日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

朝日新聞の猪瀬直樹氏の記事を読んで

2009-05-18 12:53:37 | 社会問題
言われてみれば、そうだな、と思う。
でも、言われないと、うっかりってことも多々ある。
猪瀬氏の記事は私にとってそういう内容でした。

何十年か前、虎の門病院に入院していた母を見舞ったとき、病院の屋上から界隈を見渡すと、森ビルが林立していた、という記憶があると語っている。
虎ノ門あたりの森ビルの入居者は、官庁の外郭団体が多い、とも。
だから、永田町、霞が関だけでなく、虎ノ門も官の影響下にある。
そう、森ビルの店子さんの多くは、家賃を値切らず、一旦入居すると長く居続けてくれる外郭団体、公ということなのです。

そんな高値安定の収入が保障されたお得意さんとのつながりが強固にあるから、どんどん新築ビル、超高層ビルにも取り組める、という構図なのでしょう。
首都移転になると、情勢は一変するでしょうね。
仮にそうなっても、既にノウハウをもっているのだから、そんな時はいち早く、移転先に土地を確保するのでしょうか。

そういえば就職した勤務地が虎の門、という子もいました。
その後、そのビルは取り壊されることになり、やっぱり、森ビルの系列○○ヒルズになりました。
セキュリティーもしっかりしていて、沢山の同様の店子さんとの実績もあるから、政府外郭団体の担当者としても、契約締結の説明がしやすいのでしょうね。

細かいことに目くじらを立ててはいけないのでしょう。
ふーん、森ビルって、政府がお得意さんだったんだー、そういうことが分かった記事でした。
コメント
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