日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

政府系金融機関っていっぱいあるのですね。その中のひとつの話

2005-10-16 10:39:30 | 社会問題
近頃改革関連でよく耳にする言葉。
その中のひとつ、国民生活金融公庫について。
今日の朝のNHK日曜討論で
共産党の市川書記局長が「国民生活金融公庫は担保なしの融資ですよね」と発言し、だぁーれも反論なしの聞き流し。
皆さんご存知ないのですよね。
実際借り入れしている人たちの現状。
国民生活金融公庫は「年金担保」を認めています。不動産や他の財産を担保提供することができなくなった債務者が最後の切り札として、生活費の補給源である年金までを担保として借りている現実。
ちょくちょく見かけます。
データとしてどれだけの年金担保がなされているのでしょう。
のどから手が出るほど融資OKの返事が欲しいとき、この金融機関に限って(実はほかにもありますが)、法律で認めている(債権執行ですら、金額の制限枠があるのに)、1年2年分の年金受給権を担保として借り入れし、生活費が枯渇してしまうケース。
いくら小企業を助けるためだといっても、最低月額に関しては担保不可としないと、判断力が朧になるほど資金難になっている人たちの暮らしはボロボロになっているのが実態です。
年金を担保にしている国民金融公庫の借入割合どれぐらいなのでしょう。
政治家も知らない、資金難を経験した小企業以外の殆どの人が知らないところで、困り果てている人たちがいるのに…。
仕組みが大きくなると、わからないのでしょうね。
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憲法改正・・・9条も話題になっていますね。

2005-10-16 08:38:42 | 社会問題
先日爆笑問題というお笑いコンビが司会をしているテレビ番組(途中から見たことでもあり番組名はわかりません)で、若手の国会議員さんたちが10人ほど議論しておられました。
憲法改正と9条改正について、賛否を問うたところ、共産党議員、社民党議員の二人を除いて全員賛成のカードを揚げられました。
余りにも揃ったので、司会者側に「おっ」という雰囲気が生まれ、ほんの一瞬間があったような(もちろん、すっと話をつながれましたが)。
今も印象に残っているのは、原口議員の
「9条の1項については、今よりももっとしっかりと縛りをかけないといけない」
という言葉。
自分の国を守るのは当然だけれども、「絶対に戦争をしない」ということについては、将来にわたって守っていかなければならないという意志が、これも全員に通じていました。

「自衛隊は軍隊ではないから日本は軍隊を持たない」という論理は、どこで通じるのでしょう。世界で何番目かの国家予算を使って維持している自衛隊を持ちながら、軍隊が無いと思っているのは、これも日本独特の言い回しです。
この理不尽をいつまでも放置しているのは不自然であるから、だから憲法についても見直す必要が出てきているという考え方、実は納得します。
憲法9条をいじるのは、戦争肯定と短絡的に持っていこうとする政党もあるのでしょうか。
絶対、「戦争をしない」という縛りをつけて、自国の意見をしっかりと言える国になってほしいと、そう考えるのです。
ガンジーは無抵抗主義。たとえ侵略されても、武力は絶対行使しないという考え方だったそうです。
そこまで徹底する考え方もあるかもしれません。
でも主権も剥奪されてもと国が舵を取る方を選んでほしいという選択までにはならないのです。
もちろん、9条堅持を主張する政党があっても当然です。
だけれども、その政党が、あの拉致事件について、朝鮮総連が「拉致は無い」と否定したことを了解し、私たちに主張していたという事実。この国の人たちの思いよりも、他国の人たちの回答を優先したように思います。
その政党党首が首相になったときは歓迎の接待を受けたことを連想もします。
だから今の党首が熱く語られてもさめた目で見てしまうのです。
主権がなくなるということは…、それでも無抵抗主義で行くか。
そのことと、「戦争は絶対しない」という縛りを強くかけて、主権国であろうとするか、
憲法9条の問題を考えるとき、二つの場合の選択に行き着くような気がします。

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