日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

宮尾富美子さんの訃報を聞く。

2015-01-09 12:30:04 | 
ひと世代上の女性作家さん。
彼女の本の何冊かは読んでいる。

彼女の本のタイトルでもある「櫂」の扉にだったか書かれていたフレーズが、いつも頭の中を去来していた。

どんなことがあっても、自分の櫂は自分で握っていなくてはならない、というような文意だった。
人生は、時化があったり、凪があったりだろうけれど、自分を見失なわないためにも、その航路を左右する櫂を話してはならない、ということ。自分を声に出して主張するしないの問題ではなく、せっかく与えられた生なのだから、しっかり生きていこう、と。

そのフレーズに出会ってから、なんども心の中に引っ張り出して、今日まで生きてきている。
感謝の思いがあります。ありがとうございました。
そして、老衰による訃報を聞きました。
                                    合掌



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通勤鞄の中の本 『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫著

2015-01-08 12:33:03 | 
またまた、出会ってよかった、という本。
『資本主義の終焉と歴史の危機』

今、読み中。
長かった16世紀の社会構造、資本主義的発展が産まれて行く解説から、長い21世紀はいかようなる未来につながるのか、という考察。

一学徒、の気分。
「ルネッサンスとは何だったのだろう」や「コンスタンチノープルの陥落」の読後感が消えやらない中の私には、こんな風な富の蓄積が時代をリードしていったと言われると、教室の隅っこで、ウンウンと頷いている、気分になる。

で、これから21世紀に覇者となる国は。。。

昨今、あれがおかしい、これがダメだ、とケンケンガクガク語る中にいるよりも、歴史の流れをといてくれる語り部の前にいることが、心地よい。

学者って、すごいのか、水野氏がすごいのか。
去年のベストセラーだったようですね。
とんと疎いので、今頃ですが、よい本に出会いました。
沢山の人が読者になっているってことも、嬉しいかぎりです。
※ 内容を表記をスルーして、よそ様の感想を貼りつけました。失礼。
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2015年、始動

2015-01-05 20:48:17 | 私の雑感あれこれ
今日が仕事始め。
12月は出産の助っ人やら、パソコンの不具合(変換が遅~い)で、仕事が溜まりっぱなしでハラハラ、イライラでした。
買い替えで見積もりを申し込んだら、機種の在庫がない、との返事で時間切れで年越ししたのでした。
今日は、不便もなく使えました。ほっ。
ま、買い替えの予定ではありますが。

水曜には女子会(新年会、女正月ともいう)。我が家でDVD鑑賞会。笑 
観る映画は「山猫」。3時間の大作です。私、既に2回も見ているから、物好きだなー、と我ながら(
苦笑)1870年頃のシチリア。都市国家の集まり、貴族社会だったところに革命の胎動。イタリア国家の樹立へと向かう様子が描かれている。
その後、雑な私の手料理、ではなくて、季節料理のお店「藤昌」でのコース料理。

木曜は仕事。経理主任としては期限の迫った仕事目白押しです。

金曜はボランティアの例会、その後、新年会は去年に続き2度目の体験です。

昨日の日曜は、午前、午後、とバラの剪定、誘引作業をしました。
大きなオベリスクに絡める2本は、ピエールドロンサール。
アーチの両側に絡める、スパニッシュビューティー2本。
この2種類は、去年は幼木だったのに、今はすっかり立派な枝ぶりなのです。
これが上手く咲くと想像すると、ワクワクなんですが、なにしろ無手勝流ですから、どうなることやら。

ということで(…何が?苦笑)、明日火曜日は、玄関から廊下、リビング、ダイニング、トイレ、のお掃除の日になることでしょう。アッハハ  
これを、私得意のドロナワ、と申します。

せかせかとした日が続くことが、私、なんか気に入ってます。
私を雇ってくれる(必要としてくれる)ところがあることに、感謝しなくてはなりません。

旅行(海外)のダイレクトメールをパラパラめくりながら、こんな長い休暇取れないわ~、と思っている今が「幸い」なんだと思います。
年に1度ぐらいは、取れるようにしたいという魂胆もないわけではないですが。
矛盾?



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初ガーデニング

2015-01-03 12:56:00 | 庭 1月
午前中に青空に誘われて、剪定鋏をもって庭に出ました。
つるバラの剪定&誘引仕事が待っているのです。

数えてみたらつるバラだけで26本!
まだ植えてから1、2年程度で、手間のかからないのが多いのですが、3、4メートル、いやそれ以上に枝を伸ばしているものもあって、ずっと、ひとり思案中(笑)なのです。
つるバラを窓の周りを這わせて、、、というイメージは簡単なのですが、誘引する留め場所がない。外壁に釘などを打ちたくないから。
ワイヤーであっちの雨樋留め具に絡めて、こっちの窓枠の覆いに固定、とか四苦八苦。見栄えよく咲かせるための適切な誘引が出来るかどうか、保留なのです。
支柱バッチリのところは、枝の伸び具合がイマイチだったり、想定通りには行きません。

木立ちのバラは、年末にイージーにですが、バチバチ剪定済み。
本当は、もう少し刈り込んだほうがいいのかもしれませんが、勿体ない、という気持ちで心持ち長めに残してしまいます。…でも昨シーズンよりは思い切ったハズです。

