日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

なんども思い起こして、、、。

2017-01-09 17:49:07 | 家族
旅の楽しみは3度ある。計画する楽しみ。最中の楽しみ。思い出す楽しみ、と。
私も、まさしく、そんな気分をかみしめている。

私は、買い物好きなタイプではない。デパートの商品券をいただいても、つい貯まっていく人、です。
去年の話です。母の100歳祝いの集まりをすることになりました。

私、孫娘のために洋服を奮発しようと思いました。(なんのことはない、デパートで持っている商品券で買うだけですが、、、)
デパートの子供服売り場など行ったことがないので、場違いな感じがムズムズ。
気取った、高級そうなお店がいくつも入っています。

これぞ晴れの日!といった洋服にしようか、普段にも使いまわしがきく洋服にしようか、悩むところです。
ちょっとこれは、と正札を見ると、1万円超が平均バージョン。セットで買うと2万、3万もします。

元気に飛び回る子供用=お洗濯ができる、にしたいのに、こんなデコレーションで大丈夫なのかしら?  とも。
ネットでみる子供服の価格の5倍ぐらいは当然という感覚です。なんだか~、という思いもしましたが、「奮発して買ってやりたい」のですから、絶対1枚は購入確定、という気分で見て回りました。

しゃれたデザイン(手のかかった作り)のワンピースを購入。110㎝サイズですから、畳むとかさばりません。ところが華やかなラッピングで素敵に盛り上げてくれました。

そのプレゼントを渡したのが、11月上旬の東京で。
娘は一緒にショッピングでもと思っていたようでしたが、私のほうが「買い物済」だったので。ショッピングセンター街のプレイランドで遊んで過ごしました。
5歳の女の子が、こんなのをもらってどれほど喜ぶのか、私の勝手のわからないところでもありました(彼女には去年初めて会ったのです)。

11月下旬になると、気温もグッと下がって、、、あ~ぁ、あの洋服じゃあ寒いかしら、と気にしていました。
ま、世の中、思うようにいかないのが常だから、と。あきらめるよう自分に言い聞かせながら。

私と娘の間は、まだ密にアレコレやり取りという関係にはなっていません。
寒かったら別の洋服を着せた、と言われても、「そう、、、、」で終わるところです。

100歳祝いの当日。
ホテルの会場階のロビーで待っていると、○ちゃんはやってきました。
小走りに私に駆け寄って、「ほらっ」と洋服の胸の部分あたりをつまんで見せました。もちろん、格別の笑顔で。

110㎝のサイズはぴったりのようでしたが、首筋はちょっと寒そう。
でも、彼女は、この新品のプレゼントを着てきてくれたのです。そして、いの一番に見せてくれました。

言葉かわさなくても、ニコニコ笑顔で分かります。

下に襟がついたものを重ね着にしたほうがいいかな、と母親心もわきますが、
そんなこと、口にできません。

この正月に、もう一人の娘家族(3歳児、2歳児がいる)が来ました。
その娘が、雑談の中で、こんなことを言いました。

あの時ね、○ちゃん、うちの◎(3歳児)がおばあちゃんと言ったら、「これはワタシのおばあちゃんよ」と返したそうです。
◎クンは、その意味が「?」であり、解らなかったでしょう。まぁ、この年齢は理解不明なことが多々あるから、それはそれでおしまい、の話なんですけれどね。

○ちゃんにしたら、まだ4度目の出会いでしかないのだけれど、しっかりと「ワタシのおばあちゃんなんだよ」とバリアーをはろうとしたそのこころもち、私は嬉しい。

○ちゃんは奇跡の子です。
妊娠初期のママのおなかの中で交通事故に遭い、意識不明で、氏名不詳ながらも、若い女性だからと妊娠検査をしてから投薬治療をスタートしてくださった優れた医療のおかげで、元気に育っている子、なんです。

○ちゃん一家からの年賀状は、100歳祝いの時の我が家と100歳の母の集合写真を使っていました。
去年の今頃は、まだひと目も見たことがなかったのに(写真ではみていた)、もう4度も、会ったのだから、これはなんという幸せ。
そう自分に言い聞かせているところがある。

まだ、商品券それなりに残っているのに、あれからデパートにはいっていない。トホホ


■付記
デパートの子供服の価格って、はたして子育て世代に向けて設定してある値段なのだろうか?
祖父母の財布を想定した価格?
なんだか、経済感覚が違ってきますよ。
デパート以外の店舗だと、靴下4足1000円とか価格破壊かと思われるくらい。お値打ち価格が普通みたいです。



















コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奈良漬は成功しました。笑

2017-01-07 06:51:43 | 私の雑感あれこれ
去年の9月2日に記事にしていた奈良漬、年末に初めてプラスチックの桶から取り出しました。



ハラハラしながら口に。

美味しかった、です!

