旅の楽しみは3度ある。計画する楽しみ。最中の楽しみ。思い出す楽しみ、と。
私も、まさしく、そんな気分をかみしめている。
私は、買い物好きなタイプではない。デパートの商品券をいただいても、つい貯まっていく人、です。
去年の話です。母の100歳祝いの集まりをすることになりました。
私、孫娘のために洋服を奮発しようと思いました。(なんのことはない、デパートで持っている商品券で買うだけですが、、、)
デパートの子供服売り場など行ったことがないので、場違いな感じがムズムズ。
気取った、高級そうなお店がいくつも入っています。
これぞ晴れの日!といった洋服にしようか、普段にも使いまわしがきく洋服にしようか、悩むところです。
ちょっとこれは、と正札を見ると、1万円超が平均バージョン。セットで買うと2万、3万もします。
元気に飛び回る子供用=お洗濯ができる、にしたいのに、こんなデコレーションで大丈夫なのかしら? とも。
ネットでみる子供服の価格の5倍ぐらいは当然という感覚です。なんだか~、という思いもしましたが、「奮発して買ってやりたい」のですから、絶対1枚は購入確定、という気分で見て回りました。
しゃれたデザイン(手のかかった作り)のワンピースを購入。110㎝サイズですから、畳むとかさばりません。ところが華やかなラッピングで素敵に盛り上げてくれました。
そのプレゼントを渡したのが、11月上旬の東京で。
娘は一緒にショッピングでもと思っていたようでしたが、私のほうが「買い物済」だったので。ショッピングセンター街のプレイランドで遊んで過ごしました。
5歳の女の子が、こんなのをもらってどれほど喜ぶのか、私の勝手のわからないところでもありました(彼女には去年初めて会ったのです)。
11月下旬になると、気温もグッと下がって、、、あ~ぁ、あの洋服じゃあ寒いかしら、と気にしていました。
ま、世の中、思うようにいかないのが常だから、と。あきらめるよう自分に言い聞かせながら。
私と娘の間は、まだ密にアレコレやり取りという関係にはなっていません。
寒かったら別の洋服を着せた、と言われても、「そう、、、、」で終わるところです。
100歳祝いの当日。
ホテルの会場階のロビーで待っていると、○ちゃんはやってきました。
小走りに私に駆け寄って、「ほらっ」と洋服の胸の部分あたりをつまんで見せました。もちろん、格別の笑顔で。
110㎝のサイズはぴったりのようでしたが、首筋はちょっと寒そう。
でも、彼女は、この新品のプレゼントを着てきてくれたのです。そして、いの一番に見せてくれました。
言葉かわさなくても、ニコニコ笑顔で分かります。
下に襟がついたものを重ね着にしたほうがいいかな、と母親心もわきますが、
そんなこと、口にできません。
この正月に、もう一人の娘家族(3歳児、2歳児がいる)が来ました。
その娘が、雑談の中で、こんなことを言いました。
あの時ね、○ちゃん、うちの◎(3歳児)がおばあちゃんと言ったら、「これはワタシのおばあちゃんよ」と返したそうです。
◎クンは、その意味が「?」であり、解らなかったでしょう。まぁ、この年齢は理解不明なことが多々あるから、それはそれでおしまい、の話なんですけれどね。
○ちゃんにしたら、まだ4度目の出会いでしかないのだけれど、しっかりと「ワタシのおばあちゃんなんだよ」とバリアーをはろうとしたそのこころもち、私は嬉しい。
○ちゃんは奇跡の子です。
妊娠初期のママのおなかの中で交通事故に遭い、意識不明で、氏名不詳ながらも、若い女性だからと妊娠検査をしてから投薬治療をスタートしてくださった優れた医療のおかげで、元気に育っている子、なんです。
○ちゃん一家からの年賀状は、100歳祝いの時の我が家と100歳の母の集合写真を使っていました。
去年の今頃は、まだひと目も見たことがなかったのに(写真ではみていた)、もう4度も、会ったのだから、これはなんという幸せ。
そう自分に言い聞かせているところがある。
まだ、商品券それなりに残っているのに、あれからデパートにはいっていない。トホホ
■付記
デパートの子供服の価格って、はたして子育て世代に向けて設定してある値段なのだろうか?
祖父母の財布を想定した価格?