とりあえず「羽衣」1本の剪定誘引しました。
「ゴールドバニー」「ピエールドロンサール」は残っている葉っぱをむしって、剪定。誘引はまだ。朝日が当たるものの日照が十分でないからか、枝の伸びが遅いから誘引に手間はかからない。午後にもしなくっちゃ。

では。






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正月二日は読書三昧。

2015-01-02 18:37:06 | 
なにしろ夫婦のみなので、シンプル極まるお正月です。
タラバ蟹を解凍して食したけれど、残念~。
やっぱり蟹は産地直送便に限ります。ハイ
12月は忙しくって、お取り寄せどころではなかった。思えば、ふぅ~ 状態でした。
今月こそは、例年のお店に紅ズワイガニを注文しよっと。

外は小雪ちらつき雪景色。
暖房を聞かせて読書。
極楽です。

「知的幸福の技術」橘玲 著 幻冬舎出版
昨日今日で読了。
言われてみれば納得、という内容の連続。
「人は常に経済合理性で動いている」というセオリーの事例毎の解説書のようなもの、です。そのものさしで見回すと、結構どの事象も説明が腑に落ちるのです。

先月読んだ
「原発ブラックアウト」※若杉冽 著 講談社出版
の内容も、言ってみれば、個々人の行動の選択肢は、「自分にとってメリットの有無」が基準として一貫していたこともあり、私にとって、更なる説得力をもって読了しました。
※ハードカバー本の帯には、
現役キャリア官僚のリアル告発ノベル!!
「原発はまた、必ず爆発する!」
といった、売らんかな~のセリフが生々しい。
続編の「東京ブラックアウト」と通算して23万部のベストセラーらしい。


「知的幸福の技術」中身のほんの一部を取り上げると

福祉とは、徴収された税をいかに分配するか、という問題であり、福祉を手厚くという層を票田にしている政党が、声を大にして訴えるのも、それが合理的方法だからということ。
税金徴収の累進性はどの国も採用しているが、それが行き過ぎると、高所得の人たちの海外脱出し、国は低税収となり、結局は福祉に回るべきパイも細ってしまう、という現象。

福祉が行き届いている国、例えばドイツなどでは、極右勢力が不法移民の排斥に声高なのは、自分たちの福祉に当てられるべきお金が、不法移民を含めた弱者にまわされると、結果としてこれまで享受してきた福祉のレベルダウンにつながるので、それは阻止したいという思いから発生する。

一尾のお魚を解剖して、ほら、こういう仕組みなんですよ、と説明されているような感覚を持ちました。
経済合理性~か~。
まったく別の本である「原発ブラックアウト」の中の、原発関係者も、東電側も、外郭団体も、それらの役職の上も、下も、自分自身にとっての、損得で行動していた、ということでは一貫していた。

それが人の行動様式のセオリー、そう言われてみるて、腑に落ちている私です。











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新年おめでとうございます。

2015-01-01 08:16:47 | 私の雑感あれこれ
本当に新年?
という空気の中にいます。苦笑
特におせち料理もナシ、なので。
昨晩は、お刺身など贅沢はしましたけれど、ふたりだから、至ってシンプル。

だから、新年早々にブログにむかえたりもします。

こんな穏やかな時期は、あと何年あるのだろう、と思ってしまうほど、今の私は健康でもあるし、恵まれた時期なのだと、つくづく思います。
読みたい本も次々に出てくるのに、読書は至って鈍行。そう、各駅停車でいつ出発することやら、の本も多々有り、状態です。

先日、夫の両親の法事の際の会食時に
「ローマ人の物語」全43巻(文庫本で)の話題をしたら、
義兄は、「それは愉しいね~」と。
彼は、黎明期の日本人、中国から漢字伝来前の、伝達の方法(果たして文字があったものかどうかも含めて)があったはずだ、という話題から、人類太古の時代の話題を語り始めました。
ふふふ、地域の図書館で、その手の本を読破したそうです。勿論退職後。
そんなもので、まだ先行きたくさんの読もうとしている本がある私に、愉しいね~、となったのでしょう。
私が、ずいぶん以前に、太古の時代の物語を書いた「大地の子 エイラ」ジーン・アゥイル(?)を読んだことを持ち出したら、隣で話を聞いていた夫の甥が、興味がある、読んだみたい、と。
なんと、法事に7年ぶりに出席で、久かたぶりで対面した相手なのに、こんな会話で楽しめるなんて、素敵なひとときでした。甥っ子は、既に大学も卒業し、高校の数学教師なのです。つい、ちっちゃい子というイメージで喋ってしまって、「あっ、彼は進学指導もしている教師なんだ!」と頭の中を修正しながらのひとときでもありました。苦笑


知ることは、愉しい。
判ることは、愉しい。
できることは、愉しい。
そして、それが、ひとの役に立つことであれば、更に、愉しい。


そんなふうに日々を送っていきたいものです。

とりとめもない文章を綴る(というか、吐き出す)場があって、幸せものです。
お訪ねくださる方へ、中身がなくってお目汚しになるかも。苦笑

今年もよろしく、お願いします。




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