日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

正月二日は読書三昧。

2015-01-02 18:37:06 | 
なにしろ夫婦のみなので、シンプル極まるお正月です。
タラバ蟹を解凍して食したけれど、残念~。
やっぱり蟹は産地直送便に限ります。ハイ
12月は忙しくって、お取り寄せどころではなかった。思えば、ふぅ~ 状態でした。
今月こそは、例年のお店に紅ズワイガニを注文しよっと。

外は小雪ちらつき雪景色。
暖房を聞かせて読書。
極楽です。

「知的幸福の技術」橘玲 著 幻冬舎出版
昨日今日で読了。
言われてみれば納得、という内容の連続。
「人は常に経済合理性で動いている」というセオリーの事例毎の解説書のようなもの、です。そのものさしで見回すと、結構どの事象も説明が腑に落ちるのです。

先月読んだ
「原発ブラックアウト」※若杉冽 著 講談社出版
の内容も、言ってみれば、個々人の行動の選択肢は、「自分にとってメリットの有無」が基準として一貫していたこともあり、私にとって、更なる説得力をもって読了しました。
※ハードカバー本の帯には、
現役キャリア官僚のリアル告発ノベル!!
「原発はまた、必ず爆発する!」
といった、売らんかな~のセリフが生々しい。
続編の「東京ブラックアウト」と通算して23万部のベストセラーらしい。


「知的幸福の技術」中身のほんの一部を取り上げると

福祉とは、徴収された税をいかに分配するか、という問題であり、福祉を手厚くという層を票田にしている政党が、声を大にして訴えるのも、それが合理的方法だからということ。
税金徴収の累進性はどの国も採用しているが、それが行き過ぎると、高所得の人たちの海外脱出し、国は低税収となり、結局は福祉に回るべきパイも細ってしまう、という現象。

福祉が行き届いている国、例えばドイツなどでは、極右勢力が不法移民の排斥に声高なのは、自分たちの福祉に当てられるべきお金が、不法移民を含めた弱者にまわされると、結果としてこれまで享受してきた福祉のレベルダウンにつながるので、それは阻止したいという思いから発生する。

一尾のお魚を解剖して、ほら、こういう仕組みなんですよ、と説明されているような感覚を持ちました。
経済合理性~か~。
まったく別の本である「原発ブラックアウト」の中の、原発関係者も、東電側も、外郭団体も、それらの役職の上も、下も、自分自身にとっての、損得で行動していた、ということでは一貫していた。

それが人の行動様式のセオリー、そう言われてみるて、腑に落ちている私です。











コメント (2)
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