日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

銀行3月期決算

2005-05-26 14:14:09 | 社会問題
「大手行の不良債権半減」
「3月期決算 金融相が正常化宣言」
「3メガ時代、幕開け」
「三菱UFJ統合初年度投機黒字見込む」
「りそなHD初の黒字に」
今日の朝日朝刊、銀行の業績を報じる見出し、元気よくなってきたようだ。

今100万円を1年間定期預金したら、利息0.03パーセントで300円。
以前の3%程度推移していた時代であれば、1年間に30,000円。
かつては利息として預金者に支払われていたであろう差額29,700円は、今は銀行に残る。
1000万円だとすると297,000円。ほぼ30万円ではありませんか。
とすると、銀行の体力回復に尽力しているのは、預金者なのではないでしょうか。
そう、手数料収益があがったといっても、各種手数料を支払うのは窓口を使うお客さんであり、投資信託を買い利益があっても損失があっても一定割合の手数料を払うお客さんです。
どの銀行もほぼ同額の横並びに決められた手数料の集積と、運用益を期待しない預金者(殆ど無利息にちかくても甘んじている)のおかげでの業績回復なのでしょうけど、不良債権問題で頭を下げていた時とはどことなく違って、大銀行健在の趣が漂っているように思えるのは、一般預金者の僻みでしょうか。
バンカーであれば、預金者への利息という形で運用実績を示してこそプロだと思うのですが…。
金融庁に数字を示すことに執心して、雀の涙の利息に甘んじている預金者を忘れてはいませんか。
手数料の魅力的な投資信託勧誘と高金利カードローンのお誘いにばかり熱心なように見受けられます。
営利事業なんだから仕方がないのでしょうか。
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寿限無(じゅげむ)のイチゴ 

2005-05-26 10:55:21 | 子育ての周辺
イチゴが通年で出回っているけれども、朝の食卓に上るのは5月。
家庭菜園の朝のイチゴがふたつぶ、みつぶと採れ始め、その内ザルいっぱいにとれるようになったかと思うと、アッと間にふたつぶ、みつぶになり、そしてその年は終わる。
朝の食卓で
「お父さんの作ったイチゴだからね」と言うと、
「違う、太陽がなかったらできないよー」と息子。
お父さんの作ったイチゴと言うその都度に
「違うー」と。
それから我が家では
「太陽と土と水とお父さんが作ったイチゴ」(タイヨウト ツチト ミズト オトウサンガ ツクッタイチゴ)というながーい言い方が続きました(落語の寿限無のよう? 笑い)。
そう、
「太陽と土と水とお父さんが作ったエンドウ」も、同じ頃食卓に上りました。
子供たちが巣立った食卓では、寿限無のような長い呼び名を唱えることもなくなりました。
「違うー」と、口をとんがらかして「太陽と土と水とお父さんが作ったイチゴ」言い直していた息子も社会人。
今は北の地方に暮らしていますが、イチゴを食べる時思い出すこともあるでしょうか。
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