たらたらと、遅読中なのは、城山三郎の「冬の派閥」
幕末期の尾張徳川家の顛末がテーマ。
争いを避けたいと思えど、世情は意図する方向にはならず。
不本意に人を誅殺せよと、朝命が下る。
朝廷の命令は絶対だから、とにかく従わないと、謀反人にされてしまう。
良かれと思ったことが、逆手に取られても、反論無用。
「官僚たちの夏」の作者でもある城山三郎の筆運びに、引き込まれる。
と言いながら、遅読ですが、、、汗。
昨日は、88歳を迎える方への町からのお祝いの品を届けに行ってきた。
涼しくなった夕方のひと時の立ち話で、88歳の夫氏の介護状況の聴き手になる。
現役時代は充実した日々を送られたであろうけれど、身体レベルが低下して、手がかかる、と。
介護で、自分の時間も拘束されがちなので、つい愚痴が出る。
いずれ我が身と思いながらも、世話をする側は沈殿してくるのだろう。
それでも、施設に世話にならずに二人三脚。
そのご苦労さん代が、やがての遺族年金になるのだろうか、と思ったり。私、結構、皮肉屋です。
つい、頭の中に150年前の理不尽な時代が去来するものだから、こんな小さな愚痴を吐き出しながら生活できている時代の幸せを思う。
今、その小説の舞台となっている名古屋城の木造での再建話が話題になっている。
私の頭の中は、小説に取り込まれているものだから、観光用に再建を、なんて提案している時代のなんと平和なことか。
ひとは数十年という時代を生きるわけだけれど、その時代を選べない。
高須藩出身で尾張藩主になった、慶勝、弟(名前追加します)、桑名藩主、会津藩主の松平容保は兄弟。水戸の斉昭の息子であり、一橋の養子になり、やがて最後の将軍になる慶喜は、慶勝のいとこ。彼らが時代の波の中で、争いをよしとしたわけでないのに、幕府終焉のあらしの中でほんろうされる、尾張藩に関心があるのだとしたら(そんな人少ないでしょうけれど)、読んでみることお勧め。というか、出会ってよかった歴史小説の1冊です。
私たちの現代。
社会福祉がここまで整っても、さらに出てくる愚痴。これって、生きていく上での調味料なのかもしれませんね。
ほんの150年前、(慶応4年、明治元年、1868年)あの私たちの近くの、あのお城で、上級役職の何人もの人が、裏返した畳の上で、首をはねられているのです。本当かどうかも不確かな天皇のご意志だという命令書の指示で、、、。
かこつけて、雑用優先してしまっています。早く読了しなくてはなりませんね。苦笑
幕末期の尾張徳川家の顛末がテーマ。
争いを避けたいと思えど、世情は意図する方向にはならず。
不本意に人を誅殺せよと、朝命が下る。
朝廷の命令は絶対だから、とにかく従わないと、謀反人にされてしまう。
良かれと思ったことが、逆手に取られても、反論無用。
「官僚たちの夏」の作者でもある城山三郎の筆運びに、引き込まれる。
と言いながら、遅読ですが、、、汗。
昨日は、88歳を迎える方への町からのお祝いの品を届けに行ってきた。
涼しくなった夕方のひと時の立ち話で、88歳の夫氏の介護状況の聴き手になる。
現役時代は充実した日々を送られたであろうけれど、身体レベルが低下して、手がかかる、と。
介護で、自分の時間も拘束されがちなので、つい愚痴が出る。
いずれ我が身と思いながらも、世話をする側は沈殿してくるのだろう。
それでも、施設に世話にならずに二人三脚。
そのご苦労さん代が、やがての遺族年金になるのだろうか、と思ったり。私、結構、皮肉屋です。
つい、頭の中に150年前の理不尽な時代が去来するものだから、こんな小さな愚痴を吐き出しながら生活できている時代の幸せを思う。
今、その小説の舞台となっている名古屋城の木造での再建話が話題になっている。
私の頭の中は、小説に取り込まれているものだから、観光用に再建を、なんて提案している時代のなんと平和なことか。
ひとは数十年という時代を生きるわけだけれど、その時代を選べない。
高須藩出身で尾張藩主になった、慶勝、弟(名前追加します)、桑名藩主、会津藩主の松平容保は兄弟。水戸の斉昭の息子であり、一橋の養子になり、やがて最後の将軍になる慶喜は、慶勝のいとこ。彼らが時代の波の中で、争いをよしとしたわけでないのに、幕府終焉のあらしの中でほんろうされる、尾張藩に関心があるのだとしたら(そんな人少ないでしょうけれど)、読んでみることお勧め。というか、出会ってよかった歴史小説の1冊です。
私たちの現代。
社会福祉がここまで整っても、さらに出てくる愚痴。これって、生きていく上での調味料なのかもしれませんね。
ほんの150年前、(慶応4年、明治元年、1868年)あの私たちの近くの、あのお城で、上級役職の何人もの人が、裏返した畳の上で、首をはねられているのです。本当かどうかも不確かな天皇のご意志だという命令書の指示で、、、。
かこつけて、雑用優先してしまっています。早く読了しなくてはなりませんね。苦笑