日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

71歳でノーベル賞。

2019-12-13 07:31:50 | 私の雑感あれこれ
授賞式が終わったニュースが流れていた。
吉野さん、にこやかな笑顔は絶品。どこを切り取っても、暖かさがしみだしてくるような人柄に思える。

もう15年も前になるだろうか。はじめて出席した大学の美術部の同窓会(総合大学ですから、いろんな学部があります。そこで数年の同期間を過ごした仲間です)に出た時のことを思い出した。

卒業以来30年以上も見ていない顔、顔、顔。

言葉が出なくって、ただ、ただ、笑って「お久しぶり~」と挨拶した。

(アラッ、薄くなったわね~、とおもったり)(まったくのオバサンそのものじゃないか、とおもったり)

心の裡はみなさんそれぞれのこと、だったでしょう。苦笑

でも、皆さん、しっかり大人、立派な社会人(当たり前です。でも、学生時代の若者だった映像で覚えていたものですから、驚きも混じります)

和気あいあいと話が進んでいく中で、もう大学生になっている子供たちの話題も出たりします。

医学部だったIさんに、今、息子が○大の医学部に行っています、と言ったら、

そのIさんは、「ほぉ~、それじゃあ、ノーベル賞も目指せるね」と。

Iさんはその時は母校の教授(医学部教授)でした。

返答の第一声が思いもせず、そんな言葉だったので、むしろ思いました。

きっと、彼が学生のころはノーベル賞をも目指す研究者を志していたのだろう、と。

美術部の暗い部室では、一対一での会話をした記憶はありません。近畿地方の田舎出身と聞いた記憶、です。
浪人、留年組も見かける中で、彼は現役合格、留年の話も聞いたことありません。
ご両親にとっては期待される人間像、だったのです。(・・・今にして思えば)

現役で難関学部に入学しているのだから、さぞかし子供のころは神童と言われていたのかも、そんなことを、振り返って思い起こします。

そのIさんも、一度お会いしただけで、もう鬼籍に入っています。
ひとつ先輩ですから、71歳。

そういえば吉野さんと同じ学年なんだな~、と思い起こしました。

彼は肩ひじ張ったところがない、気さくな教授よ、と耳打ちしてくれた人もいました。

そう、Iさん、その時、Tシャツと膝までの短パン姿でした。笑















コメント
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