二つの桶に漬けてあり、たっぷりあるのですが、不味かったらどうしようという不安もあり、、、でした。

嬉しい。
私的には、観光地のお店で売っている漬物に引けを取りません。⇒食べやすい味です。

年末に来た、3歳坊やも細かく刻んでやると、ご飯に混ぜて食べてくれました。

もし、今年もキュウリが豊作で奈良漬をつけるとしても、イージーにしないで、きっちりレシピを見てやる、に限ります。

大根のたくあん漬けの時は、初年度成功しても、翌年は失敗、という経験があるからです。

年末年始来客用に買い込んだ食材がまだあります。

二人きりになったので、奈良漬を添えて、それらの食材を食べていく日々になるでしょう。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新年初記事ですが、、、。

2017-01-03 20:29:57 | 私の雑感あれこれ
あけましておめでとうございます。
皆様、よいお年をお迎えのことと思います。

年末から多忙モードでしたが、帰省客も帰ったので一段落しました。


昨年来、書いておきたいと引きずっていたので、綴っておきます。

観光バスの中から目にした八重山の景色は、収穫期を迎えたサトウキビ、草を食んでいるヤギ、飼育中の群れをなしている黒牛たちでした。
八重山の産業は、サトウキビと観光と牛だそうです。確か順番は3、2、1だったかな。サトウキビよりも、今は「牛」だそうです。

温かいので牧草の調達に有利なこともあって、和牛の飼育に向いていて、子牛のうちに売買されて、やがて松坂牛や神戸牛になるそうです。

放し飼いのようにみえるヤギは祭りのときなどの食用でもあり、地元の人には所有者はしっかりわかっているので、勝手に失敬する不届き者はいないそうです。

こんなに一年中緑緑している風土だと、台風被害さえ工夫すれば、自給自足できるのかな~と、思ったりしていました。

そんな私が、お土産物店の一角にある風土の歴史コーナーで1冊の本を手にしました。クレーのカバーにひらがなが6文字ほどだったことだけを覚えています。夜中に目が覚めて読んでいたのですが、前記事掲載のベットの写真の左側のベットの枕の右側に置いて、忘れてしまったのです。残念。ホテルに問い合わせればあるはずなのですが、、、。1500円でした。トホホ

2003年に複数の郷土史家らによって編纂されたものでした。
100年前の1903年にようやく廃止された人頭税の歴史を記した本でした。人頭税というのは高校時代にヨーロッパ史で教わった記憶がありますが、それと類似の制度が八重山地方に長らくあって、人々の暮らしを苦しめていたという史実は興味深いものでした。税を命ずるのは琉球王府であり、青年、壮年等、年齢によって負荷が異なっており、上布(細い糸で織った反物)での納付など、抜け目なく課された税は重くのしかかり、生活時間も指定されて労働に駆り出されていたようでした。琉球王府はさらに経済がひっ迫すると、八重山一帯を薩摩藩に担保として差し出したとか。江戸期にも、琉球の果ての島々まで、そういう経済の仕組みでがんじがらめだったということは、目からうろこでした。

ぼんやり車窓の光景を目にして思っていた、「多くを望まなければ100年、200年前はのんびり自給自足生活」なんて、ありえなかったのです。

そんな苦しかった先人の暮らしを調査研究しておられた郷土史家の方々の思いが込められた本だったのに、と思うと、なんだか、よりかけがえのない1冊に思えてきて、、惜しい。 ま、私は地元の郷土史に関心を払えばいいのかもしれませんけどね。


<付記>
今日は、帰省客が帰ってから、気になっていたガーデニングをしました。
ニゲラとアングロステンマを植えている大きなプランターの土の水はけが超悪いのか、気になっていたのです。
忙しかった年末年始はシャベルでほぐして、安直な水はけを試みたりしていましたが、はかばかしくなく、大々的に土替えをしてやりました。これで元気を取り戻してほしいものです。










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする