母に「鶴見祐輔の本」のことを尋ねたら
「いい本だったよね。いい話だった。息子の名前はススムだったね」と、覚えていたものの
「近頃目にしていない。もう何十年も前に人に貸して戻ってこなくなったのじゃないかな」ということで、残念。
戦前のリベラリストの男性が家族をテーマに書いた本だったと思うと、なおさら読みたかった。
小説の中味はまったくの創作物かどうかも殆ど覚えていないのだけれど、鶴見祐輔氏のまなざしを辿りたく思っていた。
戦前の教育を受けた亡神谷美恵子さん、犬飼道子さんらを育まれた父親像はどうだったのだろうと思う。
さかのぼって、7歳の娘をアメリカ行きの船に乗せた津田梅子さんのお父さんのことも。
「そんなこと知ってどうする」と声が返ってきそうだけど。
そして、私が暮らす周りでは
「男の人って仕事で夜遅いでしょう。疲れているのだから(その他のことを)期待しちゃあ無理よ」とう現実。
家庭や子供のことは女性(母親)達が殆どを任され、家庭の母親が最終教育機関に入学するまでは受験勉強優先で、その後は男性と女性の役割を区分する考え方で子供に接するのが主流のように見受けられる。
それほど父親は忙しいのか。
そんな気持ちもあったから、前述の本を読んでみたかった(しつこいね。笑)。
そして、私には自分がそうではないくせに、志強く生きた人たち、育った人たちのの姿を、時代を超えてでも、そして遠目にでも、眺めてみたいという、幼い心が残っている。
「いい本だったよね。いい話だった。息子の名前はススムだったね」と、覚えていたものの
「近頃目にしていない。もう何十年も前に人に貸して戻ってこなくなったのじゃないかな」ということで、残念。
戦前のリベラリストの男性が家族をテーマに書いた本だったと思うと、なおさら読みたかった。
小説の中味はまったくの創作物かどうかも殆ど覚えていないのだけれど、鶴見祐輔氏のまなざしを辿りたく思っていた。
戦前の教育を受けた亡神谷美恵子さん、犬飼道子さんらを育まれた父親像はどうだったのだろうと思う。
さかのぼって、7歳の娘をアメリカ行きの船に乗せた津田梅子さんのお父さんのことも。
「そんなこと知ってどうする」と声が返ってきそうだけど。
そして、私が暮らす周りでは
「男の人って仕事で夜遅いでしょう。疲れているのだから(その他のことを)期待しちゃあ無理よ」とう現実。
家庭や子供のことは女性(母親)達が殆どを任され、家庭の母親が最終教育機関に入学するまでは受験勉強優先で、その後は男性と女性の役割を区分する考え方で子供に接するのが主流のように見受けられる。
それほど父親は忙しいのか。
そんな気持ちもあったから、前述の本を読んでみたかった(しつこいね。笑)。
そして、私には自分がそうではないくせに、志強く生きた人たち、育った人たちのの姿を、時代を超えてでも、そして遠目にでも、眺めてみたいという、幼い心が残っている。