日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

年金にまつわる話 その2

2007-06-13 12:03:11 | 社会問題
24時間受付…実は「そう書いてあるだけ」だったり、47万件の問い合わせに1万7000件しか対応できないのが実情だったり。

なんだか、社会保険庁が素人というか初心者集団に見えてきます。
電話が通じなくて、不安、不満な心理状態のひとが溢れていることを想像なさっているのだろうか。新聞やテレビという広報機関を使えば、問い合わせの人にストレスを掛けない、効率のよい策を取れるはずだけれど・・・。
起こってしまったことは、取り返しがつかない。
だけれど、問い合わせをしたいと考える人たちにストレスとならないように、考えたらどうか。
私は、特に急いで問い合わせようとは考えていないけれど、45万件の問い合わせても対応してもらえず、イライラしている人の時間を思うと、あーあ、と思う(笑い)。

こんな状態にあっても、ドンカンなのが組織の無神経さ、でもあるのでしょうか。
かつて、成年を迎えた子供らに次々と国民年金の督促状が来たことがありました。

年金のことでこんな電話したことがあります。

私:学生である子供に収入がないことが明らかなのに、どうして子供あてに督促状を送付する、そのことに矛盾は感じませんか。

⇒そういう決まりだから・・・。所得のある親に払ってもらわないと・・・。

私:子供の40年後の生活を保障する制度なのに、なぜ、今その子供を育てるために教育費支出をしている最中に、その子の40年後も今から負担しなくてはならないのですか。
教育費は親が納得して負担しているけれど、国民年金については、役所は、成人式で、「皆さんは大人です」と言っておきながら、成人したばかりの、その若者に向かって、親に払ってもらえと、言っていることになりますよ。

⇒電話でそういわれても、役所としてはどうしようもありません。

私:その返事しかできないのは分かります。でも、制度がおかしいですよ。

そんなやり取りをした後だったろうか。
近所の人(老人会の世話役さん、公務員ではない)が、役場から預かってきた、と茶封筒を持ってこられた。
封筒の封はしていない。使い走りの人でも、中を見ようと思えば見れる。
ご近所の人からは、普段どおりの挨拶を交わして、封筒は受取りました。
中身は、国民年金の「督促状」。


でも、考えると、変!です。
なぜ、ポストに投函しないで、封をしない督促状をご近所の方に渡すか?
そんなことをすることで圧力を感じさせようとしているのだとしたら、その役所の心根を思うと、担当者の意識の低さに呆れてしまいます。

その数年後、学生であることを証明すれば、免除が認められるように、制度変更がなされました。

学んだこと:制度はその時点で欠陥のないものとは限らない。

そして、いまも、こんな不誠実が暴露されたことで、より良い合理的な改革へと繋がっていくことを願っています。

年金制度は、不明朗で合理的でない点を含んだ制度だと思っています。今回の問題発覚を機会に明朗な仕組みになって欲しいものです。
コメント
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