日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

「お・は・し・も」ご存知ですか。

2015-10-14 03:25:55 | 社会問題
昨日は民生委員の行事の一つとして、県の防災センターへ研修に行ってきました。

初耳、初体験がいくつもありました。

ここにメモ代わりに書き留めておきます。


旅先、ホテルなどに宿泊した時に、非常口の確認をしますか。

…なんとなく、非常口マークの案内を認識する程度。

⇒1か所の非常口を確認していても、火災がそちら方向だと使えません。非常口は必ず2か所のチェックが必要です。

…納得。


家庭用消火器

⇒「消防署のほうから来ました」と訪問販売があっても、それは消防署ではなく、その方向から来た全く別の業者ですから、引っかからないでください。

…な~るほど、納得。

⇒消火器の噴射時間は、「15~16秒間」です。だから、火事!と慌てて消火器を取りに行き、すぐにピンを抜きながら火元に走ると、火元に来たときは噴射物は空っぽになっています。火元でピンを抜くこと。

…納得。全員が実践もさせてもらいました。

⇒消火器は経年劣化します。中身を入れ替える必要があります。1キロ約1000円。3.5キロ入るから3500円。+ガスの充填に1000円で4500円はかかります。それぐらいの値段でホームセンターでは新品が手に入るでしょう、とのこと。
⇒消火器は経年劣化で底がさびてきている場合があります。そんな消火器を万一の場合に使うと、ガスの圧力で底が吹き飛んで、ケガ、死亡事故まで発生しています。ご自宅の消火器を点検しておいてください。

…納得、そして了解。


火災で煙が発生した通路(15メートル)を逃げる体験もしました。
ちなみに、新幹線の車両は30メートルあるそうです。

⇒「おはしも」です、と。
初耳でした。

お  押さない。

は  走らない。

し  しゃべらない。…言葉を発すると有毒ガスをより吸い込むことになる

も  戻らない。  …死亡事故には「戻ったため」のケースが多い。


真っ暗で煙が充満した中に入ると、一瞬で不安指数がアップしました。
前を行く人の姿が見えず、自分だけが手間取って遅れているのではないかと。

腰を低くして、壁に手をやりながら進むのですが、障害物で進路が変わると不安が生じます。今回は体験場所の構造物外観が最初から分かっていたこと、煙が無害なのも知らされていたので、どちらかというと安気でしたが、出口までの距離予測ができず、足元にも凸凹があったりすると、パニックになりそうですね。

さっそく注意に反して、戻ってきた人の洋服の色が目に入って、自分だけが取り残されているのではない、と妙に安心(?)。 彼女は壁に手を触れていなかったのか障害物で方向感覚を失ったようです。

地震発生時の体験

震度7までの揺れを体験しました。

和室、テーブル室のふた部屋に7人ずつ入って、「揺れ」を体験するのです。
和室でざぶとんに正座できないし(ひざ痛)、テーブル室を選択しようと思いました。
最初のメンバー。テーブル室の一人は揺れとともにさっと椅子に腰かれていた状態からテーブルの下にもぐれたのですが、もう一人は、「テーブルに潜る」という動作がなかなかでした。
2番手グループの私は、何でモサモサしているの?と感想を持っていたのですが、

揺れが大きくなりだすと、簡単な行動もできなくなるのです。

だから、揺れだ、と感じたら、すぐに行動をはじめないとダメ、とこれは体感しました。

テーブルの足を捕まえて、正座できず、よじれた格好を他のメンバーにさらした私でしたが(苦笑)、命を守るためには、ひざ痛なんて言っていられないんですものね。
体験時間は1分だったそうですが、長く感じられました。

⇒東南海地震が起きると揺れている時間が3分間ということもあるそうです。


非常に中身の濃い体験でした。
とりあえずメモ代わりに、自分の頭の中を反芻してみました。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
既に了解、という方もいらっしゃると思いますが、お役に立てたら嬉しいです。










コメント (2)
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