日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

昨日、全国一斉学力テスト

2007-04-25 12:53:12 | 社会問題
そして、全国で唯1箇の自治体、犬山市が不参加だったという。

やったね!犬山、と、少し思う。
別に、参加しても、減るもんじゃないし・・・、とは思うけれど、犬山市の教育委員会がそこまで「不参加」を貫くのは、教育と国家の癒着を懸念しているからかしら、とこれまた、少し考えている。
もう何年前になるのだろうか。
盛んに「ゆとり教育」が叫ばれ、教科書の内容の簡易化が進んだ。
その時、テレビニュースが伝えていたことを記憶している。
犬山市では、教科書で教える内容が少なくなった分を、市独自で副読本を使って補う方針です、と。
新聞の投書欄にも、「公教育で教える内容を減らすことは、教育を受ける機会を奪うことになるのでは」という意見も、見たこともあります。
でも、世間の大勢は、詰め込み教育が落ちこぼれを生み、いじめの原因にも・・・、その路線で溢れていました。
そして、TVタックルの大竹まことさんの弁が面白く、納得したものです。
「教科書を簡単にすると、みんな勉強すると思っているのか。勉強をしない奴ってのは、したくないからしないのであって、そんな(自分のような)奴、いくら簡単です、っていわれても、するわけないってこと、どうして文部省の人たちは判らないんだろうな(笑い)」

そして、幾星霜。
今度は、国際的に日本の子供の学力が低下しているから、その向上を検討する一環として、そのための全国統一学力テストを。
そんなこと、いわれても、なーんだか、と思ってしまうのは、子供たちの教育のために、文部省(現文部科学省)のお門違い政策に抗ったり(犬山市もこの中に入るのでしょうか)、ハスに眺めてきたりしてきた人たち、なのではないでしょうか。

人としての力をつけるための小さい時の基礎教育は大切です。
データを取るため、他と比較して、お尻を叩くための資料にするだけに、国をあげての一斉学力テスト、だとしたら、怒りますよ!文部科学省さん。
これを試みることがどんな意義を持つのでしょうか。

ちなみに、犬山の近隣の市で30年以上教師をしてきた友人も言っていました。
犬山の教育はいいわよ。もし、一斉テストに参加したら、上位になること間違いなしよ。だけど、教育委員会の一貫した方針で参加しないって決めているの。
決して、評価を気にして逃げているのではないのです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がり 普段着の朝 ハナミヅキ

2007-04-25 07:42:33 | 今日の一句・今日の一首
葱坊主 この列あの群れ 畑中の遠足

蒲公英の 綿毛まあるく 風を待つ

以上、朝のウォーキング中に。

街中も新緑の春です。
昨日は仕事場の近くの外堀どおりを自転車で走りました。
名高いお城の、深く大きな外堀は空堀だから、その斜面、その堀底、どこもかしこも一面の緑が見事です。
そして、通りの街路樹は、ケヤキなのか名前知らずですが、高木の落葉樹ですから、いま芽吹き時。
その木の裾地には、一面のヒメシャガの花。
ほっと、安らぎます。
いいものです。
創られた花畑には色とりどりの花、そんな季節に、遠目には一面に白い小花にみえるヒメシャガの花。
仕事の途中、車ではなく自転車だからこそ楽しめる風物です。
どなたの企画か知らないけれど、ここを一面のヒメシャガで、そう提案した方のセンス、いいなと思います。

追記 
ヒメシャガは後になって名前を覚えた花です。
育った家は、宿場町の街道沿い、南向きの町屋だったから、狭い裏庭は北向き。
そこに植わっていた花が、コレだったことを覚えています。ギボウシとか、ユキノシタとか、半日陰好みの花種、どれも地味な花だな、他所のようにバラとかグラジオラスとか植えられたらいいのにな、そう思って育ったことを思い出します。
私にとって、ヒメシャガはそんな思い出とセットになっている花だから、こん広い大舞台を与えられて群生していること、それが嬉しいのかも知れません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする