日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

橋梁談合  (記者会見から)

2005-05-27 12:41:11 | 社会問題
摘発されたのうち2社の会社トップ(経団連役員)の記者会見
「コンプライアンスを守ることを厳しく言ってきた…」
「上手くやれという言い方までして、仕事を取ることを優先したことはない」
とか。
このお二人は揃って「談合」が40年以上に亙って続いてきたことを知らないで来た人ということか。
受注事業はいずれも大規模工事ばかりであろうから、そこまで目が行き届かなかったとのことはないだろう。
受注に関する清濁併せ呑む部分のある部署は将来性のある社員を遠ざけていたのだろうか。
入社以来40年もその業界の体質だったであろう部分を、知らなかったと記者会見するトップの二人。
それとも、問われているのは自分が現職になってからのことであり、従来から上層部の耳には入れないという配慮が徹底してなされており、今回の発言のように関与していないと記者会見できたのだろうか。
経団連会長の奥田氏の「(談合が)今後まったくなくなるとは言い切れない…」発言のほうが説得力がある。
業界違いの自動車会社の奥田氏が、談合の存在を認めた上での発言なのに、上記お二方が「不知」を通しておられることが、妙におかしい。
実態は徐々に明らかになる(なされる)から、始めの一歩は否定から、ということだろうか。


コメント
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