日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

今中国に観光旅行に行くこと

2005-04-17 10:59:15 | 私の雑感あれこれ
連日中国での反日デモが報じられている。
間近のゴールデンウィークに中国観光旅行を楽しみにしている人たちも多いと思います。
国を越えて旅行をするのは楽しみも格別だとおもいます。
旅行会社へ申し込みは簡便化され手軽になってきています。
相手国との関係が穏便であれば、それでなんら問題がないかもしれません。
しかし、今の時期中国との間では、「デモが…」「投石が…」と、報道されています。
もしあなたが今渡航するのだとすれば、そんな場所に出向くのです。
「それでも行かなくてはならない用件があるのか。」
「デモや投石の現状に紛れ込む可能性を了解しているのか。」
と、自分に問うていただきたい。
事故に遭遇した時
「旅行会社が大丈夫と言ったから」とか、
「国が渡航を止めていないから」というのは理由にならない。
自分の判断力で選択するというのはこういうときだと思います。
それでも行く必要があるのであれば、自分の責任で出かけて欲しいと思います。
「イラクの戦場へ行った青年達とは程度が違う」ではなく、「自分の身は自分で守る」という基本スタンスを取るべきだと思います。
国も渡航禁止とまでは行かないにしても、観光旅行などについては現状を踏まえての行動をとのメッセージを出すべきではないでしょうか。
だって、中国は暴動の責任は自分の国にない(日本に原因がある)といっているのが現状なのですから。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラオスの凱旋門

2005-04-17 09:54:26 | 私の雑感あれこれ
卒業旅行にひとりでラオスに行ってきた娘の見せた写真には凱旋門が写っている。
「日本にいるラオス人の友達に見せたらね」と話は続く。
その凱旋門はアメリカが作ったそうだ。
「実際の材料費はこの門10個作れるほどかかったらしい」という。
というのは「建造のための材料を用意しても、用意してもいつのまにか減っていってしまい、完成までにそれくらいかかった」という話。
その友人が言うには
「凱旋門が完成する頃には、あたりの民家がみんなきれいになっていた」とのこと。

社会主義の国ラオスは地理的にも中国とのつながりが強い。中国の援助で行われている造成工事の砂利の見張りの仕事をしていたラオスの友人と話の中で「結婚した○○がこの砂利分けてくれないかって言ってきたんだ」という話もあったという。
見張り役の彼はそんなことに応じる人ではないけれど、ラオスでは結婚したら半年は女性の家族とともに暮らし、その後男性は新居を造る慣わしがあるという。
とすると、工事用の資材が格好のねらい目になるのだろうか。
大学を出ても留学していてもラオスではやりたい仕事がない。
この国ではルールを守り建設的に暮らし達成感を味わえる道がどこにあるのだろう。

この話だけでは寂しいから、もう一つ。

日本では毎年3万人を超える人が自殺していると話した時、ラオスの友人曰く「そんなに辛かったらラオスに来て10年ほどいて、元気になって日本に帰ればいいのにね」と。
鳥インフルエンザでニワトリを失って、ウサギで生計を立てようと思うと(知人から2匹分けてもらってこれから増やす計画らしい)語りながら、みたこともない豊かな国日本の自分から命を絶つ人の数を聞いて、「ラオスに来れば…」と提案してくれる友人。

生きる楽しみを見つけるのも力なのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする