々と出てくる、放射性汚染がれきは、これまでの数1千倍から1万倍以上になることが見込まれる。

爆発した、原発を廃炉にするためには、相当量の放射性物質がでてくる。これは20年はかかるであろう。メルトスルーを起こしているから、多くは地下浸透の可能性もあるが、廃棄物がかなりの量になることは間違いない。

それ以前に、除染作業は洗浄や削ることになるがその結果、計り知れない量の放射能汚染物質が、間断なく出てくる。

ここで、がれき受け入れを表明している当町に対し、放射能汚染物質が持ち込まれないようにと、会を立ち上げました。

「別海町放射能汚染がれきを拒否する会」と名付けました。町に要望書の提出いたします。多くの人に、こうした事実を知らしめるのが目的です。

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