日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

帰路、ずっと記憶に残るだろう中継地ドバイの空港。⑦

2023-06-18 18:17:09 | 旅行・休養
5月31日、アテネからドバイ経由で帰国。
搭乗する飛行機はニューヨーク発でアテネ経由でドバイ着という航路です。私たちはアテネから搭乗してドバイ着。その後ドバイ発関空行きに乗り換えるのです。予定では乗り継ぎに要する時間は約3時間半余り。
このドバイ空港での時間は、私の忘れ物したタブレットが見つかったかどうか判明する大事な時間なのです。
添乗員さんからは「見つかった」という言葉は聞けない。現地と何度も(聞き間違いかもしれないけれど何百回も?、とにかくたくさんの関係者氏と)メールでやり取りをして、こちらの主旨に応じた返信が返ってきている、という実情の説明を受けていました。
そんな彼女、アテネの飛行場で私に「困ったことが起きました」と。「(私たちが搭乗する)飛行機のアテネ到着が1時間以上遅れてい.るのでドバイ着も遅くなり、ドバイにいる時間が短くなるので、忘れ物の確認、取寄せにかかる時間が足りなくならないか。なにせドバイの空港はとてつもなく広いので、日本のようにスムーズな取次ぎをしてくれるかわからない、、、困った~」と。
私は、なんとかと祈るしかない。そして、添乗員さんの手間をできるだけ少なくなるよう配慮するしかありません。
添乗員さんの大事な仕事は旅行者全員を次の乗換飛行機の搭乗手続きの説明と誘導です。
私は、どれだけ遅れていても決して急ぎ足にはならないマイペースのひとり参加の男性(群れるタイプでない)と一緒に歩くようにしました。集合時間を少しでもタイトにできるように。
歩きながら彼に、行きの飛行機の中継地のこの空港で忘れたタブレットを探すことを添乗員さんにお願いしていると話しました。彼も旅の各所でPCを開いていたりしているので、ネット利用しているというのはどういうことかは分かっている人でしょう。
「(タブレットには)大事な情報も入っているでしょう。そんなことだったら、さっさと探さんかい! といって(怒鳴って)やればいいのに」といいました。
「いや、それは違う。添乗員さんの大事な仕事は皆さんを誘導することで、その次が私の忘れ物への対応です」ときっぱり言えました。
この旅行の初期の段階の行き違いで、彼は添乗員さんを怒鳴りつけていました。40代の彼女、20年以上添乗の仕事をしてきたけれど、こんなに怒られたのは初めて、としょげていました。
そんな個性派男性「ハイ、判りました」と返事してくださいました。
添乗員さんの対応が信頼できたし、これ以上の対応は望むべくもない、とずっと思っての旅でした。
その男性「あなたは、(相当困った事態なのに)顔に出ないのですね」とも言いました。

クレジットカードは最低の枚数にして、余分な貴重品は持たないように気を付けていたのに、海外でもWi-Fiが使えることにワクワクしていた部分があったのでしょうね。
余にも軽率なミスが重なって、自分にほとほと呆れました。煩わしい仕事が一つ増えても嫌な顔一つ見せずテキパキと対応してくださった添乗員さんへの信頼が増すばかりの旅でした。

はじめてのひとり参加旅でしたが、ギリシャのことだけでなく多くのことを学びました。
女性のひとり旅さんがもう一人いて行動を共にすることが多かったのですが、「本当に、この旅行で初めて出会ったふたりなんですよ」との説明を何度したことか。以前からの知り合いと勘違いされたのです。笑

タブレットが無事手元に戻ってから、ドバイ発関空行きに搭乗。
感謝でいっぱい。
うな重の和食をチョイスしました。



書きそびれましたが、ガイドさんから聞いた話をここに。
ギリシャの若者(男性)には1年間の兵役の義務があるそうです。兵役免除になる条件はひとつ。ゲイの男性。でも最近はその数があまりにも増えたこともあって、ゲイの男性であっても事務職限定とかで兵役に就かせるようになったとか。
就職してから1年間の兵役で抜けられては困るから、卒業後に1年の兵役を済ませてから就職というパターンが一般的になっている、とのこと。
ウクライナ侵攻について、ギリシャ政府はウクライナ政府を支持していますが、この国の庶民感情的にはロシアよりです、と。
ロシアからの観光客が来なくなり、輸入制限も経済的にはデメリットとか。










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アテネ市内観光。パルテノン神殿へ ⑥

2023-06-18 18:05:10 | 歴史探訪・城巡り
5月30日。アテネ観光。
ホテルからバスでアクロポリスの丘に向かう。ガイドは日本留学経験ありのギリシャ人男性。