なんだか、経済感覚が違ってきますよ。
デパート以外の店舗だと、靴下4足1000円とか価格破壊かと思われるくらい。お値打ち価格が普通みたいです。
私も、まさしく、そんな気分をかみしめている。
私は、買い物好きなタイプではない。デパートの商品券をいただいても、つい貯まっていく人、です。
去年の話です。母の100歳祝いの集まりをすることになりました。
私、孫娘のために洋服を奮発しようと思いました。(なんのことはない、デパートで持っている商品券で買うだけですが、、、)
デパートの子供服売り場など行ったことがないので、場違いな感じがムズムズ。
気取った、高級そうなお店がいくつも入っています。
これぞ晴れの日!といった洋服にしようか、普段にも使いまわしがきく洋服にしようか、悩むところです。
ちょっとこれは、と正札を見ると、1万円超が平均バージョン。セットで買うと2万、3万もします。
元気に飛び回る子供用=お洗濯ができる、にしたいのに、こんなデコレーションで大丈夫なのかしら? とも。
ネットでみる子供服の価格の5倍ぐらいは当然という感覚です。なんだか~、という思いもしましたが、「奮発して買ってやりたい」のですから、絶対1枚は購入確定、という気分で見て回りました。
しゃれたデザイン(手のかかった作り)のワンピースを購入。110㎝サイズですから、畳むとかさばりません。ところが華やかなラッピングで素敵に盛り上げてくれました。
そのプレゼントを渡したのが、11月上旬の東京で。
娘は一緒にショッピングでもと思っていたようでしたが、私のほうが「買い物済」だったので。ショッピングセンター街のプレイランドで遊んで過ごしました。
5歳の女の子が、こんなのをもらってどれほど喜ぶのか、私の勝手のわからないところでもありました(彼女には去年初めて会ったのです)。
11月下旬になると、気温もグッと下がって、、、あ~ぁ、あの洋服じゃあ寒いかしら、と気にしていました。
ま、世の中、思うようにいかないのが常だから、と。あきらめるよう自分に言い聞かせながら。
私と娘の間は、まだ密にアレコレやり取りという関係にはなっていません。
寒かったら別の洋服を着せた、と言われても、「そう、、、、」で終わるところです。
100歳祝いの当日。
ホテルの会場階のロビーで待っていると、○ちゃんはやってきました。
小走りに私に駆け寄って、「ほらっ」と洋服の胸の部分あたりをつまんで見せました。もちろん、格別の笑顔で。
110㎝のサイズはぴったりのようでしたが、首筋はちょっと寒そう。
でも、彼女は、この新品のプレゼントを着てきてくれたのです。そして、いの一番に見せてくれました。
言葉かわさなくても、ニコニコ笑顔で分かります。
下に襟がついたものを重ね着にしたほうがいいかな、と母親心もわきますが、
そんなこと、口にできません。
この正月に、もう一人の娘家族(3歳児、2歳児がいる)が来ました。
その娘が、雑談の中で、こんなことを言いました。
あの時ね、○ちゃん、うちの◎(3歳児)がおばあちゃんと言ったら、「これはワタシのおばあちゃんよ」と返したそうです。
◎クンは、その意味が「?」であり、解らなかったでしょう。まぁ、この年齢は理解不明なことが多々あるから、それはそれでおしまい、の話なんですけれどね。
○ちゃんにしたら、まだ4度目の出会いでしかないのだけれど、しっかりと「ワタシのおばあちゃんなんだよ」とバリアーをはろうとしたそのこころもち、私は嬉しい。
○ちゃんは奇跡の子です。
妊娠初期のママのおなかの中で交通事故に遭い、意識不明で、氏名不詳ながらも、若い女性だからと妊娠検査をしてから投薬治療をスタートしてくださった優れた医療のおかげで、元気に育っている子、なんです。
○ちゃん一家からの年賀状は、100歳祝いの時の我が家と100歳の母の集合写真を使っていました。
去年の今頃は、まだひと目も見たことがなかったのに(写真ではみていた)、もう4度も、会ったのだから、これはなんという幸せ。
そう自分に言い聞かせているところがある。
まだ、商品券それなりに残っているのに、あれからデパートにはいっていない。トホホ
■付記
デパートの子供服の価格って、はたして子育て世代に向けて設定してある値段なのだろうか?
祖父母の財布を想定した価格?
なんだか、経済感覚が違ってきますよ。
デパート以外の店舗だと、靴下4足1000円とか価格破壊かと思われるくらい。お値打ち価格が普通みたいです。