古代オリンピック競技場でもあり、クーベルタンの近代オリンピック競技場となった地も訪ねた。写真追加します。
アテネの街中にあるハドリアヌス門の写真(門越しにアクロポリスの丘が見える)も追加予定。






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クルーズ船下船。ミケーネ文明の地へ ⑤

2023-06-18 07:35:27 | 旅行・休養
5月29日船は6時にギリシャ本土のラブリオ港に入港。
下船する日。私たちは早い朝食を船で済ませてからAM7時30分所定場所に集合。
キャビンの利用は午前7時まで。スーツケースは前日の夜23時までにキャビンの廊下に出しておく。よって、手荷物分だけを手元に置いての就寝。
翌朝、ひとり参加の女性が私のドアをノック。目の下にひどい隈を作っている。
スマホが見当たらなくて、一晩殆ど眠れなかった、とのこと。
私も失敗をやらかしているし、出来るだけのサポートをと思って、手元を離れたスーツケースの中という可能性もあるのだけれど、彼女の船室内をもう一度チェックしなおす。
スマホなので架電すれば着信音がするから、と思ったら、知らない人からは着信拒絶になっている、と。では、添乗員さんからかけてもらおうと思いついたのだけれど、私たちのスマホは機内モードにしたままなので、着信はできなくなっている、ともわかる。
結局、下船後にスーツが手元に戻って、中味確認したらスマホも混入していたとのこと。さぞかし気持ちが晴れたことだろう、と思った。よかった、良かった。
わたしの紛失物はいまだに不明中で、気分は、、、、です。

オプショナルツアー『世界遺産エピダウロス、ミケーネ、コリントス運河観光』に参加。
ガイドは長年ギリシャに住む日本人女性。名古屋市中村区出身の木下さん❕というから覚えやすい。ご実家は中村区の太閤通りのお近くだったそうですが、あの太閤関白とはとくにゆかりはないそうです。笑



コリントス運河はペロポネソス半島の付け根にあり、この運河の完成によってエーゲ海とイオニア海がつながりました。古代ローマの皇帝ネロの時代から、運河着工が試みられていましたが、実際に出来上がったのは1889年。スエズ運河を完成させた技術者たちによってだそうです。運河完成により海路200キロの短縮が可能となったと。

サントリーニ島の火山噴火によりミノア文明が衰退し、次にペロポネソス半島のミケーネ文明の発展へとなっていたそうです。
ミノス文明に次いで2番目に古いミケーネ文明の遺跡の見学。
3000年以上崩れずに立っている獅子の門から入りアクロポリスへと登る。きついと思う人は待機で、といわれるが、そういわれると頑張ってしまうタイプ。苦笑 下りの滑りやすいところはちょっとサポートしてもらった。苦笑
世界遺産群をアチコチ回ったわけだけれど、きっと日本ならもっと懇切丁寧な案内看板が設けられているだろうな、と思った。
最低限のワイヤーが設置されているのが関の山。世界遺産のイメージを損なわないような配慮でしょう。
出口のところのトイレ。入り口に若い女性が入れ物を置いて座っている。
有料トイレを経験している私たちは、ココも有料トイレかなと思うのは自然の流れ。
ガイドの木下さん「ここが有料トイレになったという話は聞いたことがない。お金は必要ないはず」と。
先にトイレを利用した人は、コインを入れ物に入れたらしいけれど、私は素通り(苦笑)。
ひとり参加の私の相棒さんは、その女性に「いくら?」と聞いたら、1ユーロと彼女が応えたので、アラ、前のトイレよりは高いわね、と思ったそうです。結局、彼女を手招きして入れる必要がないことを伝えて、彼女もスルーに。
トイレを使わせてもらったのだから、1ユーロを払ってもいいわ、といっていた人もいました。でも、そのお金がトイレを掃除する人にも管理している人にも回らず、ただその女の子のポケットに入るだけなのに、、、、。
👆 も苦笑もののエピソードです。

アテネのホテル着。クルーズ船に乗船前にも宿泊したホテルです。
わたしのクローゼットの忘れ物(衣類)は、ちゃんと保管されてありました。
夕食はホテルの近くのレストランで自由食。
結局9人は連れ立って同じレストランに入って、添乗員さんにメニューを翻訳してもらって頼むことに。
添乗員さんには何から何までお世話になりっぱなしです。💦
殆どの人がパスタ注文。私はリゾット。サラダは二人で一皿注文。パスタは分量過多で残す人多し、私のリゾットはほぼ間食。
2度目のホテルですからちょっと慣れています。私は2人部屋のひとり使いだから狭くはなくて快適でしたが、湯船がなくてシャワーだけのハズレ部屋に当たった人もいました。





 